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第77回国民体育大会 関東ブロック大会
「いちご一会とちぎ国体」の出場権獲得!!

 第77回国民体育大会 関東ブロック大会は、悪天候のため日程が変更になるなか8月14日(日)〜16日(火)にかけて、東京都大田区/大田スタジアム・平和島公園野球場で開催された。
日立は神奈川県代表として単独チームで挑み、一回戦の群馬県戦では投手陣が相手打線の猛攻で9点を奪われ、打線も4安打9三振と封じ込まれ0-9の完封負け。関東ブロック第一代表を逃し第二代表決定戦へまわることとなった。
第二代表決定戦の初戦は埼玉県の棄権により不戦勝となり、大会2日目の準々決勝は茨城県との対戦となった。茨城県戦は鈴木(未)の2打席連続ホームランなどで5点をあげ、投げては長谷川、佐藤の完封リレーで5-0と快勝し準決勝へ進出。続く東京都との準決勝は、序盤の投手戦を4回高瀬の3ランで均衡を破ると、投げては田内が10奪三振の快投で3-0と完封勝利を収め第二代表決定戦の決勝へ進出した。
第二代表決定戦の決勝は山梨県との対戦。初回から得点のチャンスを作るものの決定打が出ない展開で迎えた4回に森山の豪快なレフトオーバーの先制アーチが飛び出し1点先制。6回には森山の2打席連続ホームランを皮切りに打者一巡の猛攻で一挙7点をあげ勝利を決定付けると、投げては長谷川、佐藤の投手リレーで相手打線を封じ込め8-0の6回コールドゲームで快勝。
 この結果、第一代表は逃したものの、関東ブロック第二代表として「いちご一会とちぎ国体」出場の切符を手中に収めた。全国大会では、7年ぶり10度目の優勝に向けて頑張ってもらいたい。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

[試合結果]国体関東ブロック大会

第一代表決定戦 一回戦 対 群馬県(8月14日)

唐牛、好守に活躍も完封負け!第一代表を逃し第二代表決定戦へ!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
群馬県 0 0 0 2 4 0 3 9
神奈川県(日立) 0 0 0 0 0 0 0 0
  • 【バッテリー】佐藤(0回),★田内(4回),佐藤(3回)−清原
  • 【二塁打】唐牛(1回)

試合レポート

国体関東予選の初戦は、日本代表選手が多く在籍する群馬県との対戦。
神奈川県の事実上の先発 田内は、初回、3回と、四球から一死二塁のピンチを招くも、落ち着いた投球で次打者をキッチリ抑え無失点で切り抜ける。初回裏、神奈川県の攻撃は、唐牛のセンターオーバーのツーベースヒットで一死二塁の先制のチャンスを作るが、後続が連続三振に倒れ先取点ならず。

0対0で迎えた4回表、田内は先頭打者にレフトオーバーのホームランを許し先取点を奪われてしまう。更に、四球とヒットで二死一、二塁のピンチを招くと次打者にライト前にタイムリーを許しこの回2点を先制される。

続く5回には、交代した佐藤が味方エラーで出塁を許すと、送りバントと四球等で一死一、三塁のピンチを招き、次打者にレフト前タイムリーを許し追加点を献上。さらに一死一、二塁のピンチの場面で次打者にはライトオーバーの3ランを浴び、この回一挙4点を奪われる。次打者にはセンターへホームラン性の大きなあたりを放たれるが、ここは唐牛がフェンスにぶつかりながらも好捕し追加点は免れた。

唐牛は、7回にもライナー性のセンターオーバーの打球をフェンスを倒しながらも見事に好捕し、守備でも盛り立てるが相手打線の勢いは止まらない。佐藤は2本のヒットで招いた一死一、二塁のピンチにライトオーバーのスリーランを放たれ0−9と大きく引き離されてしまう。

その裏、一矢報いたい神奈川県の攻撃は、唐牛、杉本、清原のヒットで一死満塁のチャンスを作るも後続が断たれゲームセット。完封負けを喫し第一代表の座を逃し第二代表決定戦へ回ることとなった。


唐牛、初回、中越二塁打でチャンスメイク!


唐牛、5回、7回とフェンス激突の好捕!

オーダー表

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第二代表決定戦 準々決勝 対 茨城県(8月15日)

鈴木(未)、二打席連続弾!山本、ダメ押しタイムリー!長谷川、佐藤の完封リレーで第二代表決定戦準決勝進出!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
神奈川県(日立) 0 2 0 1 1 1 0 5
茨城県 0 0 0 0 0 0 0 0
  • 【バッテリー】☆長谷川(5回),佐藤(2回)−清原
  • 【本塁打】鈴木(未)(2回:1号2ラン,4回:2号)
  • 【二塁打】鈴木(未)(6回)
  • 【盗塁】唐牛(1回,5回)

第二代表決定戦に回った神奈川県は埼玉県の棄権により初戦は不戦勝となり準々決勝で茨城県との対戦。
初回表、神奈川県の攻撃は一死から唐牛が四球を選び出塁すると、すかさず盗塁を決めて一死二塁と先制のチャンスを作る。しかし後続は連続三振に抑えられ先制ならず。神奈川県の先発は長谷川。長谷川は初回裏、先頭打者にセンター前ヒットを許し、一死後、内野ゴロの間にランナーを二塁に進められるも、次打者を空振り三振に抑え無失点で切り抜ける。

2回表、神奈川県の攻撃は一死から高瀬がセンター前ヒットで出塁すると、続く鈴木(未)が公式戦初となるライトオーバーの本塁打を放ち2点を先制。更にDPで出場の田内のライト前ヒットを相手野手がもたつく間に田内は3塁へ進塁し、一死三塁と追加点のチャンスを掴むと、続く山本の打席でスクイズを試みるも、本塁タッチアウトで追加点ならず。続く坂本(結)のレフト前ヒットで二死二、三塁とするも、あと一本は出ずこの回2点止まり。

4回表は、一死から前の打席で先制2ランを放っている鈴木(未)が二打席連続となるホームランを放ち3点目を挙げる。さらに続く田内がこの日2本目のヒットで出塁し、山本の送りバントで二死二塁と追加点のチャンスを作るが、あと一本は出ず追加点とはならず
5回表、先頭の唐牛がセンター前ヒットで出塁し、またも盗塁を決めると送球が逸れる間に三塁まで進塁。続く杉本の内野ゴロの間に唐牛がホームインし4点目を挙げる。
6回表は、一死から2打席連続ホームランの鈴木(未)が今度はライト線へのツーベースで出塁すると、二死後、山本のセンター前ヒットで鈴木(未)がホームインしダメ押しとも言える5点目をあげる。

投げては先発の長谷川が5回まで2安打無失点の完璧な投球を披露し、6回からリリーフした佐藤もヒットのランナーは許すもののテンポ良い投球で後続を抑え込み5-0の完封勝利。第二代表決定戦の準決勝進出を決めた。


鈴木(未)二打席連続弾含む3安打と大暴れ!


山本、6回裏、ダメ押しタイムリー!


田内、DPで2安打の活躍!


長谷川、5回散発2安打無失点の好投!

オーダー表

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第二代表決定戦 準決勝 対 東京都(8月15日)

高瀬、決勝の先制スリーラン!田内、7回10奪三振の快投で第二代表決定戦決勝へ進出!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
東京都 0 0 0 0 0 0 0 0
神奈川県(日立) 0 0 0 3 0 0 x 3
  • 【バッテリー】長谷川(0回),☆田内(7回)−清原
  • 【本塁打】高瀬(4回:1号3ラン)

第二代表決定戦、準決勝は東京都との対戦。
神奈川県の事実上の先発は田内。田内は二死後、セカンド強襲ヒットでランナーを出すものの、次打者を空振り三振に仕留め無失点に抑える上々な立ち上がり。

試合が動いたのは4回裏、神奈川県の攻撃。先頭打者の唐牛がセンター前ヒットで出塁すると、続く山本の送りバントは相手野手のフィルダースチョイスを誘い無死一、二塁と先制のチャンスを作ると、清原の送りバントで、一死二、三塁とチャンスを拡げる。ここで続く高瀬がレフトへ高々と打ち上げた打球はレフトフェンスを越えるスリーランホームランとなり均衡を破り3点を先制する。

5回裏、神奈川県の攻撃は、先頭の山本がセンター前ヒットで出塁。一死後、内野ゴロの間に二塁に進塁し、追加点のチャンスを掴むが、あと一本は出ず追加点ならず。

田内は、2回以降もランナーは出すものの10奪三振の快投で最終回まで相手打線に得点を与えず3-0の完封勝利。第二代表決定戦の決勝進出を決めた。

オーダー表

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第二代表決定戦 決勝 対 山梨県(8月16日)

森山、二打席連続弾!6回打者一巡の猛攻!長谷川、佐藤の無失点リレーで8-0のコールド勝ち!
関東ブロック第二代表の切符を掴む!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6
神奈川県(日立) 0 0 0 1 0 7 8
山梨県 0 0 0 0 0 0 0
  • 【バッテリー】☆長谷川(5回),佐藤(1回)−清原
  • 【本塁打】森山(4回:1号,6回:2号)
  • 【三塁打】坂本(結)(6回)
  • 【二塁打】鈴木(未),杉本(6回)
  • 【盗塁】唐牛(6回)

第二代表決定戦、決勝は山梨県との対戦。
初回表、神奈川県の攻撃は二死から鈴木(未)がセンター前ヒットで出塁し、続く清原が四球を選び二死一、二塁と先制のチャンスを掴むが、後続が断たれ先制ならず。神奈川県の先発は長谷川。初回裏、長谷川は一死からヒットのランナーを出すも次打者をピッチャーライナー併殺に仕留め得点を与えない。

2回表、一死から森山がレフト前ヒットで出塁。二死後、山本のレフト前ヒットで一、二塁と先制のチャンスを作り、続く坂本(結)のピッチャー強襲ヒットで二死満塁とチャンスを拡がるが、あと一本がでず先制とはならず。

4回表には先頭打者の杉本がレフト前ヒットで出塁するも盗塁失敗。チャンスが途絶えたかと思った次の瞬間、森山のレフトへの大きな当たりは逆風を突いたホームランとなり先制点を挙げる。その裏、長谷川はヒットと送りバントで一死二塁のピンチを招くが、後続を二者連続三振に抑え得点を与えない。

5回表には一死後、鈴木(未)の四球と清原のライト前ヒットで一死一、二塁の追加点のチャンスを作る。続く杉本のセンター前ヒットで鈴木(未)がホームを狙うも本塁タッチアウトで追加点ならず。

6回表、神奈川県の攻撃は先頭の森山が二打席連続となる左中間へのホームランを放ち貴重な追加点を挙げる。するとここから打線が繋がり猛攻をみせる。 続く田内が四球で選び出塁し、山本の送りバントで一死二塁のチャンスを作ると続く坂本(結)がライトフェンス直撃の三塁打を放ち田内が生還。なおも一死三塁の場面で、唐牛の死球と盗塁で一死二、三塁とチャンスを拡げると、続く鈴木(未)が右中間へのタイムリーツーベースを放ち坂本(結)、唐牛が相次いでホームイン。なおも一死二塁の場面で、清原はライト前ヒットで繋ぎ一死一、三塁とすると、続く高瀬の内野ゴロは相手野手のフィルダースチョイスを誘い鈴木(未)がホームイン。 更に、一死一、二塁のチャンスで、杉本のあたりは左中間へのエンタイトルツーベースとなり清原がホームイン。なおも一死二、三塁のチャンスにこの回2度目の打席となる森山がセンターへの犠牲フライを放ち高瀬がホームイン。 この回、打者一巡の猛攻で一挙7点を挙げるビックイニングとして8-0と大量リードし試合を決めた。

投げては先発の長谷川が5回まで2安打無四球無失点の安定した投球を披露すると、6回はリリーフした佐藤が三者凡退に抑え8-0のコールドゲームとなり試合終了。第二代表決定戦の決勝を制し関東ブロック第二代表の切符を掴んだ。
第一代表は逃したものの、第二代表決定戦では準々決勝、準決勝と若手の活躍で勝ち上がり、決勝戦では打撃不振で打順を下げた主軸の活躍も加わり本来の強さを発揮した。7年ぶり10度目の全国大会優勝への活躍が楽しみだが、9月に再開されるJDリーグ初代王者に向けた活躍にも大いに期待したい。


森山、2打席連続弾!3打数3安打の活躍!


杉本、タイムリーツーベース含む3安打!


鈴木(未)、2安打2打点と連日の猛打賞!


長谷川、5回2安打無失点の好投で勝利に貢献!


関東ブロック第二代表で10度目の日本一へ!

オーダー表

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記録&記事:奥田 透,中山 友紀子,徳田 政昭,古園 敏幸