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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第10節

2012年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第10節(最終節)
5連敗で通算成績10勝12敗と負け越し シーズン7位に沈む

 10月20日〜21日にかけて、福岡県北九州市北九州市民球場で、1部リーグの最終節である第10節が行われた。チームとしては後半になってから、攻守ともに精彩を欠き、既にに前節で決勝トーナメントへの進出は消滅しているが、最後の2試合、勝利への執念を見せて欲しいところ。しかし、初戦の佐川急便戦は先制するもミスが相次ぎ、攻守共に良いところなく逆転での完敗を喫して、ついに通算成績で黒星が先行。翌日の太陽誘電戦は初回に3点をリードするが、これを守れずに逆転負けで5連敗。この結果、通算成績10勝12敗と、1部リーグ昇格初年度以来、21年ぶりの負け越しでシーズン7位に沈んだ。

 今シーズンも、多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 佐川急便戦(10月20日 日立ソフトウェア10勝11敗)

攻守共に良いところなく、4連敗で通算成績は黒星先行

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立ソフトウェア 1 0 0 0 1 0 0 2
佐川急便 0 0 0 2 0 5 x 7
  • 【バッテリー】★山中(5回2/3:10勝9敗),佐藤(1/3)−眞鍋
  • 【二塁打】林(3回) 【盗塁】井上(1回),溝江(2回)

試合レポート

決勝進出は既に消滅したが、最後の節はなんとしても執念を見せて欲しいところ。初回表、一死から西山が死球で出塁。ニ死二塁から濱本のセンターへの大飛球を相手外野手が落球し、先発のスメサートからラッキーな先制点。さらに2回表、先頭の溝江が四球で出塁してニ盗を決めると、続く眞鍋が確実に送って一死三塁の追加点チャンス。しかし、田邊、山田が倒れ、絶好のチャンスを生かせず。

その裏、先発の山中は一死から初ヒットを許し、さらに送られて得点圏に走者を背負う。続く打者の三塁への痛烈な打球を林が捕球するファインプレーを見せるが、一塁送球がショートバウンドとなり、濱本が弾いて一、三塁。しかし、山中は続く打者を退けてピンチを脱する。

3回表、一死から林が右中間二塁打でチャンスを演出。しかし、クリーンナップでも後続なし。ここまで毎回の得点圏ランナーを出すものの、ここ一番でタイムリーで得点を奪えない消化不良の攻撃が続く。

すると4回裏、山中は先頭打者にヒットを許し、一死は取るものの、続く打者の送りバントを内野陣が打者走者の背中に当てて生かし、一、三塁のピンチ。ここでライト前に落とされて同点とされると、続く打者の二塁ゴロは一塁カバーが遅れ一死満塁と傷口を広げる。さらに山中が痛恨の死球を与えて、あっさりと逆転を許す。なおも満塁が続くが、ここは踏ん張って切り抜ける。

5回表、一死から山田がセンター前で出塁。西山が二塁に送ると、林がショートへの強襲ヒット。ボールが外野に転がる間に山田が生還し、すかさず同点に追い付く。さらに6回表、先頭の粟倉がヒットで出塁するも、杉山が三振、さらにこの間に二塁に走った粟倉がアウトで併殺になる拙攻。ニ死から溝江が内野安打で出塁するが、続く代打森田のセンターへ抜けそうな当たりは美技に阻まれ、この試合、ミスや集中力を欠く守備続出の味方守備と比べると試合は完全に負けパターン。

6回裏、山中は先頭打者にヒットを許し、一死二塁からさらにヒットで一、三塁と走者を背負う。ニ死は取るものの、ニ、三塁から続く打者のゴロを山中が弾き、西山がカバーするも一塁送球は間に合わず、この間に三塁走者に生還され勝ち越し点を与える。さらに続く打者の叩きつけたショートゴロをショートバウンドで捕れずに追加点。ここで佐藤に交代するが、4番のポーターにライトへの3ランを喫してこの回致命的な5失点。

最終節の初戦、打線はボールに食らいつくような執念を感じられず、さらに守備ではミス、あるいは記録ではミスにはならなくても集中力を欠くプレーなどが飛び出し、攻守ともに良いところなく完敗。4連敗を喫して通算で負け星が先行したが、決勝進出は逃したとはいえ、遠くまで足を運んで応援している人、ブログ速報で応援してくれている人達のためにも、せめて、最終試合はもう少し意地を見せて欲しい。

[撮影]大木 浩
林、逆転された直後の同点タイムリー!

[撮影]大木 浩
スタンドの熱い応援も実らずに完敗

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(中)
山田
 
(遊)
西山
 
(三)

 
(一)
濱本
 
(DP)
粟倉
走 井上
(右)
杉山
 
(二)
溝江
 
(捕)
眞鍋
打 森田
(左)
田邊
打 来條

対 太陽誘電戦(10月21日 日立ソフトウェア10勝12敗)

3点を守れず逆転負けで5連敗 21年ぶりの負け越しでシーズ7位に沈む

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立ソフトウェア 3 0 0 0 0 0 0 3
太陽誘電 0 0 3 4 0 0 x 7
  • 【バッテリー】★山中(3回1/3:10勝10敗),山口(2回2/3)−粟倉
  • 【盗塁】西山(1回),溝江(1回),山田(2回)

試合レポート

いよいよ最後の一戦であり、なんとしても勝ち星をイーブンに戻したいところ。初回表、先頭の山田が四球で出塁。二塁に送ることが出来ない拙攻でニ死となるが、入れ替わり走者の西山がニ盗に成功。続く濱本のセンター前で一、三塁とすると、粟倉のボテボテのゴロが内野安打となり先制。さらに一、二塁で溝江がライト線にタイムリー。なおも一、三塁で森田のショートゴロが敵失となり、初回から3点をリードする。

先発バッテリーは山中、粟倉と今リーグ戦初の組み合わせとなったが、初回を簡単に3人で片付ける立ち上がり。2回も三者凡退に抑えるが、3回裏、突如制球が悪くなり、ストライクを取りにいった球を狙われ、ニ死から連打を浴び、さらに四球で満塁のピンチ。続く打者にライト前へのタイムリーを喫して2点を返される。さらに一、二塁でフェンス直撃のセンターオーバーの同点タイムリーを許し、一塁走者にホームを突かれるが、中継プレーで刺して逆転は阻止。

しかし4回裏、山中は一死からストレートの四球、内野安打、センター前ヒットでまたもや満塁の走者を背負う。続く打者に前の回同様、ボール先行でストライクを取りにいった球を狙い打たれ、右中間への走者一掃のタイムリー三塁打を喫し、一挙3点を奪われるリズムの悪さ。代わった山口もボール先行でストライクを取りにいった球を狙い打ちされるパターンで、センター前に運ばれ失点。

打線は2回以降、代わった尾崎から毎回のランナーを出すものの、簡単に見逃し三振を喫するなど、執念が感じられない攻撃を繰り返して敗戦。チームは後半戦途中から失速し、リーグ戦史上二度目となる5連敗。通算成績10勝12敗で1部リーグ昇格初年度以来、21年ぶりの負け越しとなり、シーズン7位に沈む結果となった。

[撮影]宮野 恵
粟倉の内野安打など初回で3点を先制するが・・・

[撮影]宮野 恵
盛大な声援も21年ぶりの負け越しで幕を閉じる

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(中)
山田
 
(遊)
西山
打 濱名
(三)

 
(一)
濱本
走 横沢
(捕)
粟倉
 
(二)
溝江
 
(DP)
森田
走 井上
(右)
杉山
 
(左)
坂本
 

記録&記事:山田 智仁,中山 友紀子,奥田 透,桐越 信一