ニトリJD.LEAGUE 2024 試合結果
ニトリJD.LEAGUE 2024 第11節(東地区)
1勝1分、通算成績18勝5敗1分!東地区単独首位をキープ!
10月6日〜7日にかけて、東京都多摩市/多摩市一本杉公園野球場にて第11節が行われた。10月5日に予定していた地区シリーズ後半節初戦のNEC戦は雨天順延となり、翌10月6日に行われたビックカメラ高崎戦は、先発田内と相手先発の上野投手による投手戦の様相を呈する。迎えた6回裏に田内が1点を失い均衡が崩れるも、7回表に森山のJDリーグ通算第50号となる2試合連続ホームランで同点に追い付き、7回からリリーフした坂本の好投で同点のままタイブレークに突入。8回9回と両エースの力投で両チームともに得点なく1-1の引き分けとなった。翌日、雨天順延となったNECプラットフォーム戦は、連投となった先発の坂本が序盤に3失点する苦しいゲーム展開も、4回からリリーフした長谷川の好投で追加点は与えず、6回裏に森山の3試合連続となる2ランホームランで1点差に詰め寄ると、7回裏には4番山内の2点タイムリーで劇的な逆転サヨナラ勝利。4回1安打無失点の長谷川が5勝目を挙げた。チームは今節1勝1分で通算成績を18勝5敗1分とし東地区単独首位をキープした。
続く第12節は、10月18日〜20日、地元開催となる神奈川県秦野市/中栄信金スタジアム秦野で行われる。
多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
森山、起死回生の同点第2号弾!坂本、好リリーフでタイブレークの末引き分け!
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日立 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |
ビックカメラ高崎 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
第11節の初日の対戦相手は、東地区2位のビックカメラ高崎。首位攻防戦を何としても勝利して突き放しておきたい日立は、相手先発の上野投手に対し先頭打者の藤森がいきなりレフトオーバーのツーベースヒットで出塁!無死二塁の先制のチャンスを作ると、相手バッテリーの隙を突き果敢に三塁を狙うがここは惜しくもタッチアウト。二死から四球を選んだ杉本も盗塁を決め二死二塁と再び先制のチャンスを作るも、後続断たれ先制とはならず。3回表にも、高瀬の四球と藤森のライト前ヒットで一死一、二塁の先制のチャンスを作るも、笠原、杉本が上野投手の前に連続三振に倒れ得点が奪えぬ展開に。
この試合で先発を託された田内は、初回裏に内野安打で出塁されるも盗塁は許さず山内がきっちり刺し、2三振を奪う上々の立ち上がり。その後も、2回裏にヒット1本許したのみで3回、4回は三者凡退に抑える。5回裏には相手5番打者にライト線へホームラン性の大飛球を放たれてしまうが、ライトの藤森がギリギリのところでもぎ取るファインプレーで難を逃れ、この回も結局三者凡退にで無失点。試合は0-0のまま後半戦へ。
投手戦の様相を呈していたこの試合がようやく動いたのは6回裏。安定のピッチングを続けてきた田内だが、この回ヒットと進塁打で二死三塁のピンチを招くと、次打者にライト前へのタイムリーを喫し三塁ランナーが生還。ここにきて先制点を奪われ、試合は均衡が崩れ0-1と1点ビハインドとなり最終回へ。
後が無くなった最終回、7回表の日立の攻撃は、前節で今季初ホームランを放っている森山が先頭打者として打席に入ると、なんとここで逆風を突いた起死回生となる右中間への柵越えアーチを放ち、2試合連続、またリーグ通算第50号のメモリアルでもある今季第2号弾で同点に追い付く。何とか守り抜きタイブレークに持ち込みたい日立は7回裏から坂本をリリーフとして送り出すと、坂本は二死から四球でランナーは出すものの、しっかり後続を打ち取り無失点に抑え、1-1の同点でタイブレークへ突入。
8回表の日立の攻撃は、タイブレークの二塁ランナーに高瀬を置いて藤森がきっちり送りバントを決め、一死三塁のチャンスに代打堀口が登場。ここでエンドランを仕掛けるが打球が相手投手正面をつき、高瀬は三本間に挟まれタッチアウト。なおも続く二死二塁のチャンスには後続倒れ勝ち越しならず。その裏、坂本は進塁打で二死三塁とされるも、落ち着いた投球で次打者を外野フライに打ち取り無失点で切り抜ける。
JDリーグ規定により最終回となる9回表、日立は一死二、三塁からのスタートに山内、ムリポラが打ち取られ万事休す。しかし、坂本もこの一死二、三塁からのスタートに動じず、9回裏は相手打者を三振と内野ゴロに打ち取り得点を与えないまま1-1の引き分けで試合終了。勝敗はつかなかったものの、土壇場で同点に追い付き引き分けに持ち込めたことは大きい。チームは通算成績を17勝5敗1分とし、東地区単独首位をキープした。
藤森、ツーベース含むマルチヒットの活躍!
森山、起死回生の同点弾はリーグ戦通算第50号!
田内、6回3安打の好投で試合を作る!
坂本、3回無安打無失点の好リリーフ!
森山、3試合連続弾!山内、逆転サヨナラ2点タイムリー!長谷川、4回1安打無失点の好リリーフで5勝目!劇的な逆転サヨナラ勝利!!
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
NECプラットフォーム | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
日立 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2x | 4 |
第11節、雨天順延となったNECプラットフォームとの一戦。日立の先発は昨日の試合で好リリーフを魅せた坂本が連投登板。その坂本は初回裏、内野安打のランナーを出すと、相手3番打者に右中間へのツーランホームランを許しいきなり2点の先制を許す。更にヒットと四球、盗塁で二死一、三塁のピンチが続くが、次打者をきっちり空振り三振に仕留め追加点は許さず。しかし2回表、坂本はバントヒットと送りバントで一死二塁のピンチを招くと、続く打者に左中間フェンス直撃のツーベースヒットを放たれ3点目を奪われてしまう。
初回から2点を追いかける展開となった日立の攻撃だが、初回裏は先頭打者の藤森が四球を選びすかさず盗塁を決めると、杉本も四球で一死一、二塁とチャンスが訪れるも後続断たれ無得点。リードを3点差に拡げられた後も、3回まで笠原のヒット1本のみに抑え込まれ反撃の糸口が掴めない。
4回表から日立のピッチャーは長谷川に交代。久々のマウンドとなった長谷川だが、テンポ良い投球で相手打線を三者凡退に抑える見事なピッチングを披露。これがチームに良いリズムをもたらしたか、その裏、日立の攻撃は山内のヒットと保谷の相手野手エラーによる出塁により二死一、二塁と得点のチャンスが訪れる。しかし唐牛の放った打球は良い当たりながらも相手野手正面を突き、この回も無得点に終わる。試合は3-0と3点ビハインドのまま後半戦へ。
長谷川は5回、6回も相手打線を淡々と封じ込め、無失点に抑えて打線の援護を待つ。長谷川の作った流れに乗ってそろそろ反撃したい6回裏の日立の攻撃は、山内が死球で出塁すると、一死後に打席に入ったのは2試合連続弾を放っている森山。森山は7球のファウルで粘りに粘って、最後に仕留めた打球は3試合連続となるレフトオーバーの超特大第3号2ランホームランに!レジェンド山田恵里に並びリーグ通算本塁打数3位タイとなる一発で2-3と1点差に詰めより、一気に試合の流れを引き寄せたまま最終回へ突入。
最後まで長谷川は変わらずテンポ良い投球を続け、ヒットと送りバントで二死二塁とするも後続を外野フライに打ち取り、最終回の攻撃に望みを繋ぐ。7回裏、1点を追う日立は先頭打者に代打の切り札、田内を起用。その田内は期待に応え、ライトへのクリーンヒットで出塁!田内の代走に高瀬を起用すると、続く藤森の強烈な当たりは三遊間を破るレフト前ヒットとなり、無死一、二塁の同点のチャンスが訪れる。一死後、杉本の内野安打で一死満塁と一打逆転サヨナラのチャンスを作ると、バッターは頼れる4番山内。皆の想いを背負って放った山内の強烈な打球は、一、二塁間を抜けるライトへの2点タイムリーとなり、高瀬そして藤森が相次いでホームイン!!苦しみながらも劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めた。4回からリリーフした長谷川が4回無失点の好投で5勝目を挙げ、チームは今節1勝1分で通算成績を18勝5敗1分とし、東地区単独首位をキープしている。リーグ戦も終盤に近付き、ポストシーズン上位進出に向け毎試合追われる立場でプレッシャーの掛かるギリギリのプレーが続いているが、次節は地元秦野での3連戦。ここは地元大応援団の力強いバックアップでプレッシャーを跳ね除け、残り試合も日立らしく勝ち星を積み上げて貰いたい。
長谷川、4回1安打無失点の好リリーフで5勝目を挙げる!
森山、3試合連続の第3号弾で1点差に詰め寄る!
田内、サヨナラ劇を呼ぶ代打ヒットでの出塁!
山内、逆転サヨナラ2点タイムリーを放つ!
記録&記事:安富 隆之,中山 友紀子,徳田 政昭,古園 敏幸