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2002年12月24日

株式会社 日立製作所
株式会社 日立オープンプラットフォームソリューションズ
日本オラクル株式会社
ベリタスソフトウェア株式会社

日立、日本オラクル、ベリタスソフトウェアがOracle9i RACを用いたクラスタデータベースシステムにおいて共同検証を実施 

−大規模データベースでクラスタ化によるハイアベイラビリティとパフォーマンス向上を確認−


 株式会社 日立製作所(取締役社長:庄山 悦彦、以下日立)、株式会社 日立オープンプラットフォームソリューションズ(取締役社長:若井 勝郎、以下日立OPSS)、日本オラクル株式会社(代表取締役社長:新宅 正明、以下日本オラクル)、並びにベリタスソフトウェア株式会社(代表取締役社長:上村 美喜男、以下ベリタスソフトウェア)の四社は、各社の製品、ソリューションを組み合わせ、ユーザが実際に構築する大規模データベースと同等のテラバイトクラスのデータベースにおいて、ハイアベイラビリティとパフォーマンスの向上を検証、確認しました。

 具体的には、データベース、ストレージ管理ソフトウェア、ディスクアレイ、各分野のリーディングベンダである日本オラクル、ベリタスソフトウェア、日立とオープンプロダクトの導入からシステム構築まで実績がある日立OPSSが協力して、オラクルのデータベース・クラスタリング機能「Oracle9i Real Application Clusters」(以下、RAC)、ベリタスソフトウェアのクラスタリング・データ管理ソフトウェア「VERITAS Database Edition/Advanced Cluster for Oracle9i Real Application Clusters」(以下、DBE/Advanced Cluster)、及び日立ディスクアレイサブシステム「SANRISE9900Vシリーズ」とを組み合わせて、クラスタデータベースシステムを構築し、そのハイアベイラビリティとパフォーマンスの向上を検証しました。クラスタデータベースシステムにおけるファイルシステム上にテラバイトクラスの大規模データベースを構築した検証としては、国内では初めてです。

 今回の検証は、日立と日本オラクルが2000年5月に共同で設立し、SANソリューションの開発や検証を推進してきた「日立−オラクル SAN Solution Technology Center (SSTC)」において行いました。「DBE/Advanced Cluster」が提供するクラスタファイルシステムを用い、「SANRISE9900Vシリーズ」上に「RAC」による約2テラバイトの大規模データベースを構築し、クラスタ化された2台のサーバからの高負荷のオンライントランザクション処理を中心に、約1ヶ月間検証しました。上記の各社製品を組み合わせたシステムにおいて、サーバ1台のシステムに比べて、データベース処理性能が向上すること、さらに障害発生時においてもシステムが停止することなくアプリケーション処理が実行されることを確認しました。
 運用・管理面においては、「DBE/Advanced Cluster」で提供するクラスタファイルシステム上にデータベースを構築することにより、今までの容量拡張時やバックアップシステム構築時などにデータ管理が難しいrawデバイスにデータベースを構築していた場合に比べて、「RAC」によるクラスタシステムにおけるデータベースの運用・管理が容易に実現できることを確認しました。また性能面においても、オラクルが提唱する新I/OインターフェースODM(Oracle Disk Manager)に対応した「DBE/Advanced Cluster」を利用することにより、ファイルシステム上に構築したデータベースにおいても、rawデバイスを用いた場合とほぼ同様の性能が得られるとともに、サーバ数に応じた性能のスケーラビリティを確認することができました。さらに「SANRISE9900Vシリーズ」が、高負荷のかかるミッションクリティカルな大規模デ−タベースシステムにおいて、その高性能を発揮することを確認するとともに、大規模なクラスタデータベースシステム構築時に必要となる設定やチューニングなどのノウハウを、共同で検証し取得することができました。

 今回、ストレージに「SANRISE9900Vシリーズ」、ベリタスソフトウェアのクラスタファイルシステムを用いることで、クラスタデータベースのデータ運用・管理が容易になり、かつクラスタ化による性能向上が確認できたことにより、「RAC」による大規模クラスタデータベースシステムを導入するユーザに安心して提供できることが検証できました。今後、今回の検証で蓄積されたノウハウをもとに、「RAC」によるクラスタデータベースシステムを、日立OPSS及び日立からデータベース構築ソリューション・ストレージソリューションとして提供していきます。

 日立・日立OPSS・日本オラクル・ベリタスソフトウェアは、これからも各社から提供される新製品・新機能を連携させて、ミッションクリティカルシステムに対応したソリューションの共同検証を続け、ユーザに高付加価値のソリューションを提供していきます。

「rawデバイス」について
データの入出力管理において使用される専用のデータ入出力機構です。OSのファイルシステム管理を行なわないため、入出力性能が速くなりますが、データの運用・管理は難しくなります。

「Oracle9i Real Application Clusters」について
世界で圧倒的なシェアを誇るオラクルのデータベース管理ソフトの前バージョン「Oracle8i」から採用された「キャッシュフュージョン」アーキテクチャに基づく新しいデータベース・クラスタリング機能です。従来のデータベース・クラスタリング機能では、サーバ数の増加に従ってサーバあたりの性能に劣化が生じていましたが、この新機能によりサーバ数の増加に対して正比例した性能を確保することができます。「Oracle9i Real Application Clusters」によるサーバの追加は単にシステム全体の性能向上をもたらすだけではなく、単一もしくは複数のサーバの障害が発生しても、残りのサーバで運用が継続できることで信頼性の向上をもたらします。

「VERITAS Database Edition/Advanced Cluster for Oracle9i Real Application Clusters」について
ベリタスソフトウェアの業界トップのハイ アベイラビリティ製品(VERITAS Cluster Server *1)、そして、業界初のクラスタファイルシステム、クラスタボリューム管理を統合した、Oracle9i Real Application Clustersのための統合ソリューションです。クラスタリングウェアとして、ハイアベラビティのためのクラスタ機能を提供するとともに、業界初のRAC対応クラスタファイルシステム、優れた操作性と自動化されたクラスタ管理・ボリューム管理が、RACの運用・管理を簡素化します。オラクルが提唱する新I/OインターフェースODM(Oracle Disk Manager)に対応し、データの保全性やパフォーマンスを犠牲にせず、ファイルシステムの管理性を提供する、先進のクラスタリング・データ管理ソリューションです。
*1) IDCが2002年6月に発表した「世界のクラスタリングとアベイラビリティのソフトウェアに関する予測と分析(2002−2006年)」は、VERITAS Cluster Server が、18.8% のマーケットシェアを獲得して首位を占めたことを報告しています。また、VERITAS Cluster Server は、2001年のクラスタリング ベンダー、上位20社の間で最大の成長を遂げました。

■今回の検証システム構成について
 (ハードウェア)
  ・サーバ:Sun Solaris 2台
  ・ストレージ:日立ディスクアレサブシステム「SANRISE9900Vシリーズ」のSANRISE9980V 1台
 (ソフトウェア)
  ・Oracle9i Database Enterprise Edition
  ・Oracle9i Real Application Clusters
  ・VERITAS Database Edition/Advanced Cluster for Oracle9i Real Application Clusters

■株式会社 日立オープンプラットフォームソリューションズについて 
株式会社 日立オープンプラットフォームソリューションズは、株式会社 日立製作所により、オープンプロダクトを活用したソリューション事業を強化することを目的として、2002年11月に設立されました。本社:東京都品川区、資本金:3億円(株式会社 日立製作所100%出資)、従業員数:310名で、オープンプロダクトの導入・システム構築から、運用・保守にいたるシステムライフサイクル全般にわたるサービスをワンストップで提供します。

■日本オラクル株式会社について
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点としたEビジネス構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月28日に東証一部上場。従業員数1,623名(2002年5月末現在)。

■ベリタスソフトウェア株式会社について 
米国ベリタスソフトウェア コーポレーションの日本法人で、日本におけるベリタスソフトウェア製品の販売及びサポート、コンサルティングや教育コースなどの提供を行っています。 ベリタスソフトウェアは、データ保護、アプリケーション アベイラビリティおよびディザスタ リカバリ用のストレージ管理ソフトウェアのリーディングプロバイダです。当社は、36カ国5,700名の従業員数と、売上高15億米ドル(2001年)を誇り、資本総額と収益において世界のソフトウェア会社のトップ10にランクインされています。

■商標注記
  • Oracle9i はOracle Corporationの商標または登録商標です。
  • OracleはOracle Corporationの登録商標です。
  • VERITAS、VERITAS SOFTWARE、VERITASのロゴ、VERITAS Database Edition /Advanced Cluster for Oracle9i Real Application Clustersおよびその他のベリタスソフトウェア製品は、ベリタスソフトウェア コーポレーションが米国およびその他の国において所有する商標または登録商標です。
  • Sunは、米国でのSun Microsystems, Inc.の登録商標です。
  • Solarisは、米国およびその他の国におけるSun Microsystems, Inc.の商標または登録商標です。
  • 記載の会社名、団体名、商品名は各社、各団体の名称、商標または登録商標です。


以上



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