シャープ株式会社、ソニー株式会社、株式会社 東芝、株式会社 日立製作所、松下電器産業株式会社は、デジタルテレビによって、放送サービスに加えて、魅力ある通信サービスを簡単かつ便利に利用していただける豊かな社会を目指し「デジタルテレビ情報化研究会」を４月１４日に設立し、具体的な検討を開始します。

　昨今、放送のデジタル化と通信のブロードバンド化の急速な進展により、パソコンによるネットワークサービスに加え、家庭内において最も馴染み深いテレビを使ったネットワークサービスが求められています。

　本研究会は、デジタルテレビをインターネットからの情報収集にも使うことのできる「生活情報ツール」とするために必要な事項について論議します。この活動を通じて、通信サービスに対応したデジタルテレビが持つべき機能の、デファクト・スタンダードとなりうる技術仕様を１０月を目処に取りまとめます。
　また、その後もブロードバンドやホームネットワークの進化にあわせた次世代技術への対応を引続き検討していくことで、デジタルテレビで通信サービスを利用するためのより良い環境整備を図り、デジタルテレビを活用したサービス全体の充実と普及に貢献します。

　今後は、研究会の趣旨・目的に賛同いただける企業・団体に広く意見を募っていくと共に、デジタルテレビに提供される通信サービスのあり方については、放送サービス事業者各社からも広く意見を頂戴し、検討を進めていきます。

　なお、現在、本研究会へのご参画を表明頂いている企業は以下の通りです。
　三洋電機株式会社／日本ビクター株式会社／パイオニア株式会社／三菱電機株式会社