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Hitachi

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2010年8月5日

ポーランド初の電力会社向け脱硝装置を受注

  株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西宏明/以下、日立)は、このたび、ポーランド共和国(以下、ポーランド)の建設会社のエネルゴモンタージュポルノック社(Energomontaz Polnoc S.A/以下、EMP社)と共同で、スウェーデンのバッテンフォール社(Vattenfall AB)の子会社であるバッテンフォールヒートポーランド社(Vattenfall Heat Poland S.A.)から、ワルシャワ近郊で運転中のシェキエルキ熱併給発電所(Siekierki Combined Heat and Power Plant)10、11、14、15号機向けに、排気ガス中の窒素酸化物(NOx)を除去する脱硝装置を受注しました。本脱硝装置はポーランドの電力会社向け脱硝装置納入契約で最初に契約発効となるものです。契約金額は、総額約40億円で、2012年以降、順次納入する予定です。

  欧州では、2016年1月より、火力発電所から排出される窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)の規制強化が決定しており、欧州各国の電力会社は脱硝・脱硫装置を追加設置するなどの対策を進めています。

  日立は、子会社であるバブコック日立株式会社(取締役社長 : 脇野 哲郎)にて、1960年代から脱硝および脱硫装置を製造しており、脱硝装置については、独自に開発した板状触媒の性能が高く評価されているほか、脱硫装置については、ポーランドのコゼニッチェ発電所4~10号機に納入するなど、世界各国の火力発電所で採用されています。

  今回日立が脱硝装置を納入するシェキエルキ発電所は、ワルシャワ市内南西部に位置し、15基合計で発電出力622MWe(メガワットエレクトリカル)、熱供給2,014MWt(メガワットサーマル)の石炭焚き熱併給発電所です。日立が納入するのは、同発電所の10、11、14、15号機(4基合計で発電出力441MWe、熱供給768MWt)に追加設置する脱硝装置です。日立は、脱硝触媒の優れた性能に加え、ポーランドにおける脱硫装置の実績が評価され、今回初めてポーランドの電力会社から脱硝装置を受注しました。バブコック日立が、脱硝装置の設計、主要機器の製作・納入、プロジェクトマネジメント、試運転を担当し、EMP社が土木建築や据付工事、一部の機器製作を行います。

  日立は、今後も世界的な環境規制強化に伴う需要に対応し、積極的に事業展開を行い、優れた環境対応技術を通じて地球環境の保全に貢献していきます。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 電力システム社 国際電力営業本部 欧州部 [担当 : 満山、奈須]
〒101-8608 東京都千代田区外神田一丁目18番13号
電話 03-4564-6144 (直通)

以上

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