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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第9節

2012年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第9節
地元で連敗し、単独6位に後退 決勝進出は消滅

 10月13日〜14日にかけて、地元神奈川県横浜市神奈川新聞スタジアム硬式野球場で第9節が行われた。決勝トーナメント進出に向け絶対に負けられない状況の中、連日の大応援団が熱い声援を送るが、初戦のシオノギ製薬戦は、攻守共に精彩を欠き、まさかの完封負けを喫して苦しい状況に追い込まれる。天王山となった翌日の豊田自動織機戦は、初回に濱本の先制打でリードするも、連日のバッテリーミスなどが飛び出して逆転負け。この結果、通算10勝10敗で単独6位に後退し、決勝トーナメント進出は消滅した。
 最終節となる第10節は、10月20日〜21日、福岡県北九州市北九州市民球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 シオノギ製薬戦(10月13日 日立ソフトウェア10勝9敗)

攻守共に精彩を欠き、下位チームにまさかの完封負け

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
シオノギ製薬 0 0 1 0 0 0 1 2
日立ソフトウェア 0 0 0 0 0 0 0 0
  • 【バッテリー】★山中(10勝7敗)−眞鍋
  • 【三塁打】山田(5回) 【二塁打】粟倉(4回),西山(5回)

試合レポート

自力で決勝進出を決めるためには、もう負けられない厳しい状況の中、国体で調子を落としていた先発の山中は初回を3人で退ける立ち上がり。しかし、2回表、2本のヒットを許して一、二塁と得点圏に走者を背負う。さらにニ死からパスボールでニ、三塁に進塁されるが、続く打者のライト線に落ちそうな当たりを杉山が好捕し、ここは無失点で切り抜ける。

打線は初回は簡単に三者凡退。2回裏、一死から粟倉がヒットで出塁し、ニ死二塁まで進むが得点出来ず。直後の3回表、山中は一死後、相手1番にセンターオーバーのホームランを喫して失点。1点を追いかける展開となる。

4回裏、ニ死から粟倉が左中間二塁打を放ってチャンスを作ると、続く杉山はフルカウントから四球を選び一、二塁。続く溝江がやはりフルカウントから四球で満塁とするが後続なし。

5回表、一死から山田のライト前ヒットがイレギュラーし山田は長駆三塁へ向かう。しかし、さらにホームに突っ込ませる判断ミスで、完全なアウトとなり、ベンチの焦りが垣間見える。続く西山が左中間二塁打で続くが、得点に結びつかないちぐはぐな攻撃。

山中はその後、6回を散発4安打に抑えるが、7回表、先頭打者にヒットを許し、さらに牽制悪送球で無死二塁。さらに送られて一死三塁とされ、ニ死まで漕ぎつけるものの、痛恨のワイルドピッチで追加点を奪われる。

打線は7回裏、一死から眞鍋が内野安打で出塁し、ニ死から山田が四球で一、二塁。しかし、反撃もここまで。大応援団が見守る中、ベンチの判断、バッテリーの集中力、攻守など全てに良いところなく完敗を喫して大事な一戦を落とし、明日の豊田自動織機との直接対決に全てをかけることになった。

[撮影]大木 浩
打線沈黙の中、粟倉、この試合2安打

[撮影]大木 浩
大応援団が熱い声援を送るも完封負け

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(中)
山田
 <
 /td>
(遊)
西山
 
 
(三)

 
 
(一)
濱本
 
 
(DP)
粟倉
走 横沢
 
(右)
杉山
 
 
(二)
溝江
 
 
(捕)
眞鍋
走 井上
打 森田
(左)
田邊
 
 

対 豊田自動織機戦(10月14日 日立ソフトウェア10勝10敗)

初回に先制するも逆転負け 決勝トーナメント進出は消滅

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
豊田自動織機 0 1 2 0 0 1 0 4
日立ソフトウェア 1 0 0 0 0 0 0 1
  • 【バッテリー】★山中(4回:10勝8敗),佐藤(3回)−眞鍋

試合レポート

決勝トーナメント進出を争う直接対決、これに負けると決勝進出が事実上無くなる天王山。初回表、先発の山中は先頭打者にセンター前ヒットで出塁され、続く送りバントが内野安打となり、無死一、二塁といきなりのピンチを招く。さらに送られて一死ニ、三塁とされるが、続く4,5番を凡打に打ち取ってピンチを脱する。

その裏、先頭の山田が四球で出塁。西山が確実に送って山田を二塁に進めると、ワイルドピッチで一死三塁の先制チャンス。ニ死となるが、濱本がレフト前に落として先取点を奪う。

先取点を挙げたのも束の間、2回表、山中はニ死から3連打を喫して満塁の走者を背負う。いずれも力勝負に行き、ストレートを狙い打たれる後半戦によく見られるバッテリーの配球の悪さ。さらにこのピンチで昨日の試合でも犯したパスボールが飛び出し、あっさり同点とされる。続く打者には四球で満塁とされるが、ここは最少失点で切り抜ける。

同点とされた直後の2回裏、先頭の溝江がレフト前で出塁。杉山が確実に二塁に進め、続く眞鍋が四球で一死一、二塁。ニ死から山田が四球で満塁とするも、後続が三振でチャンスを生かせず。

この日のバッテリーは緩急を使えず、さらに山中はボール先行のピッチング。3回表、四球二つでニ死一、二塁とされ、レフト前タイムリーで失点。さらにニ、三塁から今度はワイルドピッチで3点目を献上し、国体の時から続くバッテリーのリズムの悪さが、昨日の試合に続いてこの日も出てしまう。

2点差を追いかける打線は3回裏、先頭の林が相手エラーで出塁。しかし、緩急を使ったピッチングのローリーの前に後続が三者連続三振。4回表は先頭の杉山がピッチャー強襲ヒットで出塁するも、エンドランを強行して併殺打。4イニング連続の先頭打者出塁も、初回以降、なかなか得点に結び付けられない。

5回からは佐藤がリリーフ。6回表、ヒットと送りバントで一死二塁とされ、右中間へのタイムリー二塁打で4点目を奪われる。その裏、先頭の濱本が死球で出塁、一死から溝江がライト前でチャンスを広げると、続く杉山が四球を選び満塁。しかし、ここでも得点出来ず残塁の山を築いて敗戦。この結果、地元で連敗を喫して単独6位に後退。決勝トーメント進出は消滅したが、残り2試合、勝利への執念を見せて欲しい。

[撮影]大木 浩
濱本のタイムリーで初回から先行するが

[撮影]仲 賢
連日の大応援団の中、無念の連敗

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(中)
山田
 
(遊)
西山
 
(三)

 
(一)
濱本
走 井上
(DP)
粟倉
 
(二)
溝江
 
(右)
杉山
 
(捕)
眞鍋
走 横沢
(左)
田邊
打 森田

記録&記事:古園 敏幸,徳田 政昭,中山 友紀子,桐越 信一