日本女子ソフトボールリーグ1部：第7節

2021年度　試合結果

ソフトボールリーグ1部　第7節
1勝1敗で首位陥落するも、同率2位をキープ！！

　10月2日～10月3日にかけて、愛知県刈谷市／刈谷球場にて日本リーグ第7節が行われた。初日の10月2日、太陽誘電との対戦は初回に清原の犠牲フライで先制するも、3回に逆転を許し4回、5回にも追加点を奪われ、最終回に坂本(結)の3号ソロが飛び出すも、逆転されたまま最後までリードを許し敗戦。チームは前節からの連勝が6で止まり、単独3位に後退した。翌日の戸田中央総合病院戦は投手戦となり、お互いランナーは出しながらも決定打が出ない展開が続いたが、ようやく6回に坂本(結)が2日連続となる4号ソロを放ち、この虎の子の1点をリケッツが守り切り完封勝利。チームは前半戦からの連勝を6でストップするも、1勝1敗で通算成績を11勝5敗とし同率2位と上位につけている。
　続く第8節は、10月9日～10日、地元である神奈川県横浜市／サーティーフォー保土ヶ谷球場で行われる。

　多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

チーム戦績(第7節終了時点)

全チームの対戦結果(新規ウィンドウを表示)

対　太陽誘電戦(10月2日　通算成績：10勝5敗)

前半戦からの連勝6でストップ。単独3位に後退！

試合結果
チーム名	1	2	3	4	5	6	7	計
太陽誘電	0	0	2	1	1	0	0	4
日立	1	0	0	0	0	0	1	2

【バッテリー】★坂本(実)(4回1/3：4勝2敗)，田内(2回2/3)－清原
【本塁打】坂本(結)(7回：3号)
【盗塁】山口(1回)

試合レポート

第7節初戦の相手は、今シーズンは6勝7敗で8位と出遅れている太陽誘電との一戦。元々実力のあるチームだけに、同率首位につける日立としては、順当に勝利し突き放しておきたいところ。日立の先発は、前節で3勝目を挙げている防御率リーグ2位の坂本(実)。坂本は初回を三者三振、2回も打たせて取るテンポ良い投球で相手打線を3人で抑え込む素晴らしい立ち上がりをみせる。

一方、日立の攻撃は初回裏に坂本(結)の四球と鈴木(鮎)の送りバントで、早々に一死二塁の先制点のチャンスを作る。続く山口のセンター前ヒットで一死一、三塁とチャンスを拡げると、続く清原がセンターへの犠牲フライを打ち上げ坂本(結)がホームイン。幸先良く先制点を奪うと、2回裏には先頭の那須が三塁強襲の当たりで気迫のヘッドスライディングを見せ内野安打とすると、唐牛の送りバントで二死二塁と追加点のチャンスを作るが、ここはあと一本が出ず追加点ならず。1-0と僅差の展開で試合は中盤戦へ。

3回表、坂本(実)は先頭打者にセンター前ヒットを放たれると、一死二塁の場面で相手9番打者にライトポール際へ運ばれ、強風の影響もあったかまさかのツーランホームランとなり逆転を許してしまう。その裏、日立の打線は二死から清原がセンター前ヒットで出塁するも後続が倒れ追加点ならず。

4回表、坂本(実)はヒットと送りバントで一死二塁と追加点のピンチを招くと、打ち取ったかと思われた打球はライト前のタイムリーポテンヒットとなり追加点を奪われる。守備が乱れる間にバッターランナーは3塁へと進み、一死三塁とピンチが続くが、ここはしっかり後続を抑えて最小失点で何とか凌ぐ。しかし、5回表には一死から相手2番打者にセンタオーバーのホームランを浴び4点目を献上すると、ここでピッチャーを田内に交代。田内は簡単に後続を抑え、追加点を与えず打線の援護を待つ。

すぐさま逆転したい日立打線だが、4回裏は三者凡退に抑えられ、5回裏には二死から鈴木(鮎)のセンター前ヒットと山口、清原の連続四球で一死満塁の大きなチャンスを掴むが、後続続かず得点差を縮められない。3点ビハインドのまま試合は終盤戦へ。

6回はお互い動きのないまま1-4と3点差のまま最終回へ突入すると、田内は相手打線を三者凡退に抑え最終回の攻撃に望みを繋ぐ。最終回の日立の攻撃は一死後、坂本(結)が放ったレフトへの大きな当たりは今季第3号となるソロホームランとなり、いよいよ2点差に詰め寄ると、二死まで追い詰められながらも山口のライト前ヒットと清原の四球で二死一、二塁と一打逆転のチャンスを掴むも、後続倒れゲームセット。逆転を許した後の中盤の追加点が重くのしかかり、追いつくことが出来ず手痛い敗戦を喫した。この結果、チームは前半戦からの連勝が6でストップ。通算成績を10勝5敗とし単独3位に後退した。

田内、無失点の好リリーフ！

坂本(結)、3号ソロで追撃！

高瀬、必死のダイビングキャッチ！

オーダー表＆個人成績

個人成績

対　戸田中央総合病院戦(10月3日　通算成績：11勝5敗)

坂本(結)の2日連続となる4号ソロで投手戦を制し、リケッツ完封勝利で同率2位浮上！

試合結果
チーム名	1	2	3	4	5	6	7	計
日立	0	0	0	0	0	1	0	1
戸田中央総合病院	0	0	0	0	0	0	0	0

【バッテリー】田内(0回)，☆リケッツ(7回：5勝2敗)－清原
【本塁打】坂本(結)(6回：4号)
【二塁打】リケッツ(5回)

試合レポート

第7節2日目の相手は、ここまで8勝5敗で同率5位の戸田中央総合病院戦。混沌とする4位以下の争いに巻き込まれないためにも必ず勝利しておきたいところ。初回、日立は四球で出塁した坂本(結)を松岡の送りバントで得点圏まで進ませるが、後続倒れ先制点には結びつかず。その後も、あわやホームランかと思われた那須の大飛球や屋禰のレフト前ヒットなどが飛び出すも、相手投手の前になかなかヒットが出ない。

1回裏、日立は田内からの交代で実質的な先発投手となったリケッツがマウンドへ。リケッツは制球定まらないながらも、初回は3者連続三振に切って取るピッチング。続く2回裏は三者凡退、3回裏には内野エラーとヒットで一死一、二塁となるも、後続打ち取り無得点に抑え、投手戦の様相となる。

5回表、一死からリケッツがライトオーバーのツーベースで先制点のチャンスを生み出し、代走にリーグ戦初出場となるルーキー杉浦を送り込んだが、ここで戸田中央総合病院はテーラー投手がリリーフとして登場。日立打線はこのチャンスに二者連続で倒れ、両チーム無得点のまま終盤戦に突入。

この膠着した状況を終わらせたのは、昨日の太陽誘電戦で最終回に意地の一発を放った坂本(結)。6回表に先頭打者としてバッターボックスに向かった坂本(結)は、何と2日連続でレフトオーバーの第4号ソロホームランを放ち、待望の先制点を奪う。その裏、リケッツはピッチャー強襲の内野安打でランナーを出塁させると、二死二塁で迎えたバッターは第6節終了時点でリーグ打率首位の數原選手。ここで村山監督がタイムを取ると、チームは故意四球を選択。二死一、二塁となり迎えた5番バッターをリケッツがセカンドゴロにきっちり打ち取り、1点ビハインドのまま最終回へ。

最終回、リケッツは二死からセンター前ヒットを許すも、最後まで集中を切らさず相手バッターを打ち取りゲームセット。チームは今節1勝1敗の11勝5敗で同率2位を死守した。次節は地元横浜開催となり、有観客での開催が予定されている。声援は送れないが、日立サンディーバファンの思いを力に変えてこのまま勝ち進んでいって欲しい。

坂本(結)、値千金の4号ソロ！