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Hitachi

このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。

2010年9月28日

エンタープライズディスクアレイシステム
「Hitachi Virtual Storage Platform」、
ストレージ管理ソフトウェア「Hitachi Command Suite 7」を
全世界で販売開始

同時に、新ストレージソリューションビジョン
「Data Drives Our World and information is the new currency」を策定

[画像]エンタープライズディスクアレイシステム「Hitachi Virtual Storage Platform」

  株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は、このたび、企業データのさらなる有効活用と約30%のTCO(Total Cost of Ownership)削減を可能とするエンタープライズディスクアレイシステム「Hitachi Virtual Storage Platform(日立バーチャルストレージプラットフォーム)」(以下、「VSP」)とストレージ管理ソフトウェア「Hitachi Command Suite 7(日立コマンドスイートセブン)」を製品化し、本日から全世界で販売を開始します。さらに、ストレージ仮想化機能を活用したシステム構築や運用などによりストレージのシステムライフサイクル全体を支援する「Hitachi Virtual Storage Service(日立バーチャルストレージサービス)」も合わせて提供を開始します。
  また同時に、膨大なデータから価値ある情報を創出する新ストレージソリューションビジョン「Data Drives Our World and information is the new currency」(データは世界を動かす そして、情報は新しい価値を生み出す)を策定します。本ビジョンのもと、日立は、今回発表した新製品やサービスを核として、データの有効活用やTCO削減の実現により企業競争力を向上するストレージソリューションを提供していきます。

  情報社会の進展やクラウドコンピューティングの普及とともにデータは爆発的な増加を続けており、企業は膨大なデータを有効活用し、成長戦略へ繋げることが求められています。そのため、増え続けるデータを効率よく保管する仮想化・自動化技術やクラウド環境での利用に適した高い柔軟性、拡張性を持ったストレージシステムが強く求められています。

  このような背景のもと、製品化した「VSP」は、企業の基幹システムやデータセンタなど幅広いシステムで利用できる高い処理能力や拡張性、信頼性を持つエンタープライズディスクアレイシステムです。新たに実現したストレージ階層仮想化機能「Hitachi Dynamic Tiering(日立ダイナミックティアリング)」は、フラッシュメモリを活用し高速データアクセスが可能なSSD*1や高性能なSAS*1ハードディスクドライブ(以下、SAS HDD)、大容量なSATA*1ハードディスクドライブ(以下、SATA HDD)などのストレージ階層(記憶媒体)を仮想化し、業務に応じて自動的に、アクセス頻度が高いデータは高速な記憶媒体に、そうでないデータは大容量の記憶媒体に格納できます。これにより、ストレージ階層を意識した性能設計が不要となるとともにアクセス頻度に応じた効率的なストレージ階層の利用が可能となるため、ストレージの性能向上とコスト低減の両立を実現します。加えて、ユーザーのストレージ要件やニーズに応じて処理性能、容量などを柔軟に拡張できる「3Dスケーリング構造」を実現しました。これにより、新規事業などの初期投資抑制が求められるシステムから大規模データセンタ環境まで、規模や業務特性などに応じて幅広いストレージインフラを構築できます。
  またストレージ管理ソフトウェア「Hitachi Command Suite 7」は、コストや性能などの業務要件を踏まえ、ストレージ階層仮想化機能と連携したシステム運用やデータセンタの一元管理ができる「ダッシュボード」画面を新たに提供し、システムの運用管理コストの低減を実現します。さらに、「Hitachi Virtual Storage Service」により、仮想化に関連する幅広い機能を活用しユーザーの業務特性やシステム規模に応じてシステム構築・運用でき、ストレージ仮想化による付加価値を最大化できます。

*1
SSD : Solid State Drive、 SAS : Serial Attached SCSI、 SATA : Serial Advanced Technology Attachment

  日立は、今回策定した新ビジョンのもと、今後も金融や製造などのさまざまな分野に、膨大なデータから価値ある情報を創出する企業活動を支援するストレージソリューションの提案、導入を積極的に進めていきます。

今回発表する製品・サービスの主な特長は以下の通りです。

エンタープライズディスクアレイシステム「Hitachi Virtual Storage Platform」

1. ストレージ階層仮想化機能「Hitachi Dynamic Tiering」

業務アプリケーションから読み書きされるデータをアクセス頻度などに応じ、自動的にSSDやSAS HDDなどの適切なストレージ階層に割り当て格納できるストレージ階層仮想化機能「Hitachi Dynamic Tiering」を提供します。これまで行っていたストレージ階層を意識した性能設計やデータ管理を不要とし、システム構築・運用負荷を軽減できます。また、ストレージ階層仮想化機能は、ストレージシステム容量の管理単位である論理ボリュームよりも小さな42MB(メガバイト)のブロック単位でアクセス頻度を監視し、割り当てることにより、ストレージ階層の効率的な利用が可能となりコストパフォーマンスの向上につながります。

2. 「3Dスケーリング構造」

今回、ユーザーのシステム要件やニーズなどに応じ、処理性能や容量を柔軟に拡張できる「3Dスケーリング構造」を実現しています。

(1) スケールアップ
ストレージ装置に搭載するプロセッサーやポート*2、HDDなどを、性能向上や容量拡張を行うために、それぞれ独立に追加・拡張することができます。システムを小規模で導入し、ビジネス成長に応じて段階的に拡大できるため、新規事業や成長事業を支えるストレージシステムとして、高い投資対効果を実現します。
(2) スケールアウト
ストレージ装置の処理を担うコントローラ2台を連結し1台のシステムとして利用することができます。これにより、大規模なデータセンタ環境や金融の基幹系システムなど、高性能、大容量が求められるシステムの投資対効果を向上します。
(3) スケールディープ
1台の「VSP」に、他社も含めた異機種ストレージ装置を最大255PB(ペタバイト)まで接続し統合管理できるため、動画やメールなどの急増する非構造データの大量保存にも対応できます。

3. コントローラの強化

コントローラ内部において、サーバなどからの接続ポートとプロセッサーとの接続を独立させ、複数プロセッサーへデータアクセス負荷を分散することが可能となります。プロセッサーのデータ処理量を平準化できるため、特定ポートへデータ書き込みが集中した場合やアクセス負荷予測が困難な仮想化サーバとの接続環境でも、安定した高い処理性能を維持することができるほか、従来製品*3と比べシステム性能を約2.3倍に向上します。

4. 省電力な2.5型のSSD/SAS HDDの採用

従来採用していたファイバチャネルHDDと同じ3.5型のSAS HDDに加え、より小型かつ省電力な2.5型のSSD/SAS HDDの搭載が新たに可能となります。これにより、ストレージシステムの消費電力を従来製品*3と比べ約50%*4低減します。

*2
ポート : サーバなどから書き込まれるデータをプロセッサーに渡す機構
*3
従来製品 : 2007年5月に製品化したエンタープライズディスクアレイシステム「Hitachi Universal Storage Platform V」
*4
2.5型HDD最大構成時

ストレージ管理ソフトウェア「Hitachi Command Suite 7」

1. 業務特性に応じたストレージ階層仮想化環境の有効活用が可能

コストや性能などの業務要件を踏まえ、「Hitachi Dynamic Tiering」と連携したシステム運用が可能です。高性能が求められる業務にはSSDやSAS HDDを中心とした構成のストレージ階層仮想化環境を、コスト抑制が求められる業務にはSATA HDDを中心とした仮想化環境を割り当てるなど、業務特性に応じたストレージ資産の有効活用を実現します。

2. データセンタ全体のストレージ装置を一元的に管理できる「ダッシュボード」

ストレージ装置の稼働状況を一画面で管理できる「ダッシュボード」を新たに実現し、従来製品*5比40倍となる100万個のボリュームを1台の管理サーバで一括管理できます。システム全体の稼働状況を踏まえた上で個別装置の運用ポリシーを検討できるとともに、ビジネス拡大に応じたシステム拡張にも対応でき、大規模なクラウド環境などのデータセンタ全体のストレージシステムを一元的に管理できます。

*5
従来製品 : 2007年5月に製品化したストレージ管理ソフトウェア「Hitachi Storage Command Suite 6」

3. 容易、かつ迅速なシステム運用を実現

ストレージ装置の管理に必要な構成情報を収集するため、従来、個別の業務サーバごとにエージェントをインストールする必要がありましたが、今回、エージェントをインストールせずにストレージ装置を管理することが可能となります。このため、業務サーバの追加に伴う設定作業を迅速にし、ビジネス規模の拡大に対応して、柔軟、かつ容易にシステム拡張できます。また、ストレージ構成を設定するGUI(Graphical User Interface)を強化し、接続ホストやボリューム数、容量を指定するだけで、自動的に接続ポートなどの詳細設定ができるため、ストレージ管理者の作業負担を軽減します。

ストレージサービス「Hitachi Virtual Storage Service」

「Hitachi Virtual Storage Service」は、ストレージシステムの検討・設計・構築・運用から次期システムの検討まで、システムライフサイクル全体を支援するサービスです。「VSP」で実現したストレージ階層仮想化を含め、ストレージ仮想化機能全般に対し、新たに以下のサービスの提供を開始します。

1. 「エコノミックスサービス (Hitachi Storage Economics service)」

「VSP」導入時にストレージ仮想化機能を適用した場合のコスト低減効果を算出して報告します。

2. 「アセスメントサービス (Hitachi Virtualized Storage Assessment service)」

ユーザーが利用する現状のストレージ環境の調査を実施し、その結果に基づき「VSP」のストレージ仮想化機能を活用したストレージシステム構成を提案します。

3. 「ストレージ仮想化設計・構築サービス
(Hitachi Virtualized Storage Design & Implementation service)」

「VSP」のストレージ仮想化機能を活用したストレージシステムの詳細設計・構築を行います。

4. 「維持運用サービス (Hitachi Storage Managed service)」

「VSP」の稼働状況レポートの定期的な提供、ストレージの構成変更など、ストレージシステムの維持運用を支援します。

今回発表した製品・サービスの価格・出荷(提供)時期(国内)

1. 「Hitachi Virtual Storage Platform」

名称 概要 価格(税込) 出荷時期
Hitachi Virtual
Storage Platform
(ハードウェア)
エンタープライズアレイ
ファイバチャネル8ポート〜、
システム物理容量約718GB〜
7,715万2,950円〜 2010年
10月4日
Hitachi Dynamic
Tiering Software
(プログラムプロダクト)
ストレージ階層仮想化機能 220万5,000円〜

2. 「Hitachi Command Suite 7」

名称 概要 価格(税込) 出荷時期
Hitachi Device
Manager
タスク指向のGUIによって、データセ
ンタ内のさまざまなストレージの設定
を一元管理することで、ストレージの
構築・管理を効率化
8万4,000円〜 2010年
10月29日
Hitachi Tiered
Storage Manager
業務要件に応じてストレージ階層間で
データを透過的に再配置することで、効
率的なストレージリソースの活用を支援
55万6,500円〜
Hitachi Replication
Manager
レプリケーション機能の設定、アプリ
ケーションと連携したオンラインバック
アップ、稼働監視を一元管理すること
で、効率的かつ確実なデータ保護運用
を支援
74万5,500円〜
Hitachi Tuning
Manager
仮想サーバからストレージボリューム
までの性能・容量情報を関連付けて監
視・分析・予測することで、ストレージ
システムの安定稼働を支援
15万5,400円〜
Hitachi Dynamic
Link Manager
サーバ・ストレージ装置間のデータ入
出力パスの負荷分散や障害時の自動
切替により、データアクセスの可用性
を向上
10万800円〜 2010年
10月4日

3. ストレージサービス

名称 概要 価格
(税込)
出荷時期
「エコノミックスサービス」
Hitachi Storage Economics
service
「VSP」導入時にストレージ仮想化機能
を適用した場合のコスト低減効果を算
出して報告
個別
見積
2010年
10月4日
「アセスメントサービス」
Hitachi Virtualized Storage
Assessment service
現状の顧客ストレージ環境の調査に基
づき、「VSP」のストレージ仮想化機能
を活用したストレージシステム構成を
提案
「ストレージ仮想化設計・
構築サービス」
Hitachi Virtualized Storage
Design & Implementation
service
「VSP」のストレージ仮想化機能を活用
したストレージシステムの詳細設計・
構築
「維持運用サービス」
Hitachi Storage Managed
service
「VSP」の稼働状況レポートの定期的な
提供、ストレージの構成変更など、
ストレージシステムの維持運用を支援

関連情報

他社商標注記

記載の会社名および製品名は、各社の商標もしくは登録商標です。

お問い合わせ先

<Hitachi Virtual Storage Platform>

株式会社日立製作所 情報・通信システム社
RAIDシステム事業部 事業企画本部 製品企画部 【担当 : 鋤柄(すきがら)、真田】
〒250-0872 神奈川県小田原市中里322-2
TEL : 0465-49-1111(大代表) 内線5798、5760

<ストレージ管理ソフトウェア>

株式会社日立製作所 情報・通信システム社
ソフトウェア事業部 企画本部 計画部 【担当 : 山本、小川】
〒244-8555 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地
電話 : 045-881-7161(大代表) 内線2915

<ストレージサービス>

株式会社日立製作所 情報・通信システム社 プラットフォームソリューション事業部
〒140-0013 東京都品川区南大井六丁目26番3号(大森ベルポートD館)

以上

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