ページの本文へ

Hitachi

日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第9節

2013年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第9節
1勝2敗と負け越し、決勝トーナメントへの進出は消滅

 10月12日〜13日にかけて、地元神奈川県横浜市神奈川新聞スタジアム硬式野球場で第9節が行われた。決勝トーナメント進出に向け絶対に負けられない状況の中、連日の大応援団が熱い声援を送る。しかし、初戦の豊田自動織機戦は2点を先行される中、終盤に打線が同点に追いつくも山中が崩れて自力での決勝進出が消滅。翌日のダブルヘッダー第1試合のペヤング戦は、打線が大量8点を奪い小薗が5回まで完全試合を続けて快勝。続けて行われた太陽誘電戦は、中盤で挙げた1点を山中が6回まで1安打ピッチングで守るも最終回、連続ホームランを喫して逆転負け。この結果、決勝トーナメントへの進出がなくなった。
 最終節となる第10節は、10月19日〜20日、秋田県由利本荘市水林グリーンスタジアムで行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 豊田自動織機戦(10月12日 通算成績:10勝8敗)

打線、終盤に驚異の粘りで追いつくも、山中、四球で崩れて敗戦

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
豊田自動織機 1 0 0 0 1 0 2 4
日立 0 0 0 0 0 2 0 2
  • 【バッテリー】山中(5回),小薗(1回),★山中(1回:7勝6敗)−眞鍋
  • 【三塁打】西山(6回) 【盗塁】山田(6回)

試合レポート

絶対に負けられない一戦。初回表、先発の山中は先頭打者にストレートの四球を与えるが、続く打者の送りバントを濱本が二塁で刺す好プレー。しかしニ死後、またもやストレートの四球で一、二塁と走者を背負い、続く5番打者にチェンジアップを狙われ、レフト前に運ばれて先制点を奪われる。

一方、打線は1,2回と今シーズン途中加入のリケッツ投手に対し簡単に3者凡退。3回裏、先頭の眞鍋が死球で初のランナーとして出塁。続く田邊も死球で無死一、二塁とすると代打の濱名が3バントを成功させ二、三塁とチャンスを広げる。しかし、エンドランが守備妨害になるなどして得点に結びつけられない。

すると直後の4回表、立ち上がりからボール先行の山中が先頭打者にストレートの四球。しかし、眞鍋の盗塁阻止などもあり、山中はここまで四球のランナーを出しながらも、初回のタイムリーの1安打のみに抑えるピッチング。

しかし5回表、二死から2本目のヒットを許すと、ここから連続の四球で満塁と傷口を広げ、初回にタイムリーを喫した5番打者に三遊間を破られ2点目を奪われる。

その後、打線は毎回簡単に3人で退けられ、まったく攻略の糸口が見出せない。6回からは小薗が登板。一死から右中間二塁打を喫して走者を背負うが、ここを切り抜けて反撃を待つ。

すると直後の6回裏、一死から林がチーム初ヒットをセンター前に運んで出塁。続く西山が右中間へのタイムリー三塁打を放って1点を返す。さらに山田のショートゴロで西山が果敢にホームを狙うがここはタッチアウト。しかし、山田が二塁盗塁を決めると、続く佐々木がセンター前に起死回生の同点タイムリー! 久々に打線が繋がり試合を振り出しに戻す。

しかし、7回表、山中がリエントリーするも先頭打者にいきなりストレートの四球。さらに内野安打で無死一、二塁とされると、続く4番打者にセンターへのタイムリーを許し、あっさりと勝ち越され、なおも無死一、三塁。続く打者の二塁後方へのフライを前進した杉山が一度はグラブに納めるものの弾いて、この回2点目を奪われて万事休す。

打線は終盤、チーム初ヒットから同点に追い付く驚異の粘りを見せるが、山中が7四球と制球に苦しみ、四球から失点する悪い流れを断ち切れず、この時点で自力での決勝進出がなくなった。

[撮影]来條 美穂
西山、反撃のタイムリー三塁打!

[撮影]来條 美穂
佐々木の起死回生の同点打で山田が生還

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(三)

走 井上
(遊)
西山
 
(中)
山田
 
(DP)
佐々木
走 奥田
(一)
濱本
 
(右)
杉山
 
(捕)
眞鍋
 
(左)
田邊
打 粟倉
(二)
松岡
打 濱名

対 ペヤング戦(10月13日 通算成績:11勝8敗)

12安打で大量8点! 小薗、5回までパーフェクトピッチング

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
ペヤング 0 0 0 0 0 0 0 0
日立 2 0 1 2 0 3 x 8
  • 【バッテリー】☆小薗(5回1/3:4勝2敗),山口(2/3),畑迫(2/3),佐藤(1/3)−眞鍋
  • 【本塁打】山田4号(3回) 【三塁打】濱本(1回) 【二塁打】西山(4回)
  • 【盗塁】山田(1回),杉山(1回)

試合レポート

打線は初回裏、ニ死から山田がレフト前ヒットで出塁しニ盗に成功。続く佐々木が三遊間を破ると、俊足の山田がキャッチャーのタッチをかいくぐり先制点。さらに濱本が右中間を深々と破る三塁打を放って2点目を奪う。

先発の小薗はストライク先行のテンポのよい投球で、3回まで毎回簡単に3人ずつで片付ける完璧な投球。すると3回裏、後半戦当たりが止まっていた山田が、レフトへ第4号のホームランを放って追加点。

4回裏、先頭の田邊が四球で出塁。松岡が確実に二塁に進めると、ニ死から西山がレフト前に弾いて4点目。さらに山田がセンター前に運んで5点目を奪う。

小薗は山田、林の守備のファインプレーなどもあり、5回まで完全試合を続けるが、6回表、先頭打者の不運なイレギュラーヒットで初の走者を許し、一死後、山口が登板。山口は四球などでニ死一、三塁の走者を背負うが、無失点で切り抜ける。

その裏、代打森田、林の連続ヒットで無死二、三塁とすると、代打濱名の高々と上がったフライを外野手が落球し6点目。続く代打奥田の内野ゴロの間に7点目。さらにニ死三塁から濱本がこの試合3本目のヒットで8点目。この回代打攻勢で3点を追加する。

7回は畑迫が登板。畑迫は先頭打者を四球で歩かせるが、続く打者を併殺に仕留め佐藤にスイッチ。佐藤は一球でアウトにしゲームセット。続く試合の先発予定の山中を除く全員出場で快勝した。

[撮影]来條 美穂
山田、4号ソロを含み、この試合3安打

[撮影]来條 美穂
小薗、5回まで完全試合

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(三)

 
(遊)
西山
打遊 濱名
(中)
山田
打 奥田
(DP)
佐々木
打 西嶋
(一)
濱本
 
(右)
杉山
 
(捕)
眞鍋
打 粟倉
(左)
田邊
走 井上
(二)
松岡
打ニ 森田

対 太陽誘電戦(10月13日 通算成績:11勝9敗)

山中、6回1安打ピッチングながらも、最終回の2発に沈み、決勝進出は消滅

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
太陽誘電 0 0 0 0 0 0 2 2
日立 0 0 0 1 0 0 0 1
  • 【バッテリー】★山中(6回:7勝7敗),小薗(1回)−眞鍋

試合レポート

続けて行われたダブルヘッダー第2試合。先発の山中は、この日はストライク先行のピッチングで、3回まで毎回3者凡退で片付ける完璧な立ち上がり。

4回表、山中は先頭打者に四球を与えるいつもの悪いパターン。送られて二塁に走者を背負い、ニ死から内野陣のエラーで一、三塁とされるが、ここを無失点で切り抜け、依然ノーヒットピッチング。

するとその裏、先頭の西山が四球で歩くと、山田が直前の試合から5打席連続となるヒットで続く。ここで佐々木がキッチリ送りニ、三塁とすると、濱本がエンドランを決め先取点!

5回表、先頭打者の三塁ゴロを林が弾き、先のイニングに続く2回目のエラー。その後、得点圏に進まれるが、ここも山中が気迫の投球で切り抜ける。

その裏、代打の森田が先頭打者として三遊間を破り出塁。続く松岡の送りバントを相手野手が二塁に悪送球し無死一、二塁とチャンスが広がる。しかし犠打失敗などもあり、その後、ニ死満塁まで行くも決定打が出ず山中を楽に出来ない。

すると直後の6回表、それまでノーヒットノーランを続けてきた山中が、先頭打者にレフト前に初ヒットを許し、その後、ニ死三塁とされる。しかし、ここも切り抜けて得点を与えない。

6回裏、先頭の濱本がセンター前に落として、この試合3回目の無死のランナーとして出塁。杉山が確実に二塁に送るが、後続が見逃し三振など、なんとしても追加点を奪おうとする執念が感じられないバッティングが続きチャンスを生かせない。

すると直後の7回表、山中が先頭打者に左中間に特大の一発を浴び同点にされる。続く打者にも同じ当たりの一発を浴び、あっという間に逆転を許し、小薗に交代。その小薗はいきなりセンター前ヒットで走者を背負うが、追加点を許さず最後の反撃に託す。

しかし、7回裏、簡単に3人で終わりゲームセット。打線は得点圏打数9-0が示すように、再三のチャンスに犠打失敗、進塁打も打てずに山中を楽に出来ない展開。その山中は再三のピンチを切り抜けてきたものの、最後の最後で一発を許して逆転され、決勝進出が完全に消滅した。

[撮影]西野 遼太
濱本のエンドランで西山が生還

[撮影]西野 遼太
山中、6回1安打ピッチングの好投を見せるが

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(三)

 
(遊)
西山
 
(中)
山田
 
(DP)
佐々木
 
(一)
濱本
走 井上
(右)
杉山
 
(捕)
眞鍋
打 粟倉
(左)
田邊
打 森田
(二)
松岡
 

記録&記事:古園 敏幸,徳田 政昭,中山 友紀子,奥田 透,桐越 信一