日立製作所は、このたび、「Eclipseプラットフォーム」による統合開発環境構築を目指す米国のオープン・ソース・コンソーシアム「Eclipse.org」にボードメンバとして参加しました。

　「Eclipse.org」は新たな時代のアプリケーション開発ソフトウェア提供を目的として2001年11月に設立されたオープン・ソース・コンソーシアムです。「Eclipse.org」は、アプリケーション開発に必要なサービス、フレームワーク、基盤、ワークベンチをオープンソースの「Eclipseプラットフォーム」として提供しています。開発ツールベンダの開発環境製品が「Eclipseプラットフォーム」に対応することで、開発環境がシームレスに統合されます。

　日立は、「Eclipse.org」のベンダ間共通の統合開発基盤を作るという理念とJava^TM、XML他の最新技術をベースとしている先進性に賛同し、ボードメンバとしての参加することで、日立のアプリケーション開発ツールの「Eclipseプラットフォーム」対応、日立の持つ開発環境構築技術を活かして、「Eclipse.org」の発展に貢献していきます。

　今後、日立はビジネスアプリケーション開発環境であるCOBOL製品、Java^TM対応の開発環境製品を順次、「Eclipseプラットフォーム」に対応させることを検討していきます。

　日立製作所のEclipse.orgへのボードメンバとしての参加に対して、「Eclipse.org」のSkip McGaughey議長は次のように述べています。
「日立は大規模テクノロジーソリューションにフォーカスしており、その事がEclipseに新たな展望をもたらすだろう。日立のグローバルな視点からのEclipseへのサポートは多様な文化、多言語環境で働く顧客の関心を集めるであろう。」

■Eclipseについて 　
　Eclipseはオープン・ソースとしてツール統合のための技術と基盤をロイヤリティフリーで提供します。Eclipseベースのツールにより、開発者は多言語、マルチプラットフォーム、マルチベンダ環境下での自由な選択が可能になります。Eclipseはプラグイン形式のフレームワークを提供しており、それによりツールの生成、統合、使用が簡単になります。「Eclipseプラットフォーム」はJava^TMで記述されており、Windows®、Linux他のOS(Operating System)で稼動します。
Eclipse詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.eclipse.org

■商品名称等に関する表示
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