ページの本文へ

Hitachi

日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第7節

2013年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第7節
後半戦初勝利をあげるも、決勝への道のりは厳しい状態が続く

 9月7日〜8日にかけて、栃木県大田原市美原公園野球場で日本リーグ第7節が行われた。初日のHonda戦は、林のホームランで先制するがその後追加点を奪えず、終盤に投手陣が力尽き逆転負け。翌日の戸田中央総合病院戦は、打線が16安打とやっと目覚めて後半戦初勝利。この節1勝1敗ながらも、決勝への道のりは厳しい状態が続く。
 第8節は、10月5日〜6日、愛知県刈谷市刈谷球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 Honda戦(9月7日 通算成績:8勝6敗)

林、先制2ラン! しかし、その後得点できず、投手陣終盤に力尽き逆転負けで3連敗

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立 0 0 2 0 0 0 0 2
Honda 0 0 1 0 1 5 x 7
  • 【バッテリー】山中(3回1/3),小薗(1回),★山中(1回:5勝4敗),山口(2/3)−粟倉
  • 【本塁打】林3号(3回:2ラン)

試合レポート

初回裏、先発の山中が先頭打者にヒットを許し、盗塁などでニ死三塁の走者を背負うが、4番打者を三振に切って取り得点を与えない。一方、打線はM・メローから山田の四球、杉山のレフト前ヒットで初回、2回と出塁するも、いずれも二塁に進めず。

2回裏、山中は先頭打者に四球を与え、ニ死二塁から左中間へヒット性の当たりを許すが、田邊がダイビングキャッチ! 守備で山中を盛り立てる。直後の3回表、先頭の粟倉がセンター前ヒットで出塁。田邊が確実に二塁に進めると、ニ死から林が初球を狙い澄まし、センターへ先制の第3号2ランホームラン!

国体関東予選から4試合ぶりに先制点をもらった山中であったが、その裏、一死から連続ヒットを許し、ダブルスチールで揺さぶられると四球を与え満塁とする大ピンチ。続く打者に犠牲フライで1点を返され、さらに四球で満塁。次の打者にボール3とするものの、最後は見逃し三振で最少失点で切り抜ける。

4回表、山田のヒット、杉山の四球、敵失などで一死満塁の絶好のチャンスを作るが得点出来ず。その裏、一死から小薗がリリーフ。ニ死からヒットで走者を許すも、後続を退ける。

その小薗は5回裏、先頭打者に左中間二塁打を許し、四球で一死一、二塁とされると、5番打者に右中間フェンス直撃のタイムリーを喫して同点に追いつかれる。なおも一、三塁の走者を残して山中がリエントリ。山中はこのピンチを切り抜け逆転を許さない。

追いつかれた直後の6回表、先頭の山田がヒットで出塁し、佐々木が二塁に進めてチャンスを作る。その後、濱本の四球などでニ死一、三塁とするがホームが遠い。

すると6回裏、山中は先頭打者に死球で出塁を許すと、内野陣無警戒の中、盗塁をあっさりと決められ、続く打者に送られて三塁に走者を背負う。さらに四球で一、三塁とし、盗塁でニ、三塁とされるとベンチは満塁策を指示し塁を埋める。しかし、ここで痛恨の死球を与えて勝ち越しを許す。さらにセンター前タイムリーで2点を奪われ、ニ、三塁の走者を残して山口に交代。その山口も死球で満塁とし、ニ死から2点タイムリーを許して、この回大量5失点を喫して力尽きる。

打線は何度も得点チャンスを作るも決定打が出ない消化不良の攻撃。守備では集中力を欠くプレーで何回となく走者に次の塁への進塁を許し、投手陣は四球、死球でピンチを広げ、ここ一番で踏ん張れないという内容。チームは走攻守に良いところが見られず、後半開始から3連敗となった。

[撮影]来條 美穂
田邊のダイビングキャッチで先制を許さず

[撮影]来條 美穂
林の先制の3号2ランもその後得点できず

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(三)

 
(遊)
西山
 
(中)
山田
 
(DP)
佐々木
 
(右)
杉山
 
(一)
濱本
 
(捕)
粟倉
走 井上
(左)
田邊
打 奥田
(二)
森田
打 濱名

対 戸田中央総合病院戦(9月8日 通算成績:9勝6敗)

林、先制の4号、佐々木、4,5号連発! 田邊の2号など16安打で大量14点

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立 1 0 7 3 3 0 0 14
戸田中央総合病院 0 2 0 1 0 0 0 3
  • 【バッテリー】☆山中(4回:6勝4敗),小薗(2回),山口(1回)−眞鍋
  • 【本塁打】林4号(1回),佐々木4号(3回:3ラン),5号(4回:2ラン),田邊2号(3回:2ラン)
  • 【三塁打】山田(4回) 【二塁打】松岡(3回),杉山(5回)
  • 【盗塁】西山(4回)

試合レポート

雨の中で試合開始。初回表、先頭打者の林がいきなりレフトに第4号を放り込んで先制。一方、先発の山中は初回を3者凡退の立ち上がり。

しかし、2回裏、山中は簡単にニ死をとるものの、センター前ヒットで出塁を許すと、続く7番打者にカウントを悪くし、ストライクを取りにいった球を狙われライトオーバーのホームラン。あっさりと逆転を許す。

直後の3回表、先頭の松岡がライトオーバーの二塁打でチャンスを演出。林が三塁に送ると、西山が後半戦チーム初となるタイムリーをセンター前に運んで試合を振り出しに戻す。なおも山田が歩いて一、二塁とすると、後半戦から4番に座る佐々木が、レフトへ豪快に第4号3ランを叩き込んで突き放す。

さらに杉山がセンター前ヒットで出塁しパスボールで二塁に進むと、濱本のセンター前タイムリーで1点追加。まだまだ攻撃の手を緩めず、ニ死後、田邊がライトオーバーの第2号2ランを放ち、打者一巡でこの回一挙7点を奪い取る。

4回表、先頭の西山がセンター前ヒットで出塁し盗塁で二塁に進むと、山田がライトフェンス上段にぶつけるタイムリー三塁打。なおも佐々木が右中間へ2打席連続となる第5号2ラン!! この回、3点を追加する。

4回裏、山中は一死後、相手4番にレフトへ一発を浴びるが、続く5回表、先頭の松岡がこの試合3本目のヒットで出塁。 一死後、死球、四球で満塁とし、佐々木がフルカウトから四球を選んで押し出し。すぐに1点を取り戻すと、なおも満塁で杉山がライトオーバーの2点タイムリー。

5回からは小薗が登板。雨脚が激しくなる中、5,6回にエラーと四球でランナーを背負うが、2イニングをノーヒットで退ける。7回表には代打の井上が四球で出塁すると、代打の西嶋が三遊間に公式戦初ヒットをマーク。最後は山口が簡単に3人で片付け、後半戦遅まきながら打線がやっと目覚めて初勝利。決勝への道のりは厳しいものがあるが、この勢いで次節からの巻き返しを期待したい。

[撮影]来條 美穂
佐々木、4号,5号を連発!!

[撮影]来條 美穂
西嶋、公式戦初ヒット!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(三)

三 濱名
(遊)
西山
遊 奥田
(中)
山田
打中 井上
(DP)
佐々木
打 西嶋
(右)
杉山
打 粟倉
(一)
濱本
 
(捕)
眞鍋
 
(左)
田邊
 
(二)
松岡
 

記録&記事:中山 友紀子,古園 敏幸,奥田 透,桐越 信一