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2008年5月7日
株式会社日立製作所
日立(中国)有限公司

中国雲南省における省エネルギープロジェクトの初号機が運転開始

昆明鋼鉄集団に納入のインバータシステムが初期段階で約26%の省エネを実現

  株式会社日立製作所(執行役社長:古川 一夫/以下、日立)と日立(中国)有限公司(董事長:長野 晄史/以下、日立(中国))は、中国国家発展改革委員会中小企業対外合作協調中心及び中国雲南省人民政府省エネルギー弁公室の支援のもとで進めてきた「中国雲南省鉄鋼、化学工業業界の電機システムの省エネ・余熱余圧利用のモデルプロジェクト」(以下、本モデルプロジェクト)の最初の案件である中国雲南省の鉄鋼メーカー昆明鋼鉄集団有限公司(以下、昆明鋼鉄集団)へ納入した日立製インバータ2セットが2008年 4月29日から省エネ運転を開始し、初期段階でのエネルギー消費量について、2セット合計で約26%(中国政府目標20%)の低減を達成しました。

  本モデルプロジェクトは、2007年9月27日に中国北京市で開催された「第2回日中省エネルギー環境総合フォーラム」において、日中両国政府主導のもと、日立と日立(中国)が中国国家発展改革委員会中小企業対外合作協調中心、中国雲南省人民政府省エネルギー弁公室と合意したもので、「日中省エネルギー・環境ビジネス推進モデルプロジェクト」に指定された5件のプロジェクトのうちの一つです。
  今回、日立及び日立(中国)は、ボイラー補機用高圧モータ設備の省エネルギーを目的としたインバータシステム2セットを昆明鋼鉄集団に納入しました。本設備は、4月29日から省エネルギー運転を開始しており、初期段階でのエネルギー消費量について、2セット合計で約26%(中国政府目標20%)の低減を達成しています。
  今回納入された日立製インバータシステムは、日立の大みか事業所(茨城県日立市)にて心臓部分であるインバータユニットを製作し、中国にある合弁会社東方日立(成都)電控設備有限公司(四川省成都市)(以下、DHC)で組み立てを行い納入されたもので、日立の特許である「省エネモニタリング技術」が組み入れられ「省エネ見える化」を実現したセルコンセプト設計のインバータシステムとなっています。
  この「省エネ見える化」技術は、日本国内で事業展開している日立モータドライブ省エネルギーサービス「HDRIVE」(エイチドライブ)で蓄積された省エネルギー評価技術及びモニタリング技術をベースに、日立(中国)研究開発有限公司とDHCが共同開発にあたったものです。

  現在、中国政府が取り組んでいる第11次5カ年規画では、省エネルギー・環境保全に関する取り組みが重点化され、2010年における単位GDPあたりのエネルギー消費量を2005年と比較して20%削減するという目標を掲げており、日中協力の中でも省エネルギー・環境保全は大きなテーマとして取り上げられています。

  日立と日立(中国)は、今回の昆明鋼鉄集団での省エネルギープロジェクトに続き、中国国家発展改革委員会中小企業対外合作協調中心、及び中国雲南省人民政府省エネルギー弁公室の支援のもと、雲南省昆明陽光基業股分有限公司と共同で、昆明市の化学メーカーである雲天化集団有限公司に対しても、同様の省エネルギーソリューションを提供し、「日中省エネルギー・環境ビジネス推進モデルプロジェクト」に貢献していきます。さらに、中国における省エネルギー・環境保全事業に積極的に参画し、中国企業のエネルギー利用効率と技術水準の向上に協力することで、第11次5ヵ年規画が定める目標の実現に寄与していく考えです。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 電機グループ
CO2削減・省エネ事業推進センター中国省エネ事業推進部 [担当:藪谷]
〒101-8608 東京都千代田区外神田一丁目18番13号
TEL : 03-4564-4077 (直通)

以上

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