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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第10節

2013年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第10節(最終節)
連勝で締めくくり、単独5位でシーズン終了

 10月19日〜20日にかけて、秋田県由利本荘市水林グリーンスタジアムで、1部リーグの最終節である第10節が行われた。チームとしては後半になってから攻守ともに精彩を欠き、既に前節で決勝トーナメントへの進出を2年連続で逃しているが、最後の2試合、勝利への執念を見せて欲しいところ。初戦のルネサスエレクトロニクス高崎戦は、初回に1点を先制されるが佐々木の7号2ランですぐに逆転。直後に山中が同点に追いつかれるが、濱本、林のタイムリーで突き放して勝利。最終戦となった日立マクセル戦は打線が大量12点を奪い、投げては小薗があと一人で完全試合という大記録を逃すも堂々の完封劇。この結果、最終節での連勝を飾り、通算成績13勝9敗、単独5位でシーズンを終了した。

 今シーズンも、多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 ルネサスエレクトロニクス高崎戦(10月19日 通算成績:12勝9敗)

佐々木、7号逆転2ラン! 林、ダメ押し三塁打! 山田のスーパープレーで5位確定

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
ルネサスエレクトロニクス高崎 1 1 0 0 0 0 1 3
日立 2 0 1 0 0 3 x 6
  • 【バッテリー】☆山中(8勝7敗)−粟倉
  • 【本塁打】佐々木7号(1回:2ラン) 
  • 【三塁打】林(6回) 

試合レポート

初回表、先発の山中は先頭打者に対しストライクが入らず、ボール3とカウントを悪くし、次の球を狙われ右中間へのエンタイトル二塁打を喫していきなり得点圏走者を背負う。さらに送りバントで三塁に進められると、続く打者にもボール先行で右中間へのタイムリー二塁打を許し、早々と先制される苦しい立ち上がり。

一方、打線はその裏、先頭の林がピッチャー強襲ヒットで出塁。西山が確実に二塁に進めると、ニ死から4番の佐々木が初球のチェンジアップをタイミングを崩されることなくすくい上げる。この打球がセンターフェンスを越える2ランとなり、佐々木の第7号であっさり逆転に成功。

しかし、山中は相変わらずボール先行のピッチング。ボールとストライクがはっきりする苦しい内容で直後の2回表、先頭打者にレフトへの同点の一発を浴び、さらにヒットと自らのエラーで無死一、二塁のピンチを招く。ニ死は取るが、なんでもない内野ゴロを濱本がお手玉し満塁と傷口を広げる。しかし、続く打者を凡打に仕留め、この回、最少失点で切り抜ける。

3回表、山中は先頭打者に四球を与え、続く打者に内野安打を許し、前のイニングに続くピンチ。送られてニ、三塁とされるが、ここは粘りの投球で無失点。

3回裏、一死から西山、山田が連続四球で出塁。続く佐々木のレフト前ヒットで満塁とすると、濱本の詰まった当たりがセンター前に落ちて勝ち越し点。なおも満塁のチャンスが続くも、ここは1点止まりでたたみかけられない。

山中は中盤から立ち直りをみせ、4,5回を3者凡退で片付ける。しかし、打線もこれに付き合うかのように、4,5回を簡単に3人で終了。

6回裏、ニ死から粟倉、田邊のヒットで一、三塁とすると、代打の濱名が粘って四球を選び満塁。続く林がライトフェンスを直撃する走者一掃のタイムリー三塁打! 林の逆方向へのバッティングが功を奏し、大きな追加点を挙げる。

7回表、山中は先頭打者に左中間への一発を許し、さらにニ死から四球のランナーを背負い、センターオーバーのホームラン性の当たりを打たれるが、山田がこのホームランボールをフェンスを倒しながら掴み取ってゲームセット。相手は決勝進出順位が既に決定しており、エースの上野投手が投げてこなかったため、中盤でのダメ押しでもっと優位に試合を運んで欲しい内容であったが、単独5位を決定する勝利となった。

[撮影]亀田 悦子
佐々木、第7号逆転2ラン!!

[撮影]西野 遼太
山田、ホームランボールを掴み取る超美技!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(三)

 
(遊)
西山
 
(中)
山田
 
(DP)
佐々木
走 井上
(一)
濱本
 
(右)
杉山
 
(捕)
粟倉
走 奥田
(左)
田邊
打 森田
(二)
松岡
打 濱名

対 日立マクセル戦(10月20日 通算成績:13勝9敗)

打線、13安打で大量12点 小薗、完全試合の大記録をあと一人で逃す

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立マクセル 0 0 0 0 0 0 0 0
日立 2 1 8 0 1 0 x 12
  • 【バッテリー】☆小薗(5勝2敗)−粟倉
  • 【三塁打】田邊(3回) 【二塁打】佐々木(4回),田邊(5回)
  • 【盗塁】山田(1回),松岡(2,3回)

試合レポート

雨中での最終戦、先発の小薗は初回表を簡単に3人で退ける立ち上がり。その裏、先頭の林が三遊間を破って出塁。西山が確実に送ると、山田がレフト前に先制のタイムリー。なおも一死二塁で山田が三盗を決めると、佐々木が詰まりながらもライト前に落として2点目を奪う。

さらに2回裏、簡単にニ死となるが松岡が四球で歩き、すかさずニ盗に成功。続く林が三遊間を破って3点目を奪い、ワンチャンスをものにする。

小薗は緩急をうまく使ったピッチングで3回までパーフェクト。打線は3回裏、山田、佐々木が連続四球で歩くと、一死から杉山がレフト前に落として4点目。さらに粟倉、田邊、西山、佐々木のタイムリーなど、打者一巡の猛攻でこの回一挙8点を追加する。

5回裏には田邊のレフトオーバー二塁打でチャンスを作ると、代打の奥田がライト前にタイムリー。

小薗は毎回の7三振を奪い、6回まで完全試合を継続。7回も三振を奪ってニ死まで行くが、あと一人というところでヒットを許し、惜しくも大記録は逃すものの堂々の完封劇。最終戦を快勝で締めくくった。

[撮影]西野 遼太
山田、先制タイムリーの後、三盗を決める

[撮影]西野 遼太
小薗、あと一人で大記録を逃す

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(三)

打 奥田
(遊)
西山
遊 濱名
(中)
山田
 
(DP)
佐々木
走 井上
(一)
濱本
 
(右)
杉山
打 森田
(捕)
粟倉
打 眞鍋
(左)
田邊
 
(二)
松岡
 

記録&記事:中山 友紀子,奥田 透,桐越 信一