2013年度 試合結果
ソフトボールリーグ1部 開幕
劇的なサヨナラ勝ちで、今シーズン、白星発進!
4月20日〜21日、日本リーグ1部の全12チームが愛知県名古屋市ナゴヤドームに集まり、2013年度のリーグ開幕試合が行われた。昨年7位に沈んだ我が日立は、8位のSGホールディングスグループ(佐川急便)と初日の第2試合で対戦。昨年、決勝トーナメントに進めなかった悔しさを晴らすべく、バス7台で駆けつけた大応援団の熱い声援をバックに、エース山中が先発。その山中は制球に苦しみ、四球でランナーを出すものの粘りの投球で凌ぐ展開。打線は相手新外国人投手を攻略できず、5回までノーヒットに抑えられるが、最終回、杉山の二塁打から森田がレフト前に運び、劇的なサヨナラ勝ち! 開幕戦、苦しい展開ながらもワンチャンスをものにして白星発進した。
続く第1節は、4月27日〜28日、愛媛県宇和島市丸山公園野球場で行われる。
多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
森田、レフト前へのサヨナラ打! 杉山、執念のスライディングで、開幕戦の白星を呼び込む
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SGホールディングスグループ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
日立 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1x | 1 |
巻き返しを狙う今シーズンの開幕投手はエースの山中。その山中は初回、2三振を奪い簡単に三者凡退で切り抜ける最高の立ち上がり。しかし、2回表、先頭打者にストレートの四球を与え、さらに自らの守備の連携ミスで二死二、三塁と走者を背負うが、ここは粘りの投球で切り抜ける。一方、打線は今季から加入した全豪代表のストークスに対し、初回、四球と敵失で二死二、三塁の先制チャンスを作るが得点出来ず。
3回表、山中は先頭打者にボール3とし、フルカウントまで持ち込むが次の勝負球が甘くなり、レフトオーバーの二塁打を喫して得点圏に走者を背負う。さらに送りバントと四球で一死一、三塁。二死となり、4番ポーターをベンチは故意四球で歩かせ満塁策を取ると、ここで山中が踏ん張って続く打者を三振に切って取り、大きなピンチを脱する。
※故意四球:国際大会では既に採用されていたが、敬遠の際に申告すればピッチャーが投球しなくてもよいルール。
日本リーグでは今シーズンから採用された。
4回表、一死から山中が自らのエラーでランナーを出すが、続く打者の送りバントを濱本がダイレクトキャッチして併殺打にするファインプレー。5回表、山中はまたもや先頭打者に四球を与える苦しい投球。しかし、得点圏に走者を背負いながらここも無失点で切り抜ける。一方、なんとか山中を援護したい打線であったが、5回裏はストークスの前に三者凡退で終わり、依然ノーヒットに抑えられ、攻略の糸口が掴めない。
6回表、山中は先頭の4番ポーターに三遊間を破られ、無死のランナーを背負うことこれで4イニング目。しかし、続く打者の送りバントを濱本が素早く二塁に送球し見事に併殺完成。さらに濱本は続く打者のライナーも掴み取るファインプレー。キャプテンの執念の守備がチームを盛り立てる。
6回裏、一死から西山がチーム初ヒットとなる内野安打で出塁。濱本の四球などでニ死一、二塁のチャンスを作るも、ここでもあと一本が出ず、なかなか均衡を破れない。
7回表、西山のファインプレーなども飛び出し、山中が三者凡退で片付け、この試合ランナーを出しながらもここまで2安打に抑えると、その裏、一死から杉山がレフトオーバーの二塁打を放ちサヨナラのチャンスを演出。ニ死となるも続く副キャプテン森田の一打は三塁線を破りレフト前へ。二塁走者の杉山が果敢にホームに突っ込み、タイミングはアウトながらも、キャッチャーのタッチをかいくぐる執念のスライデイング。瞬間、主審の両手が横に広がり歓喜のゲームセット! 開幕戦、緊迫した中でワンチャンスをものにし、劇的勝利で白星発進した。
杉山、タッチをかいくぐる執念のスライディング!
劇的なサヨナラ勝利で、開幕戦、白星発進!!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
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(三) 林 |
(遊) 西山 |
(中) 山田 |
(一) 濱本 |
(捕) 粟倉 |
(DP) 佐々木 |
(右) 杉山 |
(左) 田邊 打 濱名 |
(二) 森田 走 井上 |
記録&記事:古園 敏幸,中山 友紀子,桐越 信一