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トランペット

トランペットパート

トランペットやコルネット,フリューゲルホルンを吹いています。

トロンボーン

トロンボーン賛歌

あるとき,シューベルトは「トロンボーンは素晴らしい楽器なのに,吹く人が少ないのはなぜだろう?」と言ったそうです。たしかに,16世紀には教会音楽で声楽パートの補強を担当する「聖なる楽器」であり,18世紀には天才モーツァルトが独奏曲を好んで書くなど,活躍の場が与えられていました。それは,金管楽器の中で最も早くから半音階ができて,純正調と平均率との間の制約を受けないで演奏できる楽器だからでした。しかし,19世紀に他の金管楽器にヴァルヴ機能が発明されて,トランペットやホルンが華やかな楽句をこなすようになると,不器用な楽器としてトロンボーンの影はうすくなってしまいました。

シューベルトが言っているように,ヴァルヴ楽器では得られないトロンボーン独特の美しい音色は,ときに天使ガブリエルの声をも思わせます。5オクターブを越える音域を駆使した技巧と音楽表現の可能性は,ヴァルヴによる技術を上回ります。近年,ジャズの分野や室内楽,独奏楽器として,トロンボーンの認識が高まっています。

ホルン

ホルンってどんな楽器?

歴史

ホルンは,その名前の通り角笛を原形とし,歴史的にはかなり古い楽器で,約三千年前にはマンモスの牙を形どった長さが2m程度の青銅製のホルンがあったようです。古代ローマでは,これを儀式用に使用していましたが,軍隊用のものが,かつての名画「ベン・ハー」の闘技場でのファンファーレの場面に登場します。

現在のホルンの形状は,15世紀末から始まり,最初は,ナチュラルホルンと呼ばれる倍音だけで演奏するものでしたが,18世紀頃に,管の中に手を入れてベルの開口部を塞ぐことで半音を作り出す奏法(ストップ奏法)が発見され,これで音階を作り出していました。その後,19世紀の初めにバルブが発明され,全ての音階で演奏可能な今日のホルンとなりましたが,「管楽器の中で唯一,管の中に手を入れて演奏する」というホルン独特の奏法は,ナチュラルホルンの時から変わっていません。

形状

ホルンの写真

管は,全長約3.7mの円錐状(徐々に広がって行き同じ太さの部分がない)の管になっていて,扱いやすくするために長い管を丸めています。この円錐状になっていることで,非常に柔らかな音質が得られています。ちなみに,円筒の部分(同じ太さの部分)が多くなると,トランペットやトロンボーンにようにハリのある音になります。これらの違いは,その生い立ちが,トランペットは植物の茎や木の筒にベルを付けたものであり,ホルンは動物の角等から作られたことによるものです。

ユーフォニアム

ユーフォニアムのイラスト

ユーフォニアムという楽器は聞きなれない名前です。どんな楽器といっても一言では表現できないのがちょっと寂しいところです。最近の曲では,主旋律を吹かなければいけないかと思うとチューバやトロンボーンと一緒にハーモニーを吹いたり,かと思うと本来いちばん顔を出す楽器の対旋律を吹いたりといろんなことを課せられていて結構大変な楽器です。練習を休まないよう心掛け,みんなの足を引っ張らないようにしようと頑張っていますが,なかなか厳しい状況です。毎回練習に励んでいます。

チューバ

チューバのイラスト

チューバはまさに最低音を担当する楽器です。また,管楽器のなかでは最も大きな楽器なので演奏してとっても疲れます。また,最低音を担当しているため,ほかの楽器に肩代わりしてもらうことが出来なく,演奏する曲の楽譜は何としても自分でマスターしなければならないのです(といっても,ごまかすことは多いのですが...)。
楽器は,ユーフォニアムを大きくした楽器で,ちょうど1オクターブ低い音域を担当しています。(左のイラストでもわかってもらえるよね!?)