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2009年1月8日

「機器組み込み用小型指静脈認証ユニット」を提供開始

従来機比で4分の1以下に小型化し、ロッカーや金庫などの機器への搭載を容易に実現

[画像]「機器組み込み用小型指静脈認証ユニット」

  株式会社日立製作所(執行役社長:古川 一夫/以下、日立)は、このたび、さまざまな機器の認証装置として組み込むことが可能な「機器組み込み用指静脈認証ユニット」のラインアップに、従来機比*1で4分の1以下と、大幅な小型化を実現した「機器組み込み用小型指静脈認証ユニット」*2を追加し、ロッカーやキャビネット、保管庫、金庫、専用端末などを開発・製造する機器メーカーを中心に、1月9日から提供を開始します。
  今回、指静脈を撮影するカメラ部と、指静脈データのパターン化から認証・照合までを行う処理回路を小型化し、さらに光(近赤外線)の照射を指の左右の斜め下から行う構造とすることで、装置全体の小型化に成功しました。これにより、小さなサイズの扉や複数の扉などがある機器にも、指静脈認証装置を容易に組み込むことが可能となります。また、本製品は、認証を行う際の指静脈の撮影から指静脈の登録データとの認証・照合までが、装置内で処理できます。さらに、電源投入から約1秒で起動できるため、待機電力を抑えた省電力化を図ることが可能です。こうした特長により、組み込む機器自体の処理性能などに影響することなく、高いセキュリティレベルを実現する指静脈認証装置が搭載できます。

*1
機器組み込み用指静脈認証ユニット(PCT-KCA5000,PCT-KCB5***)との比較
*2
日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社との共同開発製品です。

  日立は今後もさらに、ロッカーや保管庫、金庫、専用端末などのセキュリティ製品を提供する機器メーカ−との協業を積極的に進め、さまざまな用途での指静脈認証技術の適用と、その普及・促進に努めていきます。

価格及び提供開始時期

製品名 価格 提供開始時期
機器組み込み用小型指静脈認証ユニット 個別見積 2009年1月9日

本製品を含む指静脈認証装置の販売目標

  • 50万台(2008年度から2010年度末までの累計台数)

日立の指静脈認証技術について

  指静脈認証技術は、日立が開発した生体認証技術で、体内にある指の静脈パターンを認証するものです。指静脈は体内にある情報であり、成りすましや偽造が極めて困難です。指に光を透過させて、静脈画像を撮影する透過光方式を採用しており、形状が複雑な細かい静脈まで取得が可能で、直接センサ部に触れることなく高い認証精度を持ちます。さらに、肌表面の状態(湿気、乾燥など)の影響を受けにくい特長があります。また、装置もコンパクトで、ATMの本人認証、PCログインや入退室管理の他にも自動車などさまざまな分野への応用が期待されています。

他社所有商標に関する表示

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お問い合わせ先

株式会社日立製作所 都市開発システムグループ
セキュリティ本部 機器事業開発部 [担当:上原]
〒101-8010 東京都千代田区外神田四丁目14番1号 秋葉原UDXビル 20階
TEL : 03-4564-9560 (ダイヤルイン)

以上

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