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Japan Diamond Softball LEAGUE:第9節(交流戦)

ニトリJD.LEAGUE 2024 試合結果

ニトリJD.LEAGUE 2024 第9節(交流戦)
1勝1敗、通算成績16勝4敗!東地区単独首位をキープ!

 9月7日〜8日にかけて、高知県四万十市/四万十スタジアムにてJDリーグ第9節が行われた。後期日程初日の日本精工との対決は、6回にムリポラのタイムリーヒットと森山の犠牲フライで2点を先制すると、投げては先発のエース坂本が終始安定したピッチングで相手打線を抑え込み、2-0の完封勝利。坂本は自身初となるノーヒットノーランで今季無傷の7連勝を飾り、チームも前期日程からの連勝数を13に伸ばした。2日目はトヨタとの東西地区首位対決となったが、2回にムリポラのホームランで先制するも、先発の長谷川がリードを守り切れず1-3の逆転負けを喫した。チームは連勝途切れ1勝1敗で通算成績を16勝4敗とするも、未だ東地区単独首位をキープしている。
 続く第10節は、9月28日〜29日、岩手県胆沢郡金ケ崎町/しんきん森山スタジアムで行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 日本精工戦(9月7日 通算成績:16勝3敗)

坂本、自身初のノーヒットノーラン達成!ムリポラの先制タイムリー、森山の犠牲フライでチームは13連勝!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日本精工 0 0 0 0 0 0 0 0
日立 0 0 0 0 0 2 x 2
  • 【バッテリー】☆坂本(7回:7勝)−ムリポラ
  • 【盗塁】杉本,北原(6回)

試合レポート

後期日程がスタートし、第9節の初日は西地区下位の日本精工との対戦。この試合を確実に勝利し、このまま東地区首位をキープしておきたい日立の先発は、今シーズンここまで無傷の6連勝中のエース坂本をマウンドに送り込む。その坂本は、初回表からテンポ良い投球で相手打線を簡単に三者凡退に打ち取る上々の立ち上がり。2回表も緩急をうまく使って三者凡退に切って取り、3回表には四球と送りバントで一死二塁の先制のピンチを招き次打者の内野ゴロで三塁までランナーを進められるも、その後は難なくピッチャーゴロに打ち取り先取点を与えない見事なピッチングを披露。

日立の攻撃は、初回裏に先頭の藤森が四球を選び、続く笠原が相手内野エラーで出塁すると、杉本の送りバントと山内の四球で一死満塁と先制点の絶好のチャンスを貰うが、あと一本が出ず先制ならず。その後はなんと4回まで三者凡退に倒れるが、5回裏にようやく先頭の唐牛がセンター前ヒットで出塁し、平田がキッチリと送りバントを決めて一死二塁の先制チャンス到来。ここで打席に送り込まれた代打保谷は四球を選び一死一、二塁とチャンスが拡がるも、後続倒れなかなか点が奪えないもどかしい展開に。

打線がリズムを掴めず苦しい展開の中、エース坂本も4回、5回と相手打線をしっかり三者凡退に抑え続ける。6回表には一死から四球とバッテリーエラーで一死二塁のピンチを招くが、次打者をショートフライ併殺打に仕留め無安打無失点を続けていく。

エース坂本の好投に加え6回表の好守備で打撃陣にスイッチが入ったか、6回裏にようやく試合が動く。まず先頭の杉本がレフト前ヒットで出塁すると、盗塁を決めて無死二塁の先制のチャンスメイク。続く山内が四球を選び無死一、二塁となったところで、ムリポラが待望のセンター前タイムリーを放ち杉本がホームイン!その間に山内は三塁まで進み、一塁ランナーに起用された北原が盗塁を決めて無死二、三塁とチャンスを拡げると、この日誕生日を迎えた森山がセンターへの犠牲フライを打ち上げ、山内が生還!2点リードで最終回へ突入。

この日、四球は出すもここまで無安打無失点のピッチングを続けてきた坂本は、最終回に四球とバッテリーエラーで一死二塁のピンチを招くが、最後の打者もキッチリと内野ゴロに抑えゲームセット。坂本は見事なピッチングで自身初のノーヒットノーランを達成した(なお、日立では2021年のリケッツ投手、日本人投手では1998年の石川投手以来の快挙である)。この勝利でチームは前期日程からの快進撃を継続し、13連勝で通算算成績を14勝3敗、東地区単独首位をキープした。

[撮影]上念 拓馬
ムリポラ、先制タイムリーを放つ!

[撮影]古園 敏幸
この日誕生日の森山、犠牲フライで追加点!

[撮影]上念 拓馬
坂本、ノーノー達成!今季無傷の7連勝!

[撮影]上念 拓馬
後期日程、白星スタートで13連勝!

オーダー表&個人成績

個人成績

対 トヨタ戦(9月8日 通算成績:16勝4敗)

東西首位対決!ムリポラ先制弾も逆転負けを喫する!!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
トヨタ 0 0 0 2 0 1 0 3
日立 0 1 0 0 0 0 0 1
  • 【バッテリー】★長谷川(4回:4勝3敗),田内(3回)−山内
  • 【本塁打】ムリポラ(2回:3号)
  • 【二塁打】森山(2回)
  • 【盗塁】藤森(6回)

試合レポート

第9節2日目の相手は、現在西地区首位で昨年王者のトヨタ。東西首位対決を制し、後期日程に勢いを付けておきたいところ。日立の先発長谷川は、初回表を2奪三振を含む三者凡退に抑え込む素晴らしい立ち上がりを魅せる。2回表には、先頭打者に死球を与えてしまうも、この日スタメンマスクの山内が盗塁を阻止し長谷川をしっかり援護。二死からは相手6番打者に右中間を破るツーベースヒットを許し先制のピンチを招くが、ここは自身の力で次打者を空振り三振に切って取り無失点で切り抜ける。

早々に先制し有利に試合を進めたい日立攻撃陣は、初回裏こそ笠原がレフト前ヒットを放つに留まるも、2回裏には一死からムリポラが放った目の覚めるような弾丸ライナーがレフトフェンスを越える第3号ソロホームランに!更に森山がレフト線を破るツーベースヒットで出塁し代走に北原を起用すると、その北原は二死後に平田が放ったレフト前ポテンヒットで果敢にホームに突入するも、ここは惜しくも本塁タッチアウト。追加点とはならずも、試合序盤での先制に成功する。

1点リードを貰った長谷川は、3回表に一死から四球のランナーを出すも次打者をファーストゴロダブルプレーに仕留め得点を与えない。しかし4回表、二死から四球で出したランナーを置いて相手5番打者に右中間へのホームランを放たれ、1-2と逆転を許してしまう。

5回表からは、長谷川に代わり田内がマウンドに送り込まれる。その田内はテンポ良い投球で相手打線を三者凡退に抑えるも、6回表にはヒットと送りバントで一死二塁のピンチを招くと、続く相手4番打者にレフト前タイムリーヒットを許し追加点を奪われてしまう。なおも一死二塁のピンチが続くが、後続は断ちこの回最少失点で切り抜け、味方の援護を待つ。

逆転を許し、更に点差を拡げられた日立の攻撃陣はなかなか反撃の糸口を掴めなかったが、6回裏に先頭の藤森がセンター前ヒットで出塁すると、二死となるも盗塁を決めてスコアリングポジションに進む。ここで期待のかかった4番山内がライトへ高々と放った打球は、3塁側スタンドの祈り届かず逆風に押し戻されフェンス手前でキャッチされてしまい、同点ホームランとはならず無得点で終わる。1-3と2点ビハインドのまま、試合は最終回へ。

7回表、田内は先頭打者に四球を与え出塁を許し、盗塁と進塁打で一死二塁、二死三塁と追加点のピンチを背負うも、粘りの投球で後続を打ち取り無失点で切り抜け味方打線に望みを託す。しかし日立の最終回の攻撃は三者凡退に終わりゲームセット。チームは東西首位対決に敗れ連勝ストップ、今節1勝1敗で通算成績を16勝4敗とするも、東地区単独1位はしっかりキープした。次節も西地区上位チームとの対戦が続く。課題をしっかりと修正し、ポストシーズンに向けて新たに勝利を積み上げていって貰いたい。

[撮影]古園 敏幸
ムリポラ、連日の先制打は第3号弾!

[撮影]上念 拓馬
北原、本塁突入!惜しくもタッチアウト!

オーダー表&個人成績

個人成績

記録&記事:安富 隆之,中山 友紀子,徳田 政昭,古園 敏幸