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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第7節

2010年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第7節
1勝1敗で同率3位を維持

 9月11日〜12日に、埼玉山県本庄市本庄総合公園市民球場で第7節が行われた。初日の伊予銀行戦は、序盤に3点を先行され、打線がなかなか繋がらない苦しい展開。しかし、2点差で迎えた6回表、眞鍋が同点打を放ってタイブレークに持ち込むと、途中から登板した藤原がノーヒットピッチングで相手に1点もやらない気迫の投球。延長9回表、ここで、またもや眞鍋がラッキーな決勝打! さらに林が相手の息の根を止める3号2ランを放ち、苦しみながらもなんとか勝利する。翌日のトヨタ自動車戦は、投手陣がカウントを悪くし、ストライクを取りにいった球を狙い打たれて大量9失点で完敗。この結果、この節を1勝1敗とし、同率3位を維持している。
 第8節は、10月2日〜3日、兵庫県豊岡市県立但馬ドームで行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

[チーム戦績]第7節終了時点

対 伊予銀行戦(9月11日 日立ソフトウェア10勝4敗)

眞鍋、同点,決勝の3打点! 林、相手の息の根を止める3号2ラン!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8 9
日立ソフトウェア 0 0 0 1 0 2 0 0 3 6
伊予銀行 0 3 0 0 0 0 0 0 0 3
  • 【バッテリー】山中(3回),山口(3回1/3),☆藤原(6勝4敗:2回2/3)−鮫島(3回),眞鍋(6回)
  • 【本塁打】林3号(9回:2ラン)
  • 【盗塁】杉山(4,6回),濱本(4回)

試合レポート

打線は序盤、制球の定まらない相手投手を攻めきれず、チャンスは作るが得点できない立ち上がり。初回表は栗原が四球で出塁、続く山田がレフトへのヒットで一死一、二塁、3回表は一死から林がヒットで出塁、栗原が二塁へ送り二死二塁のチャンスを作るが、あと一本が出ずに得点できない。

一方、先発はリーグ戦初先発の山中。この日の山中は制球に苦しむ立ち上がり。初回裏、先頭打者に四球で出塁を許すと二塁へ送られ、一死二塁のいきなりのピンチ。ここは後続を断ち無失点とするが、2回裏、一死からライト線を抜ける三塁打を喫し、一死三塁のピンチを迎えると、続く打者にレフトへのタイムリーで1点、さらにヒットと四球で迎えた二死満塁から、センターへの2点タイムリーを許し、この回3点を奪われて先行される苦しい展開となる。

さらに、3回裏、先頭打者にヒットを許したところで山口、眞鍋のバッテリーに交代。山口は制球よく、打たせて取るピッチングを披露。後続を3人で切って取りリズムを作る。

すると打線はここから粘りを見せ始める。まずは4回表、先頭の馬渕がヒットで出塁。続く杉山は打ち取られるがランナー入れ替わりで杉山が盗塁を決める。さらに続く濱本がセンター前ヒットで出塁し、盗塁を絡めて一死二、三塁のチャンス。続く来條の当たりは浅いレフトへのフライとなるが、杉山が果敢にホームをついて、まずは1点を返す。

そして6回表、一死から杉山が四球、濱本の死球、来條が粘って四球を選び一死満塁のチャンスを作ると、続く眞鍋がフェンスに届くセンターオーバーの2点タイムリーを放って同点! ゲームは今シーズン初めてのタイブレークへの突入となる。

8回表、制球定まらない相手投手に対し、仕掛けたエンドランが裏目に出て貴重なタイブレークランナーをなくすと、その裏、満塁策をとって一死満塁のサヨナラのピンチ。しかし、ここで藤原が脅威の粘りを見せ、後続を退けて守りきる。

そして迎えた9回表、来條がきっちり送った一死三塁に、眞鍋がバックアップ体制のセカンドとライトの間にポトリと落とすラッキーなヒットでついに1点を勝ち越すと、二死二塁から林が相手の息の根を止める3号2ランをレフトに放り込んで勝負あり。

6回一死から登板した藤原は、結局、相手打線を無安打に抑えてゲームセット。打線は制球が安定しない相手投手に狙い球が絞れず、さらに走塁ミスなどもあって苦しいゲーム展開となるが、エースの力投でタイブレークを守りきり、逆転勝利を飾った。

個人成績

対 トヨタ自動車戦(9月12日 日立ソフトウェア10勝5敗)

投手陣、制球が安定せず大量失点 打線も4点を奪うが完敗

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
トヨタ自動車 0 4 0 2 1 1 1 9
日立ソフトウェア 0 2 1 1 0 0 0 4
  • 【バッテリー】★藤原(1回2/3:6勝5敗),山口(1回1/3),山中(4回)−眞鍋
  • 【三塁打】濱本(3回)
  • 【盗塁】濱本(2回)

試合レポート

この試合、投手陣が制球が安定せず、ボール先行のカウントからストライクを取りにいった球を狙い打ちされ、大量失点する展開となる。2回表、先発の藤原は5本の長短打と四球などでいきなりの4失点。いずれもボール3までいく苦しいピッチングでカウントを悪くし、次の球を痛打される内容。

その裏、打線がすぐに反撃開始。先頭の馬渕が死球で出塁すると、一死から濱本がヒットで続き、このところ打撃不振に苦しんでいた杉山がセンター前にクリーンヒット。まずは1点を返すと、すかさず二塁への盗塁を仕掛け、その隙に三塁走者の濱本がホームを陥れて2点目を返す。

さらに3回裏、二死走者なしから林がヒットで出塁。続く濱本がライトフェンス直撃の三塁打を放って、その差1点に追い上げる。しかし、4回表、2回から藤原をリリーフした山口が先頭打者にライトへの二塁打を喫し、さらに内野陣が送りバントを間に合わない三塁に投げてオールセーフ。続く打者に右中間に運ばれて1点を失ったところで山中に交代。山中は無死二、三塁と得点圏走者を背負っての交代となるものの、その後、犠牲フライによる1点のみに抑え、この回なんとか2点どまりで切り抜ける。

その裏、二死から西山、横沢が相手のエラーと死球で出塁。続く山田のレフト前ヒットで西山が一気にホームをつき1点を返す。なおも一、二塁で4番の馬渕とチャンスが続くが、ここで相手はエースのアボットに交代。馬渕は空振り三振に倒れて追加点ならず。

途中リリーフで好投を見せた山中であったが、5,6,7回といずれも二死から失点。やはり、ボールカウントを悪くし、ストライク取りにいった球を狙い打ちされるという同じパターンを繰り返し、合計9失点。途中登板のアボットに対し、最終回、横沢の死球、山田、馬渕の連続ヒットで無死満塁と最後の反撃を見せるものの、後続が打ち取られて完敗した。

個人成績

記録&記事:奥田 透,古園 敏幸,桐越 信一