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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第2節

2013年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第2節
連日の接戦を制して連勝 通算成績4勝1敗

 5月12日〜13日(11日の試合が雨天のため13日に順延)にかけ、三重県熊野市山崎運動公園くまのスタジアムで日本リーグ1部第2節が行われた。初日のペヤング戦は、今シーズン初のタイブレークまでもつれるものの、相手のミスで得た1点を山中の圧巻のピッチングで守りきり、接戦をものにする。順延試合となったHonda戦は、1点を追いかける終盤の6回裏、杉山の2号逆転2ランが飛び出す劇的勝利。連日の接戦をものにして連勝を飾り、通算成績4勝1敗とした。
 第3節は5月18日〜19日、群馬県前橋市民球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 ペヤング戦(5月12日 通算成績:3勝1敗)

今シーズン初の延長にもつれこむものの、山中が抑え込み接戦を制する

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8
日立 0 0 1 1 0 0 0 1 3
ペヤング 0 0 0 2 0 0 0 0 2
  • 【バッテリー】小薗(4回),☆山中(4回:2勝1敗)−粟倉
  • 【盗塁】西山(3回)

試合レポート

初回表、先頭の林がセンター前に運び、続く西山が二塁に進めていきなりの先制チャンスを作るが、3,4番が倒れて得点に結び付かず。一方、この試合の先発はルーキーの小薗。その小薗は初回を三者凡退と上々の立ち上がり。

小薗が2回裏も3人で片付けると、直後の3回表、林のヒットなどでニ死二塁とし、山田がセンター前にタイムリーを放ち先制点。続く4回表、ニ死から田邊のヒット、森田の四球で一、二塁とすると、林がこの試合、3本目のヒットを三遊間に放って追加点を奪う。

しかし、その裏、小薗は先頭打者にヒットを許し、続く3番にセンターに放り込まれて試合を振り出しに戻される。なんとか小薗を援護したい打線であったが、その後、ランナーは出すもののあと1本が出ない展開が続く。

7回表、一死から山田のレフトフライを外野手が落球。濱本が内野安打で続き、一、三塁の絶好のチャンスを作る。しかし、盗塁失敗などもあり、この試合、10安打を放ちながらも残塁の山を築き、なかなかあと1点が奪えない。

5回から小薗に代りベンチは山中を投入。その山中は、代わり端にセンター前に落ちるヒットを打たれるが、ストライク先行の緩急を使ったピッチングを披露。5回から7回を1安打に抑え、試合は今シーズン初のタイブレークに突入。

8回表、杉山の送りバントを相手野手が一塁へ悪送球。ボールが外野に転がる間に、代走の奥田が生還するラッキーな1点を奪うと、その裏、山中はタイブレーク走者を二塁に釘付けのまま、きっちりと3人で退けてゲームセット。リリーフ後の4イニングを1安打4三振と相手を寄せ付けず、圧巻のピッチングで接戦を制した。

[撮影]浜口 弘志
林、この試合、タイムリーを含む3安打の固め打ち!

[撮影]浜田 弘志
山中、圧巻のピッチングで相手を寄せ付けず

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(三)

 
(遊)
西山
 
(中)
山田
 
(一)
濱本
走 井上
(DP)
佐々木
走 奧田
(右)
杉山
 
(捕)
粟倉
 
(左)
田邊
 
(二)
森田
走 松岡

対 Honda戦(5月13日 通算成績:4勝1敗)

終盤の6回裏、杉山、起死回生の2号逆転2ラン!! 連日の接戦を制し連勝を飾る

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
Honda 0 0 0 2 0 0 0 2
日立 0 0 0 1 0 2 x 3
  • 【バッテリー】☆山中(3勝1敗)−粟倉
  • 【本塁打】杉山2号(6回:2ラン)
  • 【盗塁】松岡(4回)

試合レポート

この日の山中は昨日とは逆に制球に苦しむ展開となる。まずは初回表、死球2つとワイルドピッチでニ死一、三塁とランナーを背負うが、ここは無失点で切り抜ける。

打線は相手先発の左腕のメローから、初回裏、先頭の林が三遊間を破って出塁。西山が確実に進め、さらに濱本の死球などでニ死一、三塁と、相手に負けじと同じくチャンスを広げるが得点出来ず。

山中は4回表、この回の先頭打者のラフターにチェンジアップをセンターに放り込まれて失点。一死後、左中間二塁打を喫しランナーを三塁へ送られると、ここから制球が定まらずフルカウントピッチングの連続となる。まずは次の打者にフルカウントから四球を与えニ死一、三塁。続く打者にはフルカウントからセンター前に運ばれて2点目を奪われる。さらに続く打者にもフルカウントから四球を与えて満塁とするが、ここはなんとか2点でくい止める。

追いかけたい打線はその裏、先頭の山田がセンター前で出塁。佐々木の四球などでニ死一、二塁とすると、粟倉がセンター前に運ぶヒット。センターからのバックホームのタイミングが際どかったものの、俊足の山田がタッチをかいくぐる好スライディングを見せ、まずは1点を奪い返す。

山中はその後もフルカウントピッチングが続き、6回までに5つの四死球を与える苦しい内容。6回表には一死から右中間二塁打を許してピンチを招くが、続く打者の左中間への当たりを田邊が横っ飛びキャッチ。飛び出した二塁走者も還れず併殺にするスーパープレー。

1点を追いかける打線は6回裏、先頭の濱本が死球で出塁。佐々木が確実に二塁へ進めると続く杉山の当たりは、打った瞬間、ベンチとスタンドが総立ちとなる第2号逆転2ラン!!! 杉山の起死回生の一打で土壇場で試合をひっくり返す。

これで山中が奮起したか、7回表は一死から四球でランナーも出すものの、その後をきっちりと締め、この節、連日の接戦を制して連勝。通算成績を4勝1敗とした。

[撮影]大木 浩
粟倉の一打で山田が好スライディングを見せて1点

[撮影]大木 浩
杉山、起死回生の2号逆転2ラン!!!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(三)

 
(遊)
西山
 
(中)
山田
 
(一)
濱本
 
(DP)
佐々木
走 井上
(右)
杉山
 
(捕)
粟倉
走 松岡
(左)
田邊
 
(二)
森田
走 奧田

記録&記事:古園 敏幸,中山 友紀子,森下 そのみ,桐越 信一