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2007 日本女子ソフトボールリーグ1部 第3節

第3節、1勝1敗
  通算3勝4敗と依然黒星先行

 5月12日〜13日にかけて栃木県宇都宮市宮原運動公園野球場で日本リーグ1部
第3節が行われた。初日のデンソー戦は、なかなか調子の上がらなかった藤原がスト
ライク先行のピッチングを披露。打線も2回に杉山が、今シーズンの第1号本塁打で
先制。その後、チャンスを作りながら得点できない展開となるが、最終回、一死満塁
で山田が第1号グランドスラム! 藤原は散発4安打完封勝利。翌日の佐川急便戦は
打線が完全に沈黙。先発の瀬川はストライク先行の投球で好投するが、3回に手痛い
2ランを許して敗戦。                            
 この結果、チームは通算成績3勝4敗で依然、黒星先行の苦しい状況が続いている。
 第4節は、5月26日〜27日、富山県富山市県営野球場で行われる。

撮影:磯崎千嘉 撮影:深沢高敏

 
対 デンソー戦(5/12 日立ソフトウェア3勝3敗)
杉山、先制弾! 山田、満塁弾!
 藤原、散発4安打完封勝利!
チーム名
日立ソフトウェア 0 1 0 0 0 0 4 5
デンソー 0 0 0 0 0 0 0 0
【バッテリー】☆藤原(2勝3敗)−鈴木
【本塁打】杉山(2回),山田(7回:満塁) 【二塁打】馬渕(4回) 
【盗塁】栗原(2回),来條(4回)

 ◎第二節まで2勝3敗と負けが先行する苦しいチーム事情から、取りこぼしの
  できない第三節の第一試合。相手エースの増淵をどう攻略するかがポイント。
  職場から今年の新入社員を含む3台の応援バスが駆け付け、応援席の多くの
  人たちが声援を送る中、2回表、先頭の杉山が今期チーム初となる本塁打を
  右中間スタンドへ放り込み1点を先制する。しかし、続く来條のセンター前、
  鈴木のレフト前のヒットなどで一死二、三塁、二死三塁と得点圏にランナー
  を送るものの追加点ならず、増淵を攻略しきれない。          
 ◎一方、先発の藤原は初回から2三振を奪うなど制球良く、ランナーを出して
  も落ち着いて後続を断つ見事なピッチングを続ける。2回裏に先頭の4番に
  右中間二塁打を打たれ無死二塁、一死三塁のピンチを招くが、後続を丁寧な
  投球で6回まで無得点に抑え込む。                  
 ◎一方、打線は4回表に先頭打者馬渕のレフトへの二塁打と来條の四球、盗塁
  などで二死二、三塁、5回表には溝江の死球とパスボールからの二死二塁の
  チャンスを作るが、後続が打ち取られ追加点を挙げることが出来ない。  
 ◎一点差のまま最終回表の攻撃。先頭打者の鈴木が、レフト前ヒットで出塁。
  続く木村も相手エラーで出塁し、森下が送り、溝江の死球で一死満塁の絶好
  のチャンス。ここで5回表の二死二塁のチャンスに見逃し三振を喫している
  山田が、その悔しさを跳ね返す、打った瞬間それと判るレフトへのグランド
  スラム!! ダメ押しとも言える待望の大きな追加点を奪う。      
 ◎その裏、追加点をもらって楽になった藤原はテンポ良く2者連続三振を奪い、
  最後のバッターもレフトへのファウルフライ。計7三振を奪う好投で今期2
  勝目を見事、リーグ戦初完封で飾る。これでチームは通算成績を3勝3敗の
  五分とした。                            
 
撮影:磯崎千嘉 撮影:磯崎千嘉志

 
対 佐川急便戦(5/13 日立ソフトウェア3勝4敗)
打線沈黙3安打7三振 
 瀬川、好投実らず一発に沈む
チーム名
佐川急便 0 0 2 0 0 0 0 2
日立ソフトウェア 0 0 0 0 0 0 0 0
【バッテリー】★瀬川(1勝1敗)−鈴木 

 ◎チーム不動のトップバッター西山が前節で負傷してから、ここ3試合、1番
  打者にヒットが1本も出なかったことからか、藤本監督はおもいきって打順
  を組替え、1番山田、3番杉山、5番森下のスターティングオーダーとなる。
  しかし、この打線が完全に沈黙。相手左投手にタイミングが合わず、さらに
  高目のライズに手を出し、ことごとく凡打を繰り返す展開となる。    
 ◎一方、先発の瀬川は初回からストライク先行のピッチング。1,2回ともに
  二死からヒットを許すが、後続を退ける。しかし、3回表、先頭打者に内野
  安打を許し、その後二塁に送られて二死二塁。ここで相手3番に、右中間に
  放り込まれて2点を先制される。                   
 ◎打線は初回から3回までパーフェクトに抑えられ、一人のランナーも出せな
  い苦しい展開。4回裏、一死から溝江が四球を選んで初の走者として出塁。
  杉山は三振に倒れるが、続く馬渕がチーム初ヒットをセンター前に運び一死
  一、三塁。しかし、森下が三振に倒れて得点できず。          
 ◎2点を奪われたものの瀬川は4回から7回までの4イニングをいずれも三者
  凡退で切り抜ける素晴らしい投球。追加点を与えず味方の反撃を待つ。  
 ◎6回裏、一死から山田がセンター前で出塁。溝江の当りは相手エラーを誘い
  一死一、三塁のチャンス。ここで溝江が盗塁を試み、一度はセーフの判定と
  なるが足が離れたとの判断でアウトに訂正。続く杉山は、相手投手にタイミ
  ングが合わずこの日3三振。                     
 ◎7回裏の最後の攻撃は先頭の馬渕が内野安打で出塁。しかし、後続が打ち取
  られ、打順の入替も実らず7三振を喫して完敗。投打の歯車が噛み合わずに
  チームは今シーズン連勝無しで、また黒星先行の苦しい状況となった。  
 
撮影:磯崎千嘉 撮影:磯崎千嘉

記録&記事:徳田政昭,桐越信一

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