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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第5節

2021年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第5節
前節からの3連勝!前半戦を通算7勝4敗、同率2位で折り返す!!

 5月7日〜5月9日にかけて、山形県山形市/きらやかスタジアムにて日本リーグ1部第5節が行われた。初日はリーグ戦首位の豊田自動織機と対戦し、初回に飛び出した鈴木(鮎)の2号2ランで先制すると、先発の坂本(実)は散発2安打、10連続奪三振を含む計12奪三振の快投で相手打線を封じ込め、見事な完封勝利を収めた。翌日のシオノギ製薬戦は、初回から互いにエラーや四死球でランナーを出し合う展開になるも、得点機を逃さない清原・松岡のタイムリーや、鈴木(鮎)の2日連続アーチなどで4点を奪い、前日に快投を魅せた坂本(実)が最後はきっちり締めて完封勝利。この結果、前節からの3連勝で通算成績7勝4敗、同率2位で前半戦を終了。後半戦もこの勢いで上位に留まり続ける戦いを見せて欲しい。
 後半戦開幕節は、9月4日〜5日に神奈川県大和市/大和スタジアムスタジアムで行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 豊田自動織機戦(5月8日 通算成績:6勝4敗)

鈴木(鮎)、先制2号2ラン! 坂本(実)、散発2安打12奪三振の快投で完封勝利!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立 2 0 0 0 0 0 0 2
豊田自動織機 0 0 0 0 0 0 0 0
  • 【バッテリー】☆坂本(実)(7回:2勝1敗)−清原
  • 【本塁打】鈴木(鮎)(1回:2号2ラン)

試合レポート

第4節を1勝2敗と負け越し同率5位となるも、今節を連勝して上位を窺いたい日立サンディーバの第5節初戦の相手は、昨日の戦績で暫定首位に立った格上の豊田自動織機との一戦。何とか勝利して上位をキープしたいところ。その初回の日立の攻撃は、相手エラーで出塁した松岡を一塁に置き、3番鈴木(鮎)が真芯で捉えた打球は、相手レフトの頭上を超える文句なしのホームラン! 鈴木(鮎)の今季2号となる2ランで幸先よく2点を先制する。

日立の先発は開幕投手の坂本(実)。毎試合好投を見せながらも今季ここまで1勝と勝ち星に恵まれなかったが、2点先取の展開でマウンドへ上がると、初回表から相手打線を三者凡退に抑える完璧な立ち上がり。その後も相手に的を絞らせずに、テンポよく丁寧なピッチングを続けていき、初回の最終打者から4回まで10者連続三振に抑える見事なピッチングを披露。坂本(実)の連続奪三振、パーフェクトピッチングの記録に期待が高まる。

追加点が欲しい日立の打線は、2回表に那須のレフト前ヒット、3回表には先頭の坂本(結)がライト前ヒットで出塁するも進塁させることが出来ず、追加点を奪えない展開が続く。5回表にも、先頭の炭谷がセンター前ヒットで出塁し代走に加福を起用するが、続く唐牛の送りバントはサードへの併殺打となりチャンスを広げることが出来ない。一方、坂本(実)は5回裏に連続奪三振・パーフェクトピッチングが途絶えることになるも、付け入る隙のない無失点ピッチングを続け、2点リードのまま試合は最終回へ突入。

7回表の日立の攻撃は三者凡退に抑えられ追加点は奪えなかったが、坂本(実)も最終回は相手打線を簡単に三者凡退に抑えてゲームセット。この日の坂本(実)への打線援護は初回の鈴木(鮎)の先制2号2ランで得た2点で十分であり、相手打線を散発2安打、12奪三振に抑え込む快投で今季2勝目を見事に完封。チームは通算成績を6勝4敗とし、同率4位に浮上した。


鈴木(鮎)、初回、先制2号2ランを放つ!


坂本(実)、10連続奪三振含む12奪三振の快投!


清原、好リードで相手打線を翻弄!


坂本(実)、笑顔のヒロインインタビュー!

オーダー表&個人成績

個人成績

対 シオノギ製薬戦(5月9日 通算成績:7勝4敗)

鈴木(鮎)、2日連続アーチ! 坂本(実)の救援で2試合連続完封勝利!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
シオノギ製薬 0 0 0 0 0 0 0 0
日立 1 1 1 0 0 1 x 4
  • 【バッテリー】☆田内(4回:2勝1敗),近藤(1/3),坂本(実)(2回2/3)−清原
  • 【本塁打】鈴木(鮎)(3回:3号)
  • 【盗塁】鈴木(鮎)(1回),山口(5回)

試合レポート

昨日の勝利で同率4位に浮上し、更に上位を狙いたい日立の第5節2日目の対戦相手は、ここまでリーグ戦2勝8敗と下位のシオノギ製薬との一戦。油断することなく順当に勝利し、前半戦最終戦を勝利で締めたいところ。日立の先発田内は、初回の先頭打者にセンター前ヒットを許すと、盗塁阻止の送球が内野の捕球ミスとなり一死三塁のピンチに。ここから更に四球2つを与えて二死満塁とするも、次打者を見逃し三振に切って取り、無得点に抑える。

その裏の日立の攻撃は、先頭の坂本(結)が四球で出塁し、相手投手の不正投球と松岡の送りバントで一死三塁とすると、更に鈴木(鮎)・山口の連続四球で一死満塁となり、前の回と同じような展開に。しかし、ここは清原がきっちりセンター前にタイムリーを放ち先制点を挙げる。続く一死満塁のチャンスは、那須のショートライナーで飛び出した鈴木(鮎)が戻れず併殺となり、大量得点には繋がらずこの回1点止まり。

しかし、この後の2回裏には高瀬のレフト前ヒットと不正投球による一死三塁のチャンスに、この日がリーグ初スタメン・初打席の山本がエンドランで放った打球が相手野手のエラーを誘い追加点を奪うと、3回裏には鈴木(鮎)がライナーで左中間に放り込む2日連続ホームランを放ち、試合中盤までに3点差までリードを広げる。

先発田内は、初回こそドタバタしていたがその後は安定したピッチングで2回表と3回表の攻撃を三者凡退に抑え、4回表にはフォアボールで出したランナーを4-6-3の併殺に打ち取り、無得点のまま近藤にマウンドを託す。

今季初登板となった近藤だが、5回表の先頭打者は空振り三振を奪ったものの、その後は連続四死球で一死満塁のピンチを招いてしまい、ここで坂本(実)の救援を仰ぐことに。その坂本(実)はこのピンチをしっかり凌いで、続く6回表も三者凡退に切って取る貫禄のピッチング。

坂本(実)のリリーフで試合の流れが戻ったか、6回裏には高瀬の死球に炭谷のセンター前ヒットで一死二、三塁のチャンスが訪れる。ここで2塁ランナー炭谷に代走加福を送り出し、今季初打席となる大越が代打で登場するも、当たりは良かったが惜しくもサードライナーに倒れる。しかし流れはまだ渡さず、坂本(結)の四球で二死満塁の場面に松岡がレフト前タイムリーで駄目押しの追加点を奪い、4点リードで最終回へ突入。

最終回、坂本(実)はレフト前ヒットと四球で二死一、二塁とするも、最後の打者を難なくピッチャーライナーに打ち取り試合終了。この結果、通算7勝4敗で同率2位で前半戦を折り返すこととなった。上位チームの成績が拮抗していることもあり、この成績では決勝トーナメント進出に向けてまだまだ予断を許さない状況ではあるが、ここ数年は負け越しでの折り返しが多かったことを考えると、ここまでの戦いぶりを素直に称賛したい。


山本、リーグ初打席でエンドランを決める!


鈴木(鮎)、2日連続の第3号ソロホームラン!


田内、4回を被安打1、無失点で今季2勝目!


坂本(実)、貫禄のピッチングで好リリーフ!

オーダー表&個人成績

個人成績

記録&記事:中山 友紀子,徳田 政昭,古園 敏幸