ニュースリリース

医薬品製造工場向け製造管理システム「HITPHAMS」と
SAPのERPとを連携する「HITPHAMS ERP Adapter Ver1.0」を提供開始

  株式会社日立製作所(執行役社長:古川 一夫／以下、日立)は、このたび、医薬品製造工場向け製造管理システム「HITPHAMS」(ヒットファムス)において、SAPジャパン株式会社(代表取締役社長:ギャレット・イルグ／以下、SAPジャパン)のERP*1との連携を実現するソフトウェア「HITPHAMS ERP Adapter Ver1.0」を開発しました。今回、SAP NetWeaver認定を受けた「HITPHAMS ERP Adapter Ver1.0」を「HITPHAMS」のソリューションメニューに追加し、1月20日から提供を開始します。

*1

ERP (Enterprise Resource Planning) : 受注・販売管理、在庫管理、生産管理、会計といった企業内における基幹業務をサポートする統合業務パッケージ

  日立の「HITPHAMS」は、医薬品製造業において、原薬製造プロセスから製剤プロセスまでのシステム化を実現したMES*2ソフトウェアパッケージです。医薬品のGMP*3にて要求されている製造指図管理や製造実績管理記録を中心に、高品質かつ高信頼な医薬品づくりに向けた厳格な製造管理システムを構築できるもので、これまで大規模から小規模まで100システムを超える導入実績があります。

*2

MES (Manufacturing Execution System) : 製造現場の情報システムを活用した、製造実行システム

*3

GMP (Good Manufacturing Practice) : 医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準

  今回、提供を開始する「HITPHAMS ERP Adapter Ver1.0」は、ERPなどの基幹システムと製造管理システムとをつなぐ国際標準のインターフェースであるANSI/ISA95に準拠したソフトウェアで、「HITPHAMS」とSAPのERPとの連携を容易に実現します。そのため、「HITPHAMS」で管理されている生産管理情報や製造実績といった製造現場の状況を、ERP側で把握することが可能となります。これにより、経営層の決断を生産計画情報として製造現場へ瞬時に反映するなど、より機敏な製造管理を実現することで、製造現場における生産性の向上を実現します。

  日立は、「HITPHAMS」において、今後もさまざまなシステムやソリューションを追加していくほか、今回の「HITPHAMS ERP Adapter Ver1.0」を用いたMESとERPとの連携など、より付加価値を高めるソリューションを、国内外の大規模から小規模の医薬品製造業向けに幅広く提供していきます。

価格及び提供開始時期

製品名	価格	提供開始時期
医薬品製造工場向け製造管理システム「HITPHAMS」 - 「HITPHAMS ERP Adapter Ver1.0」	個別見積	2009年1月20日

関連情報

• 「HITPHAMS」に関するホームページ

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