第76回 試合結果
第76回全日本総合選手権大会
初戦突破も2回戦で惜敗!リーグ戦での奮起に期待!
第76回全日本総合選手権大会が9月14日(土)〜16日(月)にかけて、滋賀県守山市・東近江市・草津市・高島市で行われた。初戦の金沢学院大学戦では、4回に藤森の強烈なライト前ヒットが相手エラーを誘い一気にホームインし先制すると、唐牛、杉本の連続ヒットから笠原のライト前ヒットで2点を追加し、6回には山内のホームランで追加点を挙げ、投げては先発の田内が9奪三振の快投で相手打線を封じ込め完封で順当勝利を収めた。続く二回戦の戸田中央戦は、先発のゴーボーン、3回途中からリリーフした坂本が6回までランナーは出しながら要所を締める粘りの投球を続けるも、7回に坂本がタイムリーを許し1点を献上。一方、打線は再三のチャンスをものに出来ず3安打11奪三振と相手投手を打ち崩せず0-1で惜敗。2回戦敗退で準々決勝進出を逃した。リーグ戦での奮起に期待したい。
多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
田内、4安打9奪三振で完封勝利!二回戦進出!
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
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金沢学院大学 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
日立 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | x | 4 |
全日本総合選手権の初戦の対戦相手は、金沢学院大学。順当に勝利し二回戦進出を決めたいところ。日立の先発田内は、初回表に相手打線を三者三振に抑える完璧な立ち上がり。2回表には2本のヒットと進塁打で一死二、三塁の先制のピンチを招いてしまうが、落ち着いた投球で後続を打ち取り、無失点投球を続ける。
3回までノーヒットの日立打線は4回裏、先頭の藤森が放った強烈なライト前ヒットを相手野手が後逸し、返球ももたつく間に俊足を飛ばし藤森は一気にホームイン!更に唐牛、杉本の連続安打で無死一、二塁のチャンスを作ると、二死から笠原が右中間への鋭い打球を放ちまたしても相手野手が後逸、その間に唐牛、杉本が相次いで生還し2点を追加。この回一挙3点を奪う。
追加点の欲しい日立打線は5回裏、代打の保谷がセンター前ヒットで出塁すると続く高瀬もセンター前ヒットで続き、無死一、二塁と追加点のチャンスを作るが、あと一本が出ず追加点ならず。しかし6回裏、山内の完璧な当たりがセンターオーバーのホームランとなり追加点を挙げ、4-0とリードを拡げる。
先発の田内はランナーを出すものの、終始落ち着いた投球で相手打線を封じ込め、7回9奪三振の快投で最後まで得点を与えず完封勝利を収め、二回戦への進出を決めた。
藤森、俊足を飛ばし先制のホームイン!
笠原、強烈なライト前ヒットで追加点を奪う!
山内、貴重な追加点となる本塁打を放つ!
田内、7回9奪三振の快投で完封勝利!
3安打11三振に抑えられ0-1で惜敗!準々決勝進出ならず!
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
戸田中央 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
日立 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
二回戦の相手は、JDリーグ東地区で上位を争っている戸田中央との一戦。苦戦が予想されるが、確実に勝利し初優勝に向け勢いに乗りたい日立は、公式戦初先発となるゴーボーンをマウンドに送り出す。そのゴーボーンは初回表、制球定まらず三つの四球で二死満塁のピンチを招くが、次打者を見逃し三振に抑え無失点で切り抜け、乱調ながらも三つのアウトは全て三振と豪快な投球を魅せる。
2回表もゴーボーンは制球乱れ、四球で出したランナーを進塁打で三塁まで進められると、二死三塁のピンチにワイルドピッチで三塁ランナーがホームを突くが、ゴーボーンのベースカバーで 間一髪タッチアウトにし、無失点で切り抜ける。
早々に点を取りゴーボーンを楽にさせたい日立の攻撃陣だが、初回裏は三者凡退で無得点。2回裏にはゴーボーンとバッテリーを組むムリポラがライト線へのスリーベースヒットで一死三塁の先制のチャンスを作るも、後続は内野ゴロに打ち取られ先取点ならず。
3回表、ゴーボーンは二つの四死球で一死一、二塁のピンチを招いたところで、ピッチャーは坂本に交代。ピンチの場面でリリーフした坂本は、テンポ良い投球で後続を空振り三振とライトフライに打ち取り無失点で切り抜け、4回表も簡単に三者凡退に切って取り、得点を与えぬピッチングを披露。
しかし日立打線も相手投手の前になかなか打線が繋がらず、3回裏に二死から藤森がショート内野安打で出塁しすかさず盗塁を決め先制のチャンスを作り、また4回裏には二死からムリポラが死球で出塁するも、いずれも後続断たれ得点が奪えぬ展開に。
坂本は5回表に内野安打のランナーを出すも次打者をサードゴロダブルプレーに打ち取り無失点に抑えると、流れが日立に傾いたかその裏の攻撃は唐牛のレフト前ヒットと杉浦の死球で無死一、二塁のチャンスを掴むと、高瀬がキッチリと送りバントを成功させ一死二、三塁とチャンスを拡げ、藤森は故意四球で一死満塁と絶好の得点機が訪れる。しかし代打平田、杉本の二者が倒れ得点ならず。
6回表、坂本は死球のランナーを二塁まで進められるも後続をしっかりと抑え無失点に抑えるが、日立の攻撃も一死からムリポラが四球を選んで出塁するも二塁に進めることも出来ず無得点に終わる。試合は0-0のまま最終回へ。
7回表、坂本はヒットと送りバントで二死二塁のピンチを背負うと、次打者に左中間を抜かれるツーベースヒットを放たれ、先制点を奪われてしまう。土壇場で均衡を破られ後の無くなった日立の攻撃はその裏、あえなく三つのフライアウトでゲームセット。再三のチャンスをものに出来ず0-1で惜敗。準々決勝進出を逃した。リーグ戦では単独首位をキープして望んだ今大会であり、悲願の初優勝への期待が大きかっただけに、まさかの二回戦敗退となった。今一度プレーを磨き上げ、リーグ戦での奮起に期待したい。
ゴーボーン、公式戦初先発!
ムリポラ、三塁打を放ちチャンスメイク!
記録&記事:安富 隆之,中山 友紀子,徳田 政昭,古園 敏幸