ニトリJD.LEAGUE 2024 試合結果
ニトリJD.LEAGUE 2024 第13節(東地区)
1勝1敗!通算成績22勝6敗1分でレギュラーシーズン終了!堂々の東地区優勝でダイヤモンドシリーズ進出!
10月26日〜27日にかけて、埼玉県本庄市/ケイアイスタジアムにて最終節となる第13節が行われた。あと1勝で東地区優勝が決まる状況で迎えた初戦のホンダ戦は、初回に平田と山内のタイムリーツーベースで2点を先制すると、その後も唐牛のタイムリー、杉本、笠原のソロホーマー、平田の犠牲フライで計6点を挙げ、投げては共に今季ノーヒットノーランを達成している坂本ー田内ー坂本の投手リレーで、味方エラーも絡み5失点はしたものの何とかリードを守り切って6-5で勝利。坂本は9勝目を挙げ、チームは東地区初優勝が確定し、2年ぶり2度目のダイヤモンドシリーズ進出が決定した。レギュラーシーズン最終戦となった翌日の戸田中央戦は、先発の田内が相手打線につかまり中盤に5点をリードされる展開になるも日立打線は沈黙、2安打に抑え込まれ0-5の完封負けを喫し、レギュラーシーズン最終戦を勝利で飾ることは出来なかった。チームは今節1勝1敗、通算成績を22勝6敗1分とし、堂々の戦績で東地区優勝を果たしレギュラーシーズン全日程を終了した。
続くダイヤモンドシリーズは、11月16日〜17日、愛知県名古屋市/パロマ瑞穂野球場で行われる。
多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
平田、先制適時二塁打含む2打点!杉本、笠原、追撃弾!東地区優勝を果たし2年ぶり2度目のダイヤモンドシリーズ進出決定!!
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日立 | 2 | 1 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 6 |
ホンダ | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 5 |
東地区優勝まであと1勝に迫った最終節初日の対戦相手は、東地区4位でポストシーズン進出を決めているホンダ。確実に勝利を収めて東地区優勝を決めたい日立の攻撃は、初回表に先頭打者の藤森が四球を選び出塁すると、この日2番を任された平田が期待通り左中間を破るタイムリーツーベースを放ち、藤森が一塁から一気に先制のホームイン!幸先よく先制点を挙げると、杉本の送りバントで一死三塁とチャンスを拡げたところに、続く山内のレフトオーバーのツーベースで平田が生還し、初回から2点を奪う。2回表にも、唐牛が一死から四球を選び杉浦の送りバントで二死二塁の場面に、藤森がライトオーバーのタイムリースリーベースを放ち唐牛がホームイン。序盤から3-0と3点リードで試合を優位に進める。
日立の先発、エース坂本は初回裏、テンポ良い投球で相手打線を簡単に三者凡退に抑える上々の立ち上がり。しかし3点のリードを貰った坂本は2回裏、一死からライト前へのライナー性の当たりを許すと、その打球は捕球し切れずフェンス際まで転がった上、返球も乱れた間にバッターランナーは一気にホームまで帰り1点を献上。これでリズムが崩れたのか、続く相手6番打者にライトオーバーのホームランを許してしまい2点目を奪われてしまう。試合は3-2と1点リードで中盤戦へ。
1点差に詰め寄られた日立の攻撃陣だが、3回表には杉本のレフトオーバーの特大第3号ホームラン、4回表には先頭の笠原もレフト方向へ久々の第3号ホームランを放ち、ホームラン攻勢で再び3点差に突き放す。
リードを広げて貰った坂本は、3回裏は三者凡退に抑え、4回裏にはヒットと盗塁、ライトフライで二死三塁にされた場面で次打者の放ったセンターに抜けそうな二遊間の打球を杉本が軽快にさばくファインプレーを魅せ、このピンチも無失点で切り抜ける。しかし、5回裏に相手7番打者にレフトオーバーのホームランを許し3点目を献上すると、味方エラーで出塁したランナーを送りバントで進塁を許し、一死二塁と追加点のピンチに、ピッチャーは田内に交代。急遽リリーフ登板した田内は制球定まらず、次打者に死球を与え一死一、二塁とピンチを広げてしまうと、外野フライで二死一、三塁とされるが、次打者のレフト前に落ちそうな打球を平田が地面すれすれでナイスキャッチ。追加点は与えず、この回最少失点で切り抜ける。試合は5-3と2点リードで後半戦へ。
2点差に詰め寄られた日立の攻撃は6回表、一死から唐牛のレフト前ヒットと代打保谷の死球、藤森のセンター前ヒットで一死満塁と絶好の追加点チャンスに、ここで先ほどファインプレーを魅せた平田が高々とレフトへ犠牲フライを打ち上げ、唐牛がホームイン。貴重な追加点を挙げる。しかし、その裏に田内は先頭打者に四球を与えると、続くライト前ヒットの処理に手間取ってしまい結果的に無死一、三塁のピンチを招くと、次打者のエンドランで1点奪われ、更に続く一死三塁の場面でセンター前タイムリーを許し、この回2点を奪われてなんと1点差に詰め寄られてしまう。試合は6-5と1点リードで最終回へ。
最終回、日立のピッチャーは坂本がリエントリー登板。坂本は一死から四球のランナーを出すと盗塁を許し二死二塁の一打同点の場面、ショートへの強い打球はかろうじて前に落とすに留まり二死一、三塁とピンチを拡げてしまうが、エースの貫録を魅せ落ち着いた投球で最後のバッターを見逃し三振に仕留めてゲームセット。坂本は苦しみながらも東地区優勝を決める重要な試合で9勝目を挙げた。チームは通算成績を22勝5敗1分とし、この時点で東地区優勝が確定しダイヤモンドシリーズ進出を決めた。
平田、先制タイムリーツーベース含む2打点の活躍!
杉本、第3号追撃弾を放つ!
笠原、第3号追撃弾を放つ!
坂本、粘りの投球で9勝目を挙げる!
東地区初優勝に沸く日立サンディーバ応援団!!
堂々の東地区優勝!ダイヤモンドシリーズに進出決定!
田内、中盤で5失点!打線沈黙!2安打完封負けを喫する!!
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日立 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
戸田中央 | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 | 0 | x | 5 |
第13節、2日目は東地区3位の戸田中央との対戦。レギュラーシーズンの最終戦を勝利で飾り、ダイヤモンドシリーズへ弾みをつけておきたい日立は、先日の秦野ラウンドでノーヒットノーランを収めた田内が先発で登場。田内は初回裏、テンポ良い投球で相手打線を三者凡退に抑える上々の立ち上がり。2回裏には内野安打のランナーは出すも、後続を内野フライと内野ゴロ併殺打に打ち取り得点を与えず、試合は0-0で中盤戦へ。
1回、2回と三者凡退に抑えられた日立打線は、3回表に二死から放った杉浦の強い打球は相手三塁エラーを誘い、そのままレフト線へ抜ける間に二塁まで到達すると、続く藤森が四球を選び二死一、二塁のチャンス到来。ここで昨日の試合で先制タイムリーを放っている平田がピッチャー前に叩きつけた打球は相手投手のグラブを弾くヒットとなり、二死満塁とチャンスを拡げることに成功したが、後続倒れ先制点は奪えず。
3回までランナーは出すものの要所を締めてきた田内は、4回裏に四球と右中間へのツーベースヒットを許し一死二、三塁のピンチを招くと、続く相手5番打者にレフトオーバーのスリーランを浴び3点を献上。さらにヒットと四球で二死一、二塁のピンチに、代打で出てきた打者にライト前タイムリーヒットを許し追加点を奪われてしまう。試合は0-4と4点ビハインドで後半戦へ。
4点を追いかける展開となった日立の攻撃は5回表、唐牛がヒットで出塁すると代打に加減を起用。唐牛が盗塁を試みるも失敗に終わり、加減も内野フライに倒れ得点ならず。その裏、田内は相手2番打者にレフトオーバーのホームランを許し追加点を奪われる。更に内野エラーとヒットで無死一、二塁のピンチを招いたところでピッチャーは長谷川に交代。長谷川は落ち着いた投球で後続を抑え追加点を与えず、この回最少失点で切り抜ける。
5点を追いかける展開となった日立の攻撃陣だが、6回は三者凡退に倒れ、後の無くなった7回も山内が四球を選んで出塁するも、代打鈴木、堀口、笠原と打ち取られゲームセット。打線沈黙で0-5の完封負けを喫し、レギュラーシーズン最終戦を勝利で飾ることは出来なかったが、通算成績22勝6敗1分と堂々の戦績により東地区1位でダイヤモンドシリーズへと進出することになった。初戦は優勝まであと一歩という緊張感が見られ、また最終戦は東地区優勝が決まりやや浮足立った印象があるが、どちらの試合も「日立らしさ」があまり見られなかったように思う。想像を絶するプレッシャーの中でしっかり東地区初優勝を掴み取ったことは素晴らしいが、これはまだ通過点であり、チームが本当に目ざしているものはまだ先にあるはず。ダイヤモンドシリーズまでの期間、しっかりと課題を整理・修正して頂上決戦に臨み、悲願のJDリーグ制覇の栄冠を掴んで貰いたい。
杉浦、三塁線を破るヒットでチャンスメイク!
ファンと一緒にダイヤモンドシリーズで勝利を!!
記録&記事:安富 隆之,中山 友紀子,徳田 政昭,古園 敏幸