第78回国民スポーツ大会 関東ブロック大会
「SAGA2024」の出場権獲得成らず!
第78回国民スポーツ大会関東ブロック大会が、8月17日(土)〜19日(月)にかけて山梨県甲府市小瀬スポーツ公園球技場で開催された。我らが日立サンディーバは神奈川県代表として単独チームで挑み、第一代表決定戦一回戦の対東京都戦では初回に藤森の犠牲フライで先制点を挙げるも、先発の坂本が8点を奪われ1-8で敗戦を喫し、第二代表決定戦に回ることとなった。第二代表決定戦一回戦の茨城県戦では、初回に加減のスリーランホームランで先制すると、2回には杉浦のソロホームラン、5回には加減、唐牛のタイムリーヒット等で7得点を挙げ、投げては先発の田内、4回からリリーフした佐藤が相手打線を封じ込め、7-0の5回コールド勝ちを収め二回戦へ進出した。第二代表決定戦二回戦の埼玉県戦では、2回に唐牛のソロホームランで先制するも、先発長谷川が2点を失い、6回に藤森のソロホームランで何とか同点に追い付きタイブレークに突入。迎えた8回裏にサヨナラホームランを許し2-4で敗戦を喫した。この結果、第一代表、第二代表ともに逃し、「SAGA2024」への出場権は獲得出来ずに終わることとなった。
多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
藤森の犠牲フライで先制するも逆転負けを喫し、第一代表を逃し第二代表決定戦へ!
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
東京都 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 4 | 8 |
神奈川県(日立) | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
国スポ関東ブロック大会の初戦は、大学生主体の東京都との対戦。初回裏、神奈川県の攻撃は先頭の保谷が四球で出塁し、続く笠原の左中間への二塁打で無死一、二塁のチャンスを作ると、ここで藤森が放ったレフトへ高々と上がった打球は犠牲フライとなり保谷がタッチアップでホームイン!幸先よく先制点を挙げる。
神奈川県の先発坂本は、打ち取った打球が内野安打となるなどランナーは出すものの、3回までは安定した投球で要所を締めて無失点投球を続ける。しかし4回表、先頭打者に四球を与え、次打者に左中間フェンス直撃のツーベースを許し無死二、三塁のピンチを招くと、続く打者にセンター前ヒットを放たれ同点に追い付かれてしまう。更に四球を与え無死満塁のピンチに、一塁強襲ヒットで2点を奪われ勝ち越しを許し、なおも続く無死二、三塁のピンチにレフト前タイムリーで1点を追加され1-4と3点ビハインドの展開となる。
4回以降、3点を追いかける神奈川県の打線がノーヒットに封じ込まれる中で迎えた7回表、坂本は再び相手打線につかまり、死球と連打で一死満塁のピンチを招くと連続タイムリーを許しこの回4点を追加され、1-8と大量リードを奪われ最終回を迎える。
後の無くなった神奈川県の攻撃は、二死から代打の鈴木がレフト前ヒットで出塁するもそこまで。1-8で敗戦を喫し、第一代表を逃し第二代表決定戦に回ることとなった。
笠原、左越二塁打でチャンスメイク!
藤森、犠牲フライで先制点を挙げる!
加減、先制3ラン含む5打点!杉浦追撃弾!田内―佐藤の好投で5回コールド勝利!第二代表決定戦二回戦へ進出!
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|
茨城県 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
神奈川県(日立) | 3 | 1 | 0 | 0 | 3x | 7 |
第二代表決定戦の一回戦は茨城県との対戦。神奈川県の先発田内は、初回表に2奪三振を含む三者凡退に抑え上々の立ち上がり。その後もランナーを出すも、要所を締め3回を2安打5奪三振の好投を披露。4回表からリリーフした佐藤も、安定した投球で相手打線に得点を与えぬピッチングを展開する。
神奈川県の攻撃は、初回裏に一死から笠原がレフト前ヒットで出塁し、続く藤森が四球を選び一死一、二塁の先制のチャンスを作ると、ここで初戦に続き4番で起用されている加減の放った大きな当たりはセンターオーバーのスリーランとなり、幸先よく3点を先制する。更に2回裏にも、杉浦のレフトオーバーのソロホームランで追加点を挙げ4-0とリードを拡げる。
豪雨による一時中断を経て迎えた5回裏にも、保谷と藤森のヒットで掴んだ一死二、三塁のチャンスに、先制ホームランを放っている加減が今度は一塁強襲の2点タイムリーヒットを放ち追加点を挙げる。続く平田の強烈な打球は相手エラーとなり、送球の間に加減は三塁へ、平田は二塁まで進塁し一死二、三塁のチャンスが続く。ここで唐牛が放ったレフト前ヒットで加減が生還し7点目を挙げたところで5回7点差となりコールド勝ち。第二代表決定戦の二回戦への進出を決めた。
加減、先制3ラン含む5打点の大活躍!
杉浦、追撃のホームランを放つ!
田内、3回2安打5奪三振無失点の好投!
佐藤、2回1安打無失点の好リリーフ!
唐牛、先制ソロ!藤森、同点ソロ!長谷川、粘りの投球もタイブレークの末2-4で惜敗!「SAGA2024」への出場叶わず!
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
神奈川県(日立) | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 |
埼玉県 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2x | 4 |
特別国体関東ブロック第二代表決定戦 二回戦は、埼玉県との対戦。初回表の神奈川県の攻撃は三者凡退に抑えられるも、2回表に二死から唐牛が右中間へホームランを放ち1点を先制することに成功。
神奈川県の先発長谷川は、初回裏に2本のヒットと進塁打で二死二、三塁のピンチを招くも、次打者をきっちり空振り三振に仕留め無失点で切り抜ける。しかし、先制直後の2回裏、ヒットと盗塁で無死二塁の一打同点のピンチを背負うと、一死から次打者に左中間へのツーベースヒットを許しすぐさま同点に追い付かれてしまう。
その後、両チームとも得点無く1-1の同点で迎えた5回裏、長谷川は一死から内野安打のランナーに盗塁を許し一打勝ち越しのピンチを招くと、二死まで追い込むもレフトへのタイムリーを放たれ勝ち越し点を与えてしまう。本塁送球の間に打者走者は二塁へ進み、なおも二死二塁のピンチが続くが、次打者を空振り三振に切って取り追加点は与えない。試合は1-2と1点ビハインドとなり後半戦へ。
6回表、1点を追いかける神奈川県の攻撃は、二死から藤森がレフトオーバーのホームランを放ちすぐさま同点に追い付く。その裏、長谷川は相手打線を三者凡退に抑え、7回裏には四球のランナーに進塁を許し二死二塁の一打サヨナラのピンチを背負うが、後続を断ち無失点で切り抜ける。試合は1-1の同点でタイブレークに突入。
8回表、神奈川県の攻撃は無死二塁のセカンドランナーに代走の杉浦を起用する。唐牛の送りバントで一死三塁とチャンスを拡げるが、続く堀口のエンドランで杉浦が三本間で挟まれタッチアウト。堀口は二塁まで進むも、後続は断たれ無得点に終わる。
その裏、長谷川はタイブレークのランナーをサードに進められ一死三塁と一打サヨナラのピンチを招くと、続く相手3番打者にレフトオーバーの2ランホームランを放たれサヨナラ負けを喫した。この結果、関東ブロック第二代表の切符も逃すこととなり、本大会への出場権を獲得することができず、9年ぶり10度目の全国大会優勝は持ち越しとなった。本大会での反省点をしっかりと修正し、気持ちを新たに9月から再開されるJDリーグ後期の試合に臨んでもらいたい。
唐牛、右中間へ先制ホームランを放つ!
藤森、同点に追い付く逆方向へのホームラン!
記録&記事:安富 隆之,中山 友紀子,徳田 政昭,古園 敏幸