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2007 日本女子ソフトボールリーグ1部 第7節

第7節、3連勝!!
通算7勝9敗で上昇傾向

 9月7日〜9日にかけて、日本リーグ1部第7節が愛知県刈谷市刈谷球場で行なわ
れた。我が日立ソフトウェアは、初日の戸田中央総合病院戦では序盤に3点をリード
されるが、中盤に打線が粘って逆転勝ちを果たし連敗を脱出。翌日の豊田自動織機戦
は初回に馬渕の犠牲フライで挙げた1点を、瀬川が素晴らしい投球で守り抜き今シー
ズン初の連勝。最終日のホンダ戦は、序盤に1点を先制されるが、馬渕の同点、逆転
タイムリーで引っ繰り返して3連勝。この結果、通算成績7勝9敗となり、少しずつ
チーム本来の姿を取り戻してきた。                      
 第8節は10月13日〜14日、岡山県岡山市県営野球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
撮影:新留幸一 撮影:新留幸一


対 戸田中央総合病院戦(9/7 日立ソフトウェア5勝9敗)
打線、中盤に粘って逆転勝ち! 前半からの連敗脱出
チーム名
戸田中央総合病院 0 0 3 0 0 0 0 3
日立ソフトウェア 0 0 0 3 1 0 x 4
【バッテリー】遠藤(3回),☆瀬川(4回:2勝2敗)−鈴木
【二塁打】鈴木(4回),溝江(4回)

 ◎前半戦を含めてここまで5連敗と、1部リーグに昇格して以来、初めての大
  不振。先発ピッチャーが先に点を奪われ、不振の打線はチャンスすら作れず、
  なかなか点を取れないゲーム内容。この試合も同じ形で展開する。    
 ◎先発の遠藤は初回こそ一死一、二塁のピンチを凌ぐが、3回表、先頭打者に
  内野安打を許し、さらに四球を与えて二死一、二塁。ここで相手主軸にいず
  れもカウントを追い込んでから連打され、一挙に3点を奪われる苦しい展開。
 ◎一方、不振が続く打線は、初回、2回といずれも先頭打者が出塁して一死二、
  三塁の絶好の得点チャンスを作るものの、2イニング連続の無得点に終わり、
  なかなか先発ピッチャーを助けられない。               
 ◎しかし4回裏、一死から来條がセンター前ヒットで出塁。続く鈴木が右中間
  を深々と破る二塁打を放ち、来條が一塁から一気に生還、1点を返す。その
  後、二死となるものの、溝江がセンターへの二塁打を放って2点目。さらに
  西山がセンター前で続き、久々に打線が繋がり同点とする。       
 ◎さらに4回裏、先頭の山田が四球で出塁し、続く馬渕の一、二塁間の当りで
  山田が一気に三塁まで進み、無死二、三塁。ここで杉山が、レフトへの犠牲
  フライを打ち上げて逆転に成功。さらに来條がこの日3本目のヒットを放ち
  チャンスは続くものの、ここで一気にたたみかけられないところに、現在の
  チームの不振が垣間見える。                     
 ◎4回からは瀬川が登板。瀬川は100キロを超える速球で、相手を2安打に
  抑えゲームセット。連敗脱出を果たすと共に、打線も回復の兆しが少し見え
  てきた。                              
  
撮影:新留幸一 撮影:新留幸一


対 豊田自動織機戦(9/8 日立ソフトウェア6勝9敗)
瀬川、速球で相手をねじ伏せ1点を守りきる
チーム名
日立ソフトウェア 1 0 0 0 0 0 0 1
豊田自動織機 0 0 0 0 0 0 0 0
【バッテリー】☆瀬川(6回:3勝2敗),藤原(1回)−鈴木
【盗塁】山田(1回)

 ◎不振が続く攻撃陣は初回、先頭の西山が四球で出塁し、森下が確実に二塁に
  進めると山田がレフトへ技ありのヒット。さらに山田は盗塁を決め、一死二、
  三塁の先制チャンス。続く馬渕の当りは浅いレフトフライになるが、西山が
  果敢にホームを狙って早くも先取点。                 
 ◎この日、強い風がセンターからホームに吹き荒れ、バッターにとっては逆風、
  投手にとっては追い風の中、先発の瀬川がこれを生かした素晴らしい投球を
  披露。力強い速球を武器に時々織り交ぜるチェンジアップで相手の強力打線
  を翻弄。4回裏に一死から初ヒットを打たれるまで、打者10人に対し完璧
  に抑えこむ。                            
 ◎しかしながら、好投の瀬川を援護したい打線は2回以降沈黙。5回に鮫島の
  ヒットが出るまで、初回の山田と合わせて相手先発の江本に2安打に封じら
  れる。なんとか追加点の欲しい打線は6回表、一死から森下がセンター前で
  出塁。二死二塁から馬渕のライト前でホームを突くもののタッチアウト。 
 ◎追加点が奪えずとも、瀬川が6回を3安打に封じる完璧な投球。高目の速球
  を武器にして相手打者を詰まらせ、ゴロを打たせず6回までアウトカウント
  のほとんどを凡フライに打ち取る完璧な投球。             
 ◎最終回、相手4番から始まる強力打線を前に瀬川にタイミングが合ってきた
  と判断した藤本監督は思い切って藤原にスイッチ。その藤原は二死後、四球
  とレフト前ヒットを許し、さらに守備の乱れで二死二、三塁と一打逆転サヨ
  ナラのピンチを招くが、最後のバッターをチェンジアップで内野ゴロに仕留
  め、やっと今シーズン初の連勝を飾った。               
 
撮影:新留幸一 撮影:新留幸一


対 ホンダ戦(9/9 日立ソフトウェア7勝9敗)
馬渕、同点、逆転タイムリー!
 チームも瀬川も3連勝!
チーム名
ホンダ 0 1 0 0 0 0 0 1
日立ソフトウェア 0 0 0 1 2 0 x 3
【バッテリー】藤原(4回),☆瀬川(2回1/2:4勝2敗),遠藤(2/3)−鈴木
【二塁打】馬渕(4回) 【盗塁】森下(5回)

 ◎主軸が打ち、投手が相手を抑えこむ本来の勝ちパターンがやっと出来てきた
  試合内容。先発の藤原は2回に内野安打から二死二塁と走者を背負いライト
  へのタイムリーで1点を先制されるが、これを打線が引っ繰り返す。   
 ◎その打線は3回まで2安打に抑え込まれるが、鈴木のホームラン性の当りを
  好捕されるなど相手の守備に阻まれるケースが多く、当りそのものは皆、決
  して悪くないバッティング内容。                   
 ◎その打線がやっと力を発揮。4回裏、先頭の山田がセンター前にクリーンヒ
  ット。続く主砲馬渕は右中間を痛烈なライナーで抜ける二塁打を放ち、山田
  が長躯同点のホームを踏む。後半戦の馬渕は打撃不振に苦しみ、内野ゴロの
  山を築いてきたが、やっと馬渕らしい当りが飛び出した。        
 ◎さらに続く5回裏、一死から西山がこの日2本目のヒットで出塁。続く森下
  のエンドランはピッチャーゴロとなるが、西山の好走塁で併殺を免れる。 
  森下はすぐに盗塁を決め、さらに山田が足で稼ぐショート内野安打。ここで
  またしても馬渕がセンターへのタイムリーを放って逆転。さらに相手の守備
  の乱れで山田もホームインし2点目を追加する。            
 ◎投げては5回から瀬川が登板。瀬川は速球を武器に打者7人を完全に抑えこ
  む堂々のピッチング。最後は遠藤が締めて、今シーズン初の3連勝を飾ると
  ともに、瀬川がこの節、3連勝と勝ち星を積み上げた。         
 
撮影:浜口弘志 撮影:浜口弘志

記録&記事:桐越信一

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