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2008年1月22日
株式会社 INAX
株式会社 日立製作所

INAXショールームの見積りシステムに
日立の『デジタルペン ソリューション*1』を採用

  株式会社INAXは、このたび、ショールームの見積りシステムに株式会社日立製作所の『デジタルペン ソリューション*1』を採用しました。

  INAXのショールームでは、2007年11月から、システムバスを対象に『デジタルペン ソリューション』を活用した見積りシステムを段階的に試行し、現在、50カ所のショールームで導入しています。これらのショールームにおいて、『デジタルペン ソリューション』による見積りの迅速化と業務の効率化が確認できたため、2008年4月から、対応商品をシステムキッチンにまで拡げ、本格的に運用する予定です。
  日立の『デジタルペン ソリューション』は、専用用紙に専用ペンで記入した文字を自動的に電子データに変換するシステムで、すでに流通業や医療分野など多くの実績があります。今回、本ソリューションをINAXの見積りシステムと連携させました。ショールームで「デジタルペン」を使って専用の「見積りシート」に情報を書き込むとその内容がサーバに転送され、見積書や提案書に速やかに反映されます。これにより、来館者を待たせることなくその場で見積書や提案書を渡すことができ、商品選定の検討に役立つため、顧客サービスの向上につながります。

[画像]左:使用風景、右:出力提案書

*1
超小型カメラの内蔵された専用ペン「デジタルペン」と特殊なドットパターンが印刷された 用紙を用い、情報の読み取りとデータ送信を行うシステムを構築します。

『デジタルペン ソリューション』採用の背景

  通常見積り作業は、ショールームアドバイザーが接客時に提案し検討した商品情報を、接客後、パソコンへ手入力し算出しています。そのため見積書は、来館者の自宅に翌日以降に送付されることが多く、来館時に費用確認ができないなど、商品選定、検討に不便をかけることがありました。また、接客サービスが最重要であるショールームアドバイザーにとっても、接客後の入力作業は負担となっていました。この問題を解消するため、モバイルパソコンなどさまざまなITの活用を検討する中で、今回『デジタルペン ソリューション』の導入に至りました。

導入のメリット

1. 見積りの迅速化によるサービスの向上

  本システムでは、これまでの接客導線を変更することなく、ショールームアドバイザーが来館者に商品を説明しながら、ペンを使ってデータが入力できます。館内説明、商品選定の終了時点で、選定商品のデータを送信でき、来館者を待たせることなく見積書と提案書の提供が可能です。特にカラー出力の提案書は、部材のバリエーションが多く、組合せによって価格やデザインイメージが多岐にわたるシステムバスやシステムキッチンの商品選定に欠かせない資料として、来館者の役に立ちます。
  4月発売新商品からの本格導入で、住宅向けシステムバス、システムキッチンの主力商品がカバーされ、サービスはいっそう向上し、顧客満足につながります。

2. ショールームアドバイザーの使いやすさ

  ショールームフロアを移動しながらの業務が多いショールームアドバイザーにとって、モバイルパソコンなどと比べ、軽量のペンは持ち歩きの負担もありません。また、改めての入力が不要で、作業時間を削減すると同時に、入力ミスの防止効果も期待されます。

日立『デジタルペン ソリューション』について

「デジタルペン」は、ペン自体に超小型カメラを内蔵し、「デジタルペン対応用紙」上にある特殊なドットパターンをカメラで読み取ることで帳票の種類と紙面の位置情報を認識し、手書き情報を電子化する装置です。紙とペンがあれば手書きの文字を即座に電子化できるため、移動が多くパソコンの持ち運びが困難な業務にも幅広く活用できます。日立では、この「デジタルペン」を活用し、各種申請書類やチェックシートといった紙文書に記入した情報を電子化して取り込むことで、処理の迅速化や業務効率の向上などが可能なシステムを構築します。

[画像]左:デジタルペン、右:デジタルペン対応用紙
デジタルペンの先についたカメラで、文字を記入した用紙の位置を読み取り、記憶する。

『デジタルペン ソリューション』による見積り・提案書作成

[画像]デジタルペン ソリューションによる見積り・提案書作成

1. 専用の「見積りシート」への記入

ショールームアドバイザーが商品説明の際、デジタルペンを利用して顧客の希望商品の情報(サイズ・色・オプションなど)を専用の「見積りシート」に記入します。このとき、記入情報は瞬時に電子データ化され、デジタルペンの内蔵メモリに蓄積されています。

2. 商品選定情報電子データの転送

記入情報を確認後、紙面上の「送信チェックボックス」をデジタルペンでチェックすると、Bluetooth™*2対応のアドバイザーの携帯電話とペンが通信を開始し、さらに携帯電話からネットワークを通じてサーバにデータを送信、見積りシステムに転送されます。

3. 来館者のアンケート記入

アドバイザーがすでに自動算出されている見積書や図面などを印刷している間に、来館者はデジタルペンで来館の回数や目的などのアンケートを記入します。

4. アンケート記入情報の転送

来館者がデジタルペンで書き込んだアンケートの文字情報も、住所欄、氏名欄などの記入場所に応じ、電子データとして読み取られ、自動的にテキストデータに変換されます

5. 見積書のお渡しと顧客情報管理

来館者のお帰りの際に、見積書や図面、カラーイメージ写真をセットでお渡します。同時に、データ化された顧客情報を管理します。

*2
Bluetoothは、米国Bluetooth SIG,Inc.の登録商標です。
その他、本リリースに記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

株式会社 INAXの概要

社長 川本隆一
本社 愛知県常滑市
東京本部 中央区京橋
資本金 485億円

関連情報

以上

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