本文へジャンプ

Hitachi

このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。

2011年5月16日

大学向け学習設計支援システム「UNIPROVE/LE」を提供開始

成績や希望進路など学生のさまざまな情報を一元管理・可視化し、
学生と教職員双方における効率的な学習計画や指導を実現

  株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は、このたび、日立の大学向け情報システムソリューション「IT Solution for Campus」のラインアップに、学習設計支援システム「UNIPROVE/LE」(ユニプルーブ/エルイー)を加え、5月17日から提供を開始します。「UNIPROVE/LE」は、学内の複数システムで保有する成績や希望進路といった学生に関するさまざまな情報を一元管理し可視化することで、学生と教職員双方において、学生の志向や希望進路を考慮した学習計画や指導を効率よく実施できるシステムです。
  本システムでは、学生と教職員のそれぞれに画面を用意しています。学生には、卒業後の進路の希望や、目標設定、さらにその成果を登録できる「ポートフォリオ画面」を提供します。また、その学生を指導する立場の教職員には、各学生の成績や出欠状況、就職の希望や就職活動状況、健康状態などの情報を一元的に参照できる「学生カルテ画面」を提供します。なお、教職員の画面の閲覧は、「アクセス制限機能」により、学部や教員・職員といった職制や権限により、参照範囲を設定できます。
  本システムにより、学生は、自ら設定した目標やその目標に対するこれまでの成果を振り返りながら計画的に学生生活を進められるとともに、その目標を達成するための課題解決に主体的に取り組む能力を養うことができます。また、教職員は、学生の希望を理解した上での適切な指導を検討するための支援システムが得られるため、学生へのさまざまな面での支援体制を強化することができます。

  近年、社会や企業から学生の就職後の資質向上に対する要請が高まっています。これを受けて、大学における学生の社会的・職業的自立につながる能力の育成が求められています。しかし、現状では、学生の能力を継続的かつ定量的に計測する仕組みがないことや、学内の個々のシステムには情報があるものの、それらを一元管理し活用する仕組みがないことから、大学が学生それぞれの状況を正確に把握できないといった課題がありました。また、教職員は授業とその準備や事務などに多くの時間が費やされる場合が多く、学生の将来の進路を考慮した効果的な指導体制の構築に向けた整備が求められています。これらの課題を解決するため、今回日立は、学生・教職員ともに、学生一人ひとりにあった学習計画や指導を効率よく実施できるシステムを開発しました。

  今後も日立は、学内システムの全体最適化をめざした日立の大学向け情報システムソリューション「IT Solution for Campus」の製品やサービスを開発し、提供していきます。

大学向け学習設計支援システム「UNIPROVE/LE」の特長

1. PDCAサイクルに基づいた学習設計可能な学生向け「ポートフォリオ画面」

  学生向け「ポートフォリオ画面」では、学生は卒業後の希望進路にあわせ、各学期の目標設定やそれを実現するためのプロセス策定、目標に対する実績などの評価登録などを行い、プロセスを振り返っての継続的な改善や自己分析へ役立てることができるなど、PDCAサイクルに基づいた学習設計を実施できます。また、システムでは、資格取得や留学といった目的ごとのテンプレートや過去の学生データを参考にした数値目標の目安などを提供するため、目標の設定も容易です。

2. 効率的な学生情報の収集・閲覧可能な教職員向け「学生カルテ画面」

  教職員向け「学生カルテ画面」では、教職員は、学生の成績や出欠状況、就職支援、健康管理システムなど学内の個々のシステムに保有されている情報をまとめて閲覧することができます。これらの情報は、ひと目で把握できるようグラフでも表示できるなど、教職員の学習支援業務の効率化を実現しています。なお、学生の情報を適切に取り扱うため、教職員の区分や学部、学科ごとに参照範囲を設定できる「アクセス制限機能」を搭載しています。また、学生情報を参照した際や、個別に面談を行った際などに気づいたことをコメントとして記録し他の教職員と共有することで、今後の指導に活用することもできます。

3. 既存システムと連携し情報の一元的参照を可能とするSOA型システム

  成績、出欠、就職支援、健康管理など各システムとのデータ連携は、SOA*1に基づいて構築しているため、他社製品を含む既存システムと本システム間でデータを二重に保持・管理する必要がありません。各システムの情報をタイムリーに取得し表示することができるので、システムを運用管理する職員の作業負荷を軽減し、業務効率の向上を実現します。

*1
Service Oriented Architecture : サービス指向アーキテクチャー

大学向け学習設計支援システム「UNIPROVE/LE」の価格・提供開始時期

ソリューション名 価格 提供開始
大学向け学習設計支援システム「UNIPROVE/LE」 個別見積 2011年5月17日

関連情報

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報・通信システム社 公共システム営業統括本部
カスタマ・リレーションズセンタ [担当 : 荒川、米山]
〒136-8632 東京都江東区新砂一丁目6番27号 新砂プラザ

以上

Adobe Readerのダウンロード
PDF形式のファイルをご覧になるには、Adobe Systems Incorporated (アドビシステムズ社)のAdobe® Reader®が必要です。