ニュースリリース

新たに体系化した日立統合製造管理ソリューション
「ProductNEO」シリーズに、倉庫に関する各種業務を支援する
「ProductNEO/WMS」を追加し、提供開始

  株式会社日立製作所(執行役会長兼執行役社長:川村 隆／以下、日立)は、これまで化学・食品業などのプロセス産業向けを中心に、製造管理システムを構築するソリューションとして提供してきた「ProductNEO」(プロダクトネオ)シリーズを、このたび、製造業全般向けに、生産管理や設備制御、工場の維持管理といった業務のほか、生産性や環境・省エネなどの活動の評価・分析まで、工場全体のさまざまな業務情報の統合管理を支援するシステムを構築し、「工場基幹系システム」を実現する日立統合製造管理ソリューション「ProductNEO」シリーズとして新たに体系化し、11月25日から提供を開始します。
  今回の体系化にあわせ、「ProductNEO」シリーズのラインアップに、部品・製品の入出庫管理をはじめ、自動倉庫管理システムなどとの連携による入出庫予定の発行処理など、倉庫に関する各種業務を支援し、作業効率の向上と現場状況のリアルタイムな管理を実現する、倉庫管理システム「ProductNEO/WMS」(プロダクトネオ/ダブリューエムエス、以下、PNEO/WMS)を追加し、同じく11月25日から提供を開始します。

  今回、提供を開始するPNEO/WMSは、部品などの入荷から製品の出荷までの倉庫における基本業務の管理を支援する基本モジュールと、電子記録や監査証跡などのセキュリティ関連の業務をはじめ、自動倉庫管理システムなどとの連携機能を提供するオプションモジュールで構成されています。基本的な倉庫管理業務が用意されている基本モジュールに無い独自業務がある場合は、別途カスタマイズで追加できるほか、オプションモジュールの活用により、既存のハンディターミナルシステムや自動倉庫管理システムなどとの連携も柔軟に実現できるため、迅速かつ低コストで、自社に最適な倉庫管理業務システムの導入が可能となります。そのため、PNEO/WMSを導入することで、物流現場におけるヒューマンエラーによる誤作業防止ができるほか、作業効率や作業品質、そして作業精度といった作業生産性の向上を支援します。

  日立は今後、「ProductNEO」シリーズにおいて、さまざまな業務システムに対応したソリューションを追加していくほか、日立が持つ製造業としてのノウハウを加えた、工場全体のさまざまな業務情報の統合管理を支援する、より付加価値の高いソリューションを、大規模から小規模の製造業向けに幅広く提供していきます。
  なお、「ProductNEO」シリーズならびにPNEO/WMSは、11月25日(水)〜28日(土)、東京ビッグサイトで開催される「システム コントロール フェア 2009」に出展、紹介します。

倉庫管理システム「ProductNEO/WMS」の特徴

1.モジュール構成により、迅速かつ低コストでの導入が可能

PNEO/WMSで提供する基本モジュールにより、部品などの入荷から製品の出荷までの倉庫における基本業務を管理する業務システムを提供します。在庫管理などはロット別やロケーション別に一元管理できるなど、管理精度の向上が実現できます。また、さまざまな統計管理機能(製品別ABC分析、人時生産性管理)により、最適な在庫や人員の配置のほか、入出庫・保管動線の整流化などの業務改革も支援します。また、必要な独自機能がある場合は、その部分を基本モジュールにカスタマイズで追加できます。

2.照合作業の単純化で現場負担を軽減できるほか、作業効率や作業精度なども向上

出荷時などには、ハンディターミナルなどの無線端末を利用し、作業指示書の内容と製品ラベルの照合(製品、数量、ロットなど)を行うため、照合作業の単純化により、現場の作業負担を軽減できるなど、製品知識や経験の少ない作業者でも効率よく作業ができます。さらに、目視での照合に比べてヒューマンエラーによる誤作業を防止できるため、倉庫における管理業務の作業効率や作業品質、そして作業精度なども向上します。また、部品などの入荷から製品の出荷までの作業進捗状況などを一元管理できるので、倉庫内の部品や製品の動きと情報の動きがリンクして、作業進捗状況や製品のトレース情報などをリアルタイムに把握できます。また、突発的な作業予定変更、作業の遅延や漏れ、トラブル発生などをいち早く把握でき、迅速かつ適切な対応が可能になります。

3.自動倉庫管理システムなど既に導入済みの外部管理システムとの連携が可能

既存システムとして導入済みの自動倉庫管理システムやハンディターミナル、PDAなどの無線端末なども、オプションモジュールで提供する連携機能により、各機器への作業指示発行や実績自動収集などが実現できます。また、特定操作に対する承認といった承認機能や電子記録の保護や監査証跡などを保持する電子記録/セキュリティ機能などもオプションモジュールで備えているため、製薬業での利用も可能です。

価格及び提供開始時期

製品名	価格	提供開始時期
倉庫管理システム「ProductNEO/WMS」 - 基本モジュール - オプションモジュール	個別見積	2009年11月25日

関連情報

• 日立統合製造管理ソリューション「ProductNEO」シリーズに関するホームページ
• 「システムコントロールフェア2009」に関するホームページ

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お問い合わせ先

株式会社日立製作所 情報制御システム社 電機制御システム本部
産業制御システム設計部 [担当:田中、浜本]
〒101-8608 東京都千代田区外神田一丁目18番13号 秋葉原ダイビル
TEL : 03-4564-3790 (ダイヤルイン)

以上