日本女子ソフトボールリーグ1部：第2節

2021年度　試合結果

ソフトボールリーグ1部　第2節
前節から3試合連続完封勝利！通算成績3勝1敗で同率首位浮上！！

　4月10日～4月11日にかけて、岐阜県大垣市／大垣市北公園野球にて第2節が行われた。初戦は昨年リーグ6位の太陽誘電との対戦。3回にはルーキー高瀬のリーグ戦初ホームランなどで一挙6点を先制し、6回には坂本(結)の移籍後初アーチも飛び出して8-0と大きくリードを拡げると、開幕でノーヒットピッチングを見せながらも勝利を飾れなかった坂本(実)の好投で見事に完投・完封勝利を収めた。翌日の大垣ミナモ戦は、序盤に山口のリーグ戦初ホームランなどで試合の主導権を握ると、先発のリケッツは終始安定したピッチングで相手打線を抑え込み、自身3度目となるノーヒットノーランで今季初勝利。チームは3連続完封勝利で通算成績3勝1敗とし、同率首位をキープした。次節は地元茅ヶ崎大会。勢いそのままに連勝を伸ばして行きたい。
　続く第3節は、4月17日～18日、神奈川県茅ヶ崎市／茅ヶ崎公園野球場で行われる。

　多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

チーム戦績(第2節終了時点)

全チームの対戦結果(新規ウィンドウを表示)

対　太陽誘電戦(4月10日　通算成績：2勝1敗)

高瀬、リーグ戦初本塁打！坂本(結)、移籍後初本塁打でダメ押し！坂本(実)、散発3安打完封で今季初白星！

試合結果
チーム名	1	2	3	4	5	6	7	計
日立	0	0	6	1	0	1	0	8
太陽誘電	0	0	0	0	0	0	0	0

【バッテリー】☆坂本(実)(1勝)－清原
【本塁打】高瀬(3回：1号3ラン)、坂本(結)(6回：1号)
【二塁打】鈴木(鮎)(4回)
【盗塁】坂本(結)(1回)

試合レポート

第1節は1勝1敗で同率3位につけている日立の今節初戦は、昨年リーグ6位で同じく今季1勝1敗の太陽誘電。上位チームから白星をあげ、勢いに乗りたいところ。初回表、日立の攻撃は先頭打者の坂本(結)がセンター前ヒットで出塁するとすかさず盗塁を決め、無死二塁と絶好の先制のチャンスを生み出すも後続断たれ先制ならず。2回表も清原のライト前ヒットに後続続かず、無得点に終わる。

日立の先発は、昨シーズンの最終節に太陽誘電戦で勝利している坂本(実)。坂本(実)は一死から相手2番打者にレフトへの抜ければ長打になりそうな大きな当たりを許すが、松岡の好守で難を逃れる。2回裏には先頭打者に四球を許すも、清原のドンピシャ送球で見事に盗塁を阻止。一死からは今シーズンの初ヒットを許してしまい、次打者に死球を与え一死一、二塁のピンチを招くが、テンポの良い投球で後続断ち切り無失点で切り抜ける。

3回表の日立の攻撃は、一死から坂本(結)がセンター前ヒットで出塁。那須の打席でエンドランを仕掛けるとショートへのフィルダースチョイスを誘い一死一、二塁の先制のチャンス！続く鈴木(鮎)が四球を選ぶと、4番リケッツがライト前にタイムリーを放ち、坂本(結)が先制のホームイン！なおも一死満塁のチャンスに、山口の放ったレフトへの犠牲フライで那須が生還。更に清原の三遊間を破るレフト前タイムリーで3点目を挙げると、続く二死一、二塁のチャンスにルーキー高瀬が高めの球を弾き返すと、レフト頭上を越える大飛球はリーグ戦初ホームランに！何と、この回一挙6点先制のビッグイニングとなった。

さらに4回表にも、松岡が四球を選ぶと那須の送りバントで二死二塁と追加点のチャンスメイク。続く鈴木(鮎)のレフトへの大きな当たりはタイムリーツーベースとなり、松岡がホームイン！ 6回表には、この日2安打の坂本(結)が弾丸ライナーで左中間フェンスを越える移籍後第1号を放ち、ダメ押しとも言える8点目を挙げる。

中盤に大量リードをもらった坂本は終始安定したピッチングを展開。4回裏には、二死から右中間へのツーベースと死球で、二死一、二塁のピンチを背負うが、この場面でも次打者に対し緩急を付けた投球でタイミングを外し、内野ゴロに仕留めきっちり抑える。最終回も一死から内野安打のランナーを許すも、難なく後続を打ち取りゲームセット。ヒットは許したものの、開幕戦から無失点を続ける見事なピッチングで散発3安打完封、今季初勝利を挙げた。チームは前節からの連勝で通算成績を2勝1敗とし、同率首位に浮上した。

坂本(実)、散発3安打完封で今季初勝利！

高瀬、リーグ戦初本塁打は豪快なスリーラン！

坂本(結)、移籍後初アーチはダメ押し弾！！

松岡、抜ければ長打をナイスキャッチ！！

オーダー表＆個人成績

個人成績

対　大垣ミナモ戦(4月11日　通算成績：3勝1敗)

山口、先制弾！坂本(結)、鈴木(鮎)タイムリー！リケッツ自身3度目のノーヒットノーラン達成！
3連続完封勝利で同率首位キープ！

試合結果
チーム名	1	2	3	4	5	6	7	計
大垣ミナモ	0	0	0	0	0	0	0	0
日立	0	1	2	0	0	0	x	3

【バッテリー】田内(0回)、☆リケッツ(7回：1勝1敗)－清原
【本塁打】山口(2回：1号)
【盗塁】松岡(3回)

試合レポート

昨日の勝利で同率首位に浮上し、首位キープの為にも連勝したい日立の第2節2日目の相手は、2部リーグから再昇格した大垣ミナモとの対戦。下位チームでもあり、是が非でも勝利し首位をキープしたいところ。日立の先発は田内だったが、試合開始と同時にDPリケッツが実質的な開幕投手として登板。リケッツは、開幕戦でらしからぬ投球によりまさかの逆転負けを喫したが、ここは本来のピッチングで勝利して開幕戦の借りを返しておきたいところ。そのリケッツは先頭打者に死球を与え、いきなりノーアウトのランナーを出すも、次打者の送りバントは清原の好判断で二塁ホースアウトで得点圏に進めさせず、3番打者、4番打者も連続三振に切って取り、初回からテンポ良いピッチングを魅せる。

初回裏の日立の攻撃は、一死から那須三遊間を破るレフト前ヒットで出塁するも、後続が断たれ無得点。しかし、2回裏には先頭の山口が放ったライトへの大きな打球がライトフェンスを超えるリーグ戦初ホームランに！開幕から4試合連続で先制点を挙げる良い試合展開となる。

3回表もリケッツはリズムの良い投球で三者凡退に抑えると、打線にもリズムが生まれたかその裏の日立の攻撃は先頭の松岡が綺麗に三遊間を破るレフト前ヒットで出塁し、盗塁に成功！送球が逸れる間に松岡は3塁へ到達。足を使った攻撃で無死3塁と追加点のチャンスを作る。ここで、坂本(結)がライト前タイムリーを放ち追加点を挙げると、那須の送りバントで一死二塁のチャンスを作り、鈴木(鮎)がライト前タイムリーで3点目を挙げる。更にリケッツもライト前ヒットで一死一、二塁とチャンスが続くが、ここは後続続かず3点リードで中盤戦へ突入。

今日のリケッツには3点リードでも充分なほど、相手打線を難なく抑え込む。初回の先頭打者に四球を出した後は毎回三者凡退に抑えており、ノーヒットノーランが見えてくる。打線で更に援護したいところだが、4回裏の高瀬のセンター前ヒットや6回裏に松岡が絶妙なセーフティバントを決めるなど毎回ランナーは出すものの追加点には結びつかず。なかなか追加点が取れない展開も、勝利を確信する中での注目はリケッツのノーヒットノーランに絞られる。

3-0で迎えた最終回はリケッツは簡単に二死とするが、ノーヒットノーランを意識したのか相手4番打者に四球を与え出塁を許す。しかし、最後のバッターをライトフライに打ち取りゲームセット。リケッツは自身3度目のノーヒットノーラン達成！開幕戦での借りをキッチリと返してくれた。なお、日立でのノーヒットノーランは1998年に石川投手が達成して以来の快挙。この勝利でチームは前節からの3試合連続完封での3連勝で通算算成績を3勝1敗とし、同率首位をキープした。

リケッツ、ノーヒットノーランで今季初勝利！