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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第5節

2013年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第5節
地元で連勝し、通算成績8勝3敗 同率3位で前半を折り返す

 6月1日〜2日にかけ、地元、神奈川県秦野市中央運動公園野球場で、日本リーグ1部前半の最後の節となる第5節が行われた。連日、1,500人の大応援団がスタンドを埋め尽くす中、初日の豊田自動織機戦は、両チーム15安打ずつの壮絶な乱打戦。しかし、佐々木、山田、濱本のホームランなど、先発メンバ全員安打でこれを制しての逆転勝利。翌日の戸田中央総合病院戦は西山の第1号3ランなど、野手全員が出場し10点を挙げて快勝。この結果、この節、連勝を飾り通算成績8勝3敗、同率3位で前半戦を折り返した。
 後半の開幕となる第6節は、8月31日〜9月1日、愛知県名古屋市瑞穂公園野球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 豊田自動織機戦(6月1日 通算成績:7勝3敗)

佐々木3号、山田3号、濱本2号!! 先発メンバ全員安打で乱打戦を制し、逆転勝ち

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立 0 4 3 0 1 3 0 11
豊田自動織機 3 0 0 1 0 3 0 7
  • 【バッテリー】☆山中(5回1/3:5勝1敗),小薗(1回2/3)−粟倉
  • 【本塁打】佐々木3号(2回),山田3号(6回),濱本2号(6回)
  • 【二塁打】林(3回),粟倉(5回),森田(5回),佐々木(6回)
  • 【盗塁】杉山(3回),山田(4回)

試合レポート

先発の山中は初回裏、一死からセンター前ヒットを許し、さらにニ死から四球を与えて一、二塁とすると、続く打者の強い打球を内野陣がトンネル(記録はヒット)。ボールがライト線に転がる間に一気に2者に還られる。さらに続く打者にフルカウントから四球を与え一、三塁にすると、レフト前へのポテンヒットで3点目を奪われ、四球絡みで失点する今シーズンの悪いパターンに陥る苦しい立ち上がり。

早々と3点を追いかけることになった打線は直後の2回表、先頭の佐々木が相手先発の栗田からレフトへ特大の第3号を放り込んで反撃開始。さらに続く杉山がライト前で続くと粟倉もレフト前に運んでチャンスを広げる。続く田邊の送りバントを相手野手がフィルダースチョイス。無死満塁の絶好の逆転機を得ると、代打の濱名がストレートの四球を選び押し出しで1点差に迫る。さらに代わった井俣から林がライト前に同点のタイムリー。なおも一死から西山が死球でまた満塁の好機を作ると、山田のセンターへの犠牲フライで逆転に成功。

3回表には2死球と田邊のヒットなどでニ死満塁とすると、林が走者一掃となる左中間二塁打を放って3点を追加。
その裏、山中は連続ヒットと内野手のエラーで無死満塁のピンチを背負う。しかし、続く打者の当たりを自ら処理して併殺完成。なおもニ、三塁のピンチが続くが、次打者も仕留めて無失点で切り抜ける。

しかし、山中は続く4回裏、ヒット2本でニ死一、二塁の走者を背負うと、追い込みながらも4番に左中間へのエンタイトル二塁打を許して1点を返される。なんとか山中を援護したい打線は直後の5回表、一死から粟倉がセンターオーバーのフェンス直撃の二塁打で出塁すると、続く田邊がレフト線を破るタイムリー。すぐに1点を取り返す。

さらに6回表、一死から山田が第3号ソロホームランをライトに放り込んで5点差に広げると、続く濱本が第2号をセンターに運び今シーズン2度目となる山田,濱本の連続打者ホームラン! 続く佐々木が左中間二塁打を放つと、ニ死から粟倉が一、二塁間を破り、この回3点を奪い終盤で7点差と突き放す。

しかし、この流れに山中が乗れない。その裏、一死からレフト線三塁打の走者をタイムリーで還され、さらに4番にライトへの2ランを喫してすぐに3点を返される。山中は続く打者にフルカウントから四球を与えたところで、小薗に交代。その小薗は後続の2者をきっちり抑え、最終回、一死からヒットを許すが、林のファインプレーなどにも助けられ、最後の打者を見逃し三振に仕留めてピリオドを打つ。この試合、両チーム15安打ずつの乱打戦となるが、全員安打でこれを制し貴重な逆転勝ちをおさめた。

[撮影]大木 浩
山田、ライトへの第3号ソロで突き放す

[撮影]大木 浩
山田に続き、濱本が今シーズン2度目となる連続弾!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(三)

 
(遊)
西山
 
(中)
山田
 
(一)
濱本
 
(DP)
佐々木
走 奧田
(右)
杉山
 
(捕)
粟倉
走 井上
(左)
田邊
 
(二)
森田
打 濱名

対 戸田中央総合病院戦(6月2日 通算成績:8勝3敗)

西山、今シーズンの第1号は試合を決める3ラン! 地元で連勝し、同率3位で前半折り返し

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
戸田中央総合病院 0 0 2 0 0 0 0 2
日立 0 5 2 1 1 1 x 10
  • 【バッテリー】山中(3回2/3),☆小薗(2回2/3:3勝2敗),佐藤(2/3)−粟倉
  • 【本塁打】西山(2回:3ラン),粟倉3号(5回)
  • 【二塁打】西山(1回),佐々木(2回) 【盗塁】杉山(3回),濱本(4回),眞鍋(6回)

試合レポート

先発の山中はこの日はストライク先行の立ち上がり。初回表、一死からチェンジアップを掬われてセカンド頭上を越され、さらに盗塁でニ死二塁と得点圏に走者を背負うが、続く4番を三振に切って取る。2回表、山中は簡単にニ死を取るものの、次の打者にレフト線二塁打を喫してから制球を乱し、連続四球で満塁の走者を背負う最近の悪いパターンが再現。しかし、この日は続く1番を力の投球で三振に仕留めて切り抜ける。

一方、打線は2回裏、先頭の佐々木が三塁線を破る二塁打で出塁。粟倉が確実に三塁に進めると、杉山の内野ゴロを相手野手が弾き、ラッキーな先制点。さらにニ死からワイルドピッチで杉山が二塁に進むと、森田がセンター前に運ぶタイムリー。さらに林がレフト前ヒットで繋げると、2者を塁に置き西山が今シーズンの初ホームランを右中間に叩き込み、この回一挙5点を奪い取る。

5点をもらった直後の3回表、山中が自らのエラーで先頭打者を出塁させると、続く打者の内野ゴロを守備陣が悪送球し、山中の足を引っ張って傷口を広げる。さらにヒットで無死満塁とされ、一死は取るもののレフト前にタイムリーを喫して2点を返される。

2点を返されたその裏の攻撃、四球で出塁した濱本を三塁に進めると、ニ死から杉山のショート後方への高いフライを外野手が落球し濱本が生還。さらに二塁走者の杉山が三盗を狙うと、相手捕手の悪送球で杉山も生還。この回、ノーヒットで2点を取り戻す。

4回表、山中はヒット2本などでニ死一、二塁の走者を背負い、相手4番を迎えたところでベンチは小薗を投入。その小薗はわずか2球で片付けて流れを渡さない。

その裏、森田、林が相手の連続エラーで出塁し、西山が送って一死ニ、三塁。続く山田の内野ゴロの間に代走の松岡が生還し8点目。5回裏には先頭の粟倉が初球を狙い、ライトへ特大の第3号を放って9点目。なおも6回裏にはニ死から代打の眞鍋が四球で出塁し、相手の隙をつくディレードスチールで二塁へ進むと、濱本のライトへのタイムリーで10点目を挙げる。

リリーフした小薗はランナーは出すものの要所を締めて無失点。最後は佐藤が最終回一死から登板し、簡単に2者を片付けゲームセット。この試合、野手全員出場で地元での前半戦最後の節を連勝で飾り、通算成績8勝3敗、同率3位で折り返した。

[撮影]来條 美穂
西山、今シーズン第1号は試合を決める3ラン!

[撮影]来條 美穂
粟倉、ライトへ豪快な3号ソロ!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(三)

打 西嶋
 
(遊)
西山
打遊 奧田
 
(中)
山田
打左 眞鍋
 
(一)
濱本
 
 
(DP)
佐々木
走 井上
打 坂本
(捕)
粟倉
 
 
(右)
杉山
 
 
(左)中
田邊
打 濱名
 
(二)
森田
走二 松岡
 

記録&記事:中山 友紀子,古園 敏幸,徳田 政昭,桐越 信一