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2002年7月30日


日立がトヨタと共同で、高速・高精度で測定できる高エネルギーX線CT装置を開発


 株式会社 日立製作所(取締役社長:庄山 悦彦/以下、日立)は、このたび、自動車部品のような大型構造物を高速で、かつ高精度で測定できる、高エネルギーX線CT装置をトヨタ自動車株式会社(取締役社長:張 富士夫/以下、トヨタ)と共同開発しました。

 X線CT装置で撮影した断面画像は、非接触、非破壊で物体内部の形状を示すことから、工業製品の内部形状測定や欠陥検査などに利用されています。近年では、デジタル画像の利点を活かした3D-CAD、CAEといったデジタルエンジニアリングにも利用されるようになり、新たな活用が進んでいます。

 今回開発した装置は、X線源に高エネルギー・高輝度のX線発生が可能な12MeV(メガ電子ボルト)電子線加速器を用い、検出器には、小型・高感度シリコン半導体検出器を採用しました。これにより、鉄換算で350mmまで、アルミニウム換算で1,000mmまでの厚さの大型構造物の測定を可能とします。
 また、測定対象物に応じて、測定精度もしくは測定時間のどちらか一方を優先して測定できるように、CT撮影方式に第二世代方式(並進/回転走査方式)と第三世代方式(回転/回転走査方式)を選択できるようにしました。
 本装置の測定可能範囲は、最大1.5m、最大重量 500kg までであり、第三世代方式では、CT断面計測に要する時間は、約13秒/断面、寸法計測精度は0.1mmと、高速撮影かつ高精度を兼ね備えています。

 トヨタでは、X線CT装置をエンジンなどの内部に複雑な形状を有する重要機能部品の測定ツールとして注目していました。しかし、従来の装置では測定時間と精度に課題があることから、切断による破壊測定を用いており、高速・高精度なX線CT装置の開発が求められていました。
 本装置の導入により、内部の状態を切断せずに三次元形状を測定できることから、更に性能の安定した高品質の製品造りや環境にやさしい安全な車づくりを目指していくことが可能になります。

 日立は、1991年に産業用のX線CT装置の実用化に成功し、第一号機を納入して以来、機能の向上を図り、また応用分野拡大のため、実証実験を積み重ねてきました。日立では、X線CT装置事業を新規ビジネスとして、事業の拡大をめざしており、今回開発した技術を応用して、積極的に推進していきます。


以上



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