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2010年10月18日

日立と米国ジョンソンコントロールズ社が
先端蓄電分野での提携に向けて検討を開始

  株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)および米国Johnson Controls, Inc.(最高経営責任者 : Stephen A. Roell(ステファン・A・ロール)/以下、ジョンソンコントロールズ社)は、今般、先端蓄電分野における提携に関する覚書き(MOU)に調印し、長期的な事業運営の構想と先端蓄電分野への取り組みについて合意しました。今後、両社は蓄電分野で、リチウムイオン電池をはじめとする先端蓄電製品とシステムに関する、研究開発、調達、生産、マーケティング、販売、国際標準化などの分野における協業を検討していきます。

  日立の電池システム社社長兼CEOの角田義人は次のように述べています。
  「世界経済の持続的な成長のために、効率的な蓄電技術の導入が社会の様々な分野から望まれている現在、日立は“社会イノベーション事業”と、それを支える先端蓄電システムを含むキーデバイスにリソースを傾注しています。われわれは、ジョンソンコントロールズ社との強固で実りある提携により、両社が先進的で競争力のある蓄電池と関連するサービスを提供できると確信しています。」

  日立グループは、2000年に世界に先駆けて、安全で高性能かつ長寿命な自動車用リチウムイオン電池の量産を開始し、その後、商業用ハイブリッドバス・トラックを中心に、鉄道車両等の用途も含めて累計120万セル*以上の電池を市場に投入してきました。日立はリチウムイオン電池を、日立が注力している“社会イノベーション事業”を支えるキーデバイスとして位置づけており、鉄道、建設・産業機械、電力貯蔵用などの“社会イノベーション事業”分野での適用をさらに拡大していきます。また、日立は制御と組み合わせた電池システムとして最適なソリューションをお客様に提供していきます。

  ジョンソンコントロールズ社パワーソリューション部門社長アレックス・A・モリナローリは次のように述べています。
  「先端的なエネルギー貯蔵産業を真の成功に導くためには、研究開発から商品化まで幅広い分野での継続的な取り組みが求められます。ジョンソンコントロールズ社と日立が相互の強みを結集することによって、成長がめざましいエネルギー貯蔵産業の方向性を形作り、その発展を先導していきます。」

  米国ウィスコンシン州ミルウォーキーに本社を構えるジョンソンコントロールズ社は、自動車用内装部品やビルのエネルギー管理、自動車用バッテリーの分野でのグローバルリーダーであり、「フォーチュン100」に選ばれた企業のひとつです。

*
2010年10月時点。

ジョンソンコントロールズ社について

  ジョンソンコントロールズ社は、世界150カ国以上の顧客を有する、多様な技術をもったグローバルリーダーです。13万人の従業員が、自動車用の鉛蓄電池、ハイブリッド自動車および電気自動車向けの先端的蓄電池、自動車用内装部品およびシステムなど、エネルギーやビルの運営効率を最適化する、品質の高い製品、サービス、およびソリューションを提供しています。ジョンソンコントロールズ社の持続可能な経済への取り組みは、1885年の世界初のサーモスタットの発明まで遡ります。ジョンソンコントロールズ社は、自社の成長戦略およびマーケットシェアの拡大を通じ、株主と顧客に対して価値を提供していきます。

  ジョンソンコントロールズ社のパワーソリューション部門は、ハイブリッド自動車および電気自動車向けの鉛蓄電池分野におけるグローバルリーダーです。ジョンソンコントロールズ社は世界中の自動車向け鉛蓄電池の3分の1以上の電池を、主要な自動車メーカーおよびアフターマーケットの小売業者に対して、30箇所の生産拠点から提供しており、革新的な電池の提供により、ハイブリッド自動車および電気自動車向けの先端的なバッテリー産業を構築していきます。ジョンソンコントロールズ社の持続可能な経済への取り組みは、卓越した技術力、製造、およびリサイクル能力によって証明されます。

以上

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