2013年度 試合結果
ソフトボールリーグ1部 第4節
連敗を喫して通算成績6勝3敗 単独5位に後退
5月25日〜26日にかけ、広島県福山市竹ヶ端運動公園野球場で日本リーグ1部第4節が行われた。今節は昨年の1,2位チームとの対戦であり、前半戦最大の山場となったゲーム。初日のルネサスエレクトロニクス高崎戦は、序盤に2点を先制するが、これを投手陣が守れず、粟倉の追撃の2ランも届かず逆転負け。翌日のトヨタ自動車戦は投手陣がホームラン3本を許すなどして大量失点。この節、連敗を喫して通算成績が6勝3敗となり、単独5位に後退した。
前半の最後の節となる第5節は、6月1日〜2日、地元、神奈川県秦野市中央運動公園野球場で行われる。
多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
投手陣、先制点を守れず 粟倉の2号2ランも届かず逆転負け
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日立 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 |
ルネサスエレクトロニクス高崎 | 0 | 2 | 0 | 1 | 2 | 0 | x | 5 |
初回表、一死後、ルネサス先発の上野から、西山が2ストライクと追い込まれながらも粘って四球で出塁。しかし、二塁にも進めずチャンスを広げられない。一方、先発の山中は初回裏、先頭打者にフルカウントから四球を与え、一死から二塁へ送られて得点圏に走者を背負う。しかし、続く4番を抑えて先制を許さない。
2回表、一死から杉山がライト前ヒットで出塁。続く粟倉が相手内野手のエラーで一、二塁とすると、田邊が追い込まれながらもセンター前に先制のタイムリー。なおもニ、三塁から森田がエンドランを決めて2点目を奪う。
2点をリードするものの、その裏、山中が一死から6番打者に、真ん中高目に甘く入った球をレフトに放り込まれて1点を返される。さらにニ死からヒットと連続四球で自ら満塁へと傷口を広げ、続く打者の当たりを内野陣が弾き(記録はヒット)、四球をきっかけにして、あっさり同点にされるリズムの悪さ。
3回からは早々と小薗がリリーフ。その小薗は先頭の4番に四球を与るが、落ち着いたピッチングで後続を併殺などに切って取る。しかし、4回裏、先頭打者にセンター前ヒットを許し、一死からまたもセンター前に弾き返されて一、二塁と走者を背負う。ニ死は取るものの、ニ、三塁から続く打者の不運な内野安打で勝ち越しを許す。
さらに小薗は5回裏、先頭の4番に初球を狙われ、レフトオーバーのホームランを喫して失点。その後、連続ヒットで一、二塁と走者を背負い、一死二、三塁から犠牲フライでこの回2点目を奪われる。
打線は3,4回と得点圏に走者を進めるものの、上野の前にあと一本が出ない展開。しかし、6回表、一死から佐々木がエラーで出塁すると、ニ死二塁から粟倉がライトへ第2号2ランホームランを放って1点差と食い下がる。
6回裏を小薗がヒットは許すも無失点で切り抜けて最後の攻撃に託すと、ニ死から西山がセンター前ヒットで望みを繋ぐ。続く山田がフルカウントからファウルでさんざん粘って、上野と緊迫した勝負となるが、最後は内野フライに倒れてゲームセット。打線は4回を除き、上野から毎回の走者を出して4点を奪うが、投手陣がそれを上回る10安打4四球などで5点を奪われ、先制点を守れず逆転負けを喫した。
田邊、センター前へ先制のタイムリー
粟倉の2号2ランで1点差に迫るも
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(三) 林 |
(遊) 西山 |
(中) 山田 |
(一) 濱本 |
(DP) 佐々木 走 松岡 |
(右) 杉山 |
(捕) 粟倉 走 井上 |
(左) 田邊 |
(二) 森田 |
投手陣、3本のホームランなどで大量失点 通算6勝3敗で単独5位に後退する
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | トヨタ自動車 | 1 | 3 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 | 9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日立 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
ここまで負け無しのトヨタ自動車相手に先発を任されたのはルーキーの小薗。その小薗は初回表、先頭打者に不運な内野安打で出塁され、さらに続く打者の当たりを内野陣がエラー、いきなり無死一、二塁のピンチを招く。一死は取るものの四球で満塁とし、続く5番にも連続の四球を与え押し出しで1点。なおも満塁が続くが、ここから2者を退け最少失点で切り抜ける。
2回表、小薗は先頭打者にセンター前ヒットで出塁され、その後、四球などでニ死一、二塁と走者を背負うと、3番にセンターオーバーの一発を許して、この回3点を失う。一方、4点を追いかけることになった打線は2回裏、先頭の佐々木がアボットからレフト前ヒットで出塁。しかし後続が3者連続三振に抑え込まれ、一塁ランナー釘付けで二塁にも進めずチャンスを生かせない。
3回表、小薗は先頭打者にライトオーバーのエンタイトル二塁打で得点圏に無死の走者を背負うが、ここを踏ん張って無失点で切り抜ける。さらに4回表、先頭打者に左中間二塁打を喫し、これで初回から4イニング連続で無死走者を出塁させるが、ここも踏ん張って追加点を与えない。なんとか追撃したい打線は3,4回とニ死からランナーを出すものの、アボットに力で抑え込まれ、4回までに6三振を奪われるなど、攻略の糸口が掴めない。
小薗は5回表も先頭打者にセンター前に弾かれ、5イニング連続の無死走者を許す。続く打者に送りバントで得点圏へ進められると、5番打者に追い込みながらもレフトへの2ランを許して6点目。ここでピッチャーは畑迫に交代するが、制球定まらず連続四球を与えて山中に交代。その山中も自身への強襲ヒットで一死満塁とされるが、後続を断ち切って味方の反撃に託す。
直後の5回裏、一死から林がライト前ヒットで出塁。ニ死二塁とするも、頼みの山田が三振を奪われ、なかなか得点に結び付けられない。6回裏、代わった山根から先頭の濱本がヒットで出塁し、一死二塁のチャンスを作るが、ここも後続なし。6回からは新人の奧田と松岡が守備につき、それぞれ華麗な守備を見せてチームを盛り立てる。
山中は7回表、ニ死から四球とヒットで走者を背負い、続く2番にセンターへの3ランを喫し、この試合、投手陣が9点中8点を四球絡みのホームランで奪われるという大味な内容で大敗。上位2チームの壁は厚く、この節、投手陣がホームラン5本を許して連敗し、通算成績6勝3敗で単独5位に後退。前半残り2試合の必勝を期して、地元秦野大会に臨む。
松岡、ライトへ抜けそうな当たりをアウトにする美技
奧田、2度の守備機会も華麗にさばく
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(三) 林 |
(遊) 西山 遊 奧田 |
(中) 山田 |
(一) 濱本 |
(DP) 佐々木 走 井上 |
(右) 杉山 |
(捕) 粟倉 |
(左) 田邊 打 濱名 |
(二) 森田 二 松岡 |
記録&記事:中山 友紀子,徳田 政昭,桐越 信一