ページの本文へ

Hitachi
お問い合わせお問い合わせ

Japan Diamond Softball LEAGUE:プレーオフ

ニトリJD.LEAGUE 2022 試合結果

ニトリJD.LEAGUE 2022 プレーオフ
接戦を制しダイヤモンドシリーズ進出を決める!

 11月5日〜6日にかけて、愛知県岡崎市/岡崎レッドダイヤモンドスタジアムでプレーオフが行われた。東地区2位の日立サンディーバはダイヤモンドシリーズへの進出を掛けて、セカンドステージで同3位のデンソーと対戦。日立は2回にフリッペンの右中間フェンス直撃のツーベースから掴んだ先制のチャンスに、代打那須のランナーを返したいという強い想いが相手野手のミスを誘い2点を先制すると、続く清原のセンター前タイムリーで追加点を挙げ、序盤で3点をリードする展開に。先発の坂本(実)は初回から制球に苦しみ、本塁打により2点を失うも粘りの投球を続け何とかリードを守り、6回からはマクイリンがキッチリと締めて3-2で勝利し、ダイヤモンドシリーズへの進出を決めた。
 ダイヤモンドシリーズは、11月12日〜13日に千葉県千葉市/ZOZOマリンスタジアムで行われ、日立サンディーバは11月12日のセミファイナルで東地区1位のビックカメラ高崎との対戦となる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

プレーオフ結果およびダイヤモンドシリーズ組合せ

[プレーオフ結果、ダイヤモンドシリーズ組合せ]

プレーオフセカンドステージ 対 デンソー戦(11月6日)

フリッペンの2塁打を口火に先制!坂本(実)-マクイリンの継投でリードを守り切り勝利!!ダイヤモンドシリーズ進出!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
デンソー 0 0 0 0 2 0 0 2
日立 0 3 0 0 0 0 x 3
  • 【バッテリー】☆坂本(実)(5回),マクイリン(2回)−清原
  • 【二塁打】フリッペン(2回)
  • 【盗塁】杉本(2回)

試合レポート

JDリーグ初代王者に輝くためのポストシーズンがいよいよスタートした。この戦いへ挑む東地区2位の日立サンディーバは、ダイヤモンドシリーズへの進出を掛けたプレーオフセカンドステージで、同3位のデンソーと対戦。レギュラーシーズンの直接対決では1勝2敗と負け越しているが、何としても勝利してダイヤモンドシリーズへ駒を進めたいところ。その日立の先発は、本調子とは言えないもののリーグ戦4連勝中と要所を抑えて好投を続けているエース坂本(実)。初回表、坂本(実)は制球定まらず、先頭打者にいきなり四球を与える苦しい立ち上がり。更に打ち取った打球もショート後方へのポテンヒットになるなど不運もあり、いきなり一死一、二塁の先制のピンチを背負うが、後続をフライアウトに打ち取り何とか無失点で切り抜ける。

相手先発は、レギュラーシーズン2戦2敗で無得点に抑えられ、ノーヒットノーランも喫しているフーバー投手。何とか食らいつき突破口を見つけ先制点を奪いたい日立打線は、初回裏は三者凡退に抑えられたものの、2回裏に先頭打者のフリッペンが外角低めの速球を逆らわず右中間へ弾き返すと、その鋭い打球はフェンス直撃のツーベースとなり無死二塁の絶好の先制チャンスを生み出す。すかさず代走に山本を起用すると、続く杉本のプッシュバント気味の送りバントは内野安打となり、すぐさま盗塁を決め無死二、三塁とチャンスを拡げると、一死後にベンチは藤森の代打として那須を起用。キャプテン那須の何としてもランナーを返そうとする執念の一打は、山本の好走塁により先制点に結びつき、ボールがこぼれた隙に杉本も生還して一挙2点を奪う。なおも続く一死二塁のチャンスに、清原からセンター前へのタイムリーヒットが飛び出すと、リエントリしていた藤森が生還し3点目を奪う。レギュラーシーズンは得点を奪えなかったデンソーのフーバー投手を相手に、序盤から3点を先制する展開となる。

2回、3回と坂本(実)は本来のテンポ良い投球で相手打線を抑え込み無失点を続けるが、迎えた4回表にセンター前ヒットと内野安打で無死一、二塁のピンチを招く。その後内野ゴロと盗塁で一死二、三塁とされると、次の打者に四球を与えてしまい一死満塁と同点のランナーを背負うが、エースの意地か粘りの投球で後続打者を内野フライと空振り三振に切って取り、この回も無失点で切り抜ける。

迎えた5回表、坂本(実)は先頭打者に右中間への二塁打を許し、無死二塁のピンチを招いてしまう。次の打者の打球は小フライとなり、ショートの前に落ちるが、フリッペンの好守好判断で二塁ランナーを三塁でタッチアウトにし、この回もピンチを凌いだかと思えたが、二死一塁から相手3番打者に初球が甘く入ったところを弾き返されると左中間への2ランホームランとなり、何と1点差に詰め寄られてしまう。しかし逆転は許さず、試合は3-2と最小リードで後半戦へ。

日立のピッチャーは6回からマクイリンに交代。6回表、マクイリンは落ち着いた投球で相手打線を三者凡退で無失点に抑え、最終回もテンポ良く二者を打ち取るが、次打者にレフト線への二塁打を許し、二死ながら同点のランナーを出してしまう。一発が出れば逆転されてしまうこの場面で、今季限りで引退を表明している山田選手が打席に入るが、ここはマクイリンがサードゴロに仕留めゲームセット。序盤のリードを最後まで守り切って3-2で勝利し、ダイヤモンドシリーズセミファイナルへ駒を進め、悲願のJDリーグ初代王者に一歩近付いた。

チームはレギュラーシーズン第13節からの7連勝と勢いに乗っており、それはキャプテン那須を中心にチームが一丸となって強い気持ちで戦っていることの現れでもあるが、プレーオフの舞台に気圧されたかこの試合では普段以上に守備のミスも見受けられた。ダイヤモンドシリーズでは更に厳しい戦いが待ち受けているが、JDリーグ初代王者、そして「強い日立の復活」に向け、改めて基本に忠実なプレーで着実に勝利を引き寄せ、最後に栄冠を手にして貰いたい。


フリッペン、先制の口火となる二塁打含め攻守に活躍!


那須、執念の一打で先制点を奪い取る!


代走山本、決死のスライディングで先制のホームイン!


清原、貴重な追加点タイムリーを放つ!


坂本(実)、粘りの投球!5回2失点の好投で勝利を引き寄せる


マクイリン、1安打無失点救援でリードを守り切る!

オーダー表&個人成績

個人成績

記録&記事:中山 友紀子,徳田 政昭,古園 敏幸