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2007 日本女子ソフトボールリーグ1部 第8節

第8節、1勝1敗
通算8勝10敗 決勝への道、絶たれる

 10月13日〜14日にかけ、岡山県岡山市県営野球場で日本リーグ1部第8節が
行われた。我が日立ソフトウェアは、初日、佐川急便と対戦。初回、失策と四球から
ピンチを招き、タイムリーで1点を先制される苦しい展開。打線も相手先発に対して
攻略の工夫が感じられず、馬渕のヒット1本に抑えられ、ノーヒットノーランを免れ
るのがやっと。翌日の太陽誘電戦でも打撃が奮わず、なかなか得点できないパターン。
しかし、先発の瀬川が2安打に抑える好投。最後は延長8回、来條のサヨナラヒット
で決着。しかしながらこの節の結果により、今まで8年連続で果たしてきた決勝トー
ナメントへの道が絶たれることになった。決勝トーナメント進出は逃したが、残りの
全ての試合、選手全員の全力プレーに期待したい。               
 次の第9節は10月20日〜21日、愛媛県西条市ひうち球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
撮影:仲賢 撮影:仲賢

 
対 佐川急便戦(10/13 日立ソフトウェア7勝10敗)
打線、工夫見られず 
 ノーヒットノーランを免れるのがやっと
チーム名
日立ソフトウェア 0 0 0 0 0 0 0 0
佐川急便 1 0 0 0 0 0 x 1
【バッテリー】★遠藤(2勝2敗)−鈴木由
【盗塁】西山(1回),濱本(7回)

 ◎先発の遠藤は初回裏、先頭打者を簡単に打ち取るが、これを森下が掴めずに
  いきなりの走者を背負う。その後、二死までこぎつけるが、前半戦の試合で
  ホームランを放っている相手の4番を警戒しすぎ、四球を与えて一、二塁。
  得点圏に走者を背負い、次の打者にセンター前に弾かれ、早々と1点を失う。
 ◎一方、打線は前半戦3安打に封じられた、相手先発の帰山をまったく攻略で
  きない展開。初回、2回と簡単に3人で終わる淡白な攻撃。3回表、先頭の
  鈴木が死球で初の走者として出塁。鮫島が送り、二死から西山が四球を選ん
  で盗塁に成功。二死二、三塁の一打逆転のチャンスを作るが、森下が三振に
  倒れて得点出来ず。                         
 ◎遠藤は2回にも先頭打者にヒットで出塁されるが、ここを切り抜けると3回
  から5回までは、危なげなく三人で退ける力投。5回裏に一死からヒットを
  許すが二塁に進ませず、無得点に抑え味方の反撃を待つ。        
 ◎しかし打線は快音無しの凡打の山で6回までノーヒット。最終回、一死から
  馬渕がセンター前に運びやっと1安打。その後、当たっていない杉山の代打
  の林の死球などで得た、二死二、三塁のチャンスも生かせずゲームセット。
 ◎失策と四球絡みで失点し、打線は工夫が見られずノーヒットノーランを免れ
  るのがやっとという典型的な負けパターン。遠藤は3安打に抑えるが打線の
  援護がまったく無く、自らの四球が勝負を左右する結果となった。    
撮影:仲賢 撮影:仲賢

 
対 太陽誘電戦(10/14 日立ソフトウェア8勝10敗)
延長8回、来條サヨナラ打! 瀬川、2安打完封!
チーム名
太陽誘電 0 0 0 0 0 0 0 0 0
日立ソフトウェア 0 0 0 0 0 0 0 1x 1
【バッテリー】☆瀬川(5勝2敗)−鈴木

 ◎昨日、わずか1安打に抑えられた打線はこの日も奮わず。初回、相手の失策
  と山田のヒットで二死一、二塁のチャンスも決定打が出ず、2,3回は簡単
  に三者凡退。4回裏、山田がセンター前で出塁するがここもチャンスを生か
  せず、この回まで山田のヒット2本のみに抑え込まれる。        
 ◎一方、先発の瀬川は立ち上がり、簡単に二死を取るものの、続く打者をスト
  レートの四球で歩かせると、続く4番打者の際、立て続けのワイルドピッチ
  で三塁に進まれる一人相撲。しかし、渾身の速球で三振に切って取る。  
 ◎その後、瀬川は速球、ライズ、チェンジアップなどの組み立てで相手を翻弄。
  7回までに6三振を奪い、2安打に抑える力投。初回以外は二塁を踏ませず、
  打線の援護を待つ。                         
 ◎しかし、その打線がなかなか決定打が出ず、得点を奪えずにタイブレークに
  突入。8回表、先頭打者のバント処理で、一塁カバーに誰も入らないという
  信じられないミスが出て、無死二、三塁の大ピンチ。          
 ◎しかし、瀬川がこのピンチを力でねじ伏せる。まずは次の打者を浅いレフト
  フライに打ち取り、続く打者のエンドランは西山の好守備でホームアウト。
  最後はレフトのファールフライを馬渕がスライディングキャッチする超ファ
  ィンプレーで無失点で切り抜ける。                  
 ◎その裏、森下が絶妙の送りバントを決め、一死三塁のサヨナラのチャンス。
  山田、馬渕は敬遠策で歩かされ満塁。ここで、この日5番を任された来條が
  エンドランをセンター前に弾き決着。今シーズン初のサヨナラ勝ちを収めた。
撮影:浜口弘志 撮影:浜口弘志

記録&記事:徳田政昭,桐越信一

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