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Hitachi

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2010年12月2日

データセンター/コンテンツ配信事業者向けサーバの
エントリーブレードサーバ「HA8000-bd/BD10」を強化

SSDとWindows Server® 2008を新たに採用

[画像]エントリーブレードサーバ「HA8000-bd/BD10」

  株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、このたび、データセンター/コンテンツ配信事業者向けサーバであるエントリーブレードサーバ「HA8000-bd/BD10」(以下、「BD10」)に高速なデータアクセスを可能とするソリッド・ステート・ドライブ(以下、SSD)やマイクロソフト株式会社のサーバOSであるWindows Server® 2008を採用するなどの強化を行い、12月3日から販売を開始します。

  近年、クラウドコンピューティングの進展や多機能携帯電話の普及などにより、コンテンツやサービスをインターネットを通じ提供するコンテンツ配信やホスティングなどのビジネスが急拡大しています。こういった背景のもと、日立は42U*1ラック1台に最大320台と業界最高クラスの高密度でサーバブレードを搭載可能としたエントリーブレードサーバ「BD10」を本年7月から提供し、データセンターの設置スペースや消費電力を削減することで、増え続けるIT機器の運用コストの抑制を実現しています。

*1
1Uは44.45mm

  今回、「BD10」内蔵の記憶媒体に、フラッシュメモリを利用することで高速なデータアクセスを可能とするSSDを採用し、SATAハードディスクドライブ(以下、HDD)搭載時と比べデータアクセスの性能を約2.5倍に向上します。これにより、コンテンツ配信事業者は、高精細な画像や動画など大容量データを伴うコンテンツの配信を高速に行うことができます。あわせてサポートOSにWindows Server® 2008を採用することで、Webサーバなどで利用されるWindows®ベースのシステム環境の構築が可能となります。
  これらにより、高いデータアクセス性能が求められる大容量コンテンツの配信基盤やWindows®環境で構築されるホスティング基盤を省スペース、かつ省電力に構築でき、システム全体のTCO(Total Cost of Ownership)を削減します。

  日立は、今後も省電力・高集積なデータセンター環境を実現する製品や構築ソリューションを強化し、日立の総合力を結集したデータセンター事業を積極的に進めていきます。

新製品の特長

1. SSDの採用により、高い処理性能のシステムを実現

大容量なSATA HDDに加え、高速なデータアクセスが可能なSSDをサーバ内蔵の記憶媒体として採用し、SATA HDD搭載時と比べデータアクセスの性能を約2.5倍に向上します。コンテンツ配信事業者は、高精細な画像や動画など大容量データを伴うコンテンツ配信を高速に行うことができます。さらにデータセンター事業者の提供するホスティングサービスでは、従来よりも高いシステム処理性能を求めるニーズに対応できるなど、ホスティングサービスの提供範囲を拡大できます。

2. Windows Server® 2008の採用により、提供可能なコンテンツやシステムの範囲を拡大

今回、「BD10」のサポートOSに、従来のLinux®に加えWindows Server® 2008を採用します。Windows®ベースのシステム構築が可能となることで、コンテンツ配信事業者はWeb配信や検索エンジンなどWindows®基盤で動作するアプリケーションを用いたコンテンツ配信が可能になります。さらに、データセンター事業者は、顧客管理、メールやグループウェアシステムなどWindows®をベースとしたホスティングサービス基盤を提供できるようになります。

3. コストパフォーマンスの高いクライアント統合システムを実現

Windows Server® 2008の採用により、Windows®ベースのシステムである日立のシンクライアントソリューション「セキュアクライアントソリューション」での利用が可能となり、CPUやHDDなどクライアント端末の機能をセンターに集約し効率的な運用管理ができるクライアント統合システムの構築を実現します。これにより、一般的なPCサーバによるシステム*2と比べ、同一のラックスペースあたり8倍となる最大600ユーザーを5Uのベースユニット1台に集約でき、コストパフォーマンスの高いクライアント統合システムを構築できます。またSSDをあわせて利用することで、ユーザーログイン/ログアウト時などデータアクセス負荷が集中する際の処理を高速化し、より多数のユーザーを集約することができます。これにより、省スペースなクライアント統合システムを構築できます。

*2
「HA8000/RS110」5台で構築したシステムと、「BD10」1ベースユニット(いずれも5U)とを比較。いずれもアプリケーションを仮想化・集約するCitrix® XenAppTM(32bit版)を搭載した場合

エントリーブレードサーバ「HA8000-bd/BD10」の価格と出荷開始時期

製品名 形状 価格 出荷開始
時期
「HA8000-bd/BD10」
SSD搭載
サーバブレード 32万250円〜
(税抜30万5,000円〜)
2010年
12月20日
「HA8000-bd/BD10」
Windows®プレインストール
サーバブレード 27万900円〜
(税抜25万8,000円〜)

関連情報

「セキュアクライアントソリューション」について

「セキュアクライアントソリューション」は、セキュリティPC「FLORA Seシリーズ」やクライアントPCの機能をブレード型の装置に集約したクライアントブレード「FLORA bdシリーズ」、サーバなどを組み合わせて実現するシンクライアントソリューションです。クライアントPCの抜本的な情報漏えい対策が可能なほか、管理の集約によりTCOを削減します。詳細は、下記リンクをご覧ください。

他社商標注記

  • Citrix、XenAppは、Citrix Systems, Inc.の米国あるいは他の国における登録商標または商標です。
  • Microsoft、Windows、Windows Serverは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
  • Windows®の正式名称は、Microsoft® Windows® Operating Systemです。
  • Linuxは、Linus Torvalds氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です。
  • 記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

お問い合わせ先

HCAセンター
電話0120-2580-12
利用時間9:00〜12:00、13:00〜17:00(土・日・祝日を除く)

以上

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