| HITACHI HOME | UP | HITACHI

 
Top Page Jump Up


2006 日本女子ソフトボールリーグ1部 第1節

ソフトボールリーグ1部 開幕
優勝に向け、2連勝と好スタートを切る

 4月22日〜23日にかけて、三重県熊野市山崎運動公園くまのスタジアムで日本
リーグ1部が開幕した。2000年以来、2度目の優勝を目指す我が日立ソフトウェアは
開幕戦ではトヨタ自動車と対戦。相手投手の制球難で7四球と塁上を賑わすが、逆に
狙い球が絞れずに5回までノーヒット。6回に来條の初ヒットがやっと出ると、続く
鈴木由もヒットを放ち、ここで相手のミスで1点。エース遠藤は立ち上がりから素晴
らしい投球を見せ、5回に打たれたヒット1本に抑えて開幕戦を見事に完封勝利。 
 翌日のシオノギ製薬戦は雨の影響で試合開始が2時間遅れ、17時からの開始とな
ったが、前日の憂さを晴らすかのように打線が爆発。13安打で大量9点を挙げ、投げ
ては遠藤−鈴木真の完封リレーで開幕2連勝と好スタートを切った。       
 第2節は4月28日〜30日、鹿児島県霧島市国分球場で行われる。

 雨天にもかかわらず、多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
撮影:柴田兼一 撮影:柴田兼一

 
対 トヨタ自動車戦(4/22 日立ソフトウェア1勝)
エース遠藤、1安打完封で開幕戦を飾る
チーム名
トヨタ自動車 0 0 0 0 0 0 0 0
日立ソフトウェア 0 0 0 0 0 1 x 1
【バッテリー】☆遠藤(1勝)−鈴木由
【盗塁】山田(1回)

 ◎今シーズンの開幕オーダーは、2番に一塁森下、8番DPに打撃センス抜群
  のルーキー鮫島を起用する超攻撃型の布陣。しかし、打線は制球が定まらな
  い相手先発の田中から、4回まで7つの四球をもらういながら、まったくの
  快音無しで残塁の山を築く展開。                   
 ◎まずは初回裏、二死から山田が四球で出塁し、すがさず二盗に成功。4番の
  馬渕は敬遠気味の四球で歩かされ、二死ながら一、二塁の先制機を迎えるが
  決定打無し。                            
 ◎3回裏には3つの四球で二死満塁、4回裏には2つの四球で二死一、二塁と
  いずれも相手からチャンスをもらうものの、逆に狙い球が絞れないためか、
  後続がボール球に手を出し得点できず。ここまでに出塁したランナーは四球
  だけの7人で、しかも5回までノーヒットに抑えられる。        
 ◎一方、開幕投手の遠藤は昨年よりも球威を増した速球で相手打者をねじ伏せ、
  4回までパーフェクトピッチング。5回表、先頭打者に二遊間後方へポテン
  性のフライを打ち上げられるが、山田が猛然とダッシュしてスライディング
  キャッチ! 守備陣もノーエラーで遠藤を盛り立てる。         
 ◎直後に遠藤はセンター前に初ヒットを許すが、二塁に送られても後続を力で
  ねじ伏せ、1点も与えない気迫のピッチング。             
 ◎6回裏、一死後、代わった二番手の露久保から、来條がセンター前に落とす
  チーム初ヒット。続く鈴木由もライト線へ落とし、来條の代走濱本が一気に
  三塁を陥れる。打った鈴木由は二塁を狙うが一、二塁間で挟まれ、この間に
  濱本がホームへ果敢に突入すると、相手野手が悪送球。相手ミスでなんとか
  1点をもぎとる。                          
 ◎遠藤は最終回も簡単に三人で退け、結局、許したランナーは5回の一人だけ。
  打線の援護がない中、エースに相応しい素晴らしい投球内容で1安打に抑え、
  開幕戦を完封で飾った。                       
 
撮影:柴田兼一 撮影:柴田兼一

 
対 シオノギ製薬戦(4/23 日立ソフトウェア2勝)
打線爆発13安打! 遠藤−鈴木真の完封リレー!
チーム名
日立ソフトウェア 3 1 0 1 0 4 0 9
シオノギ製薬 0 0 0 0 0 0 0 0
【バッテリー】☆遠藤(2勝:5回),鈴木真(2回)−鈴木由
【三塁打】山田(2回) 【二塁打】森下(4回)
【盗塁】西山(1回),山田×2(4回)

 ◎昨日とはうって変わって打線が爆発。まずは初回表、先頭の西山がセーフテ
  ィバントで出塁。続く森下が確実に二塁に送り、山田が四球。二死後、盗塁
  を絡めて一、三塁とすると、杉山が内野安打を放って先制点。続く来條は四
  球で満塁とチャンスを広げ、鈴木由がライト前に運んで2点を追加する。 
 ◎2回表には溝江の死球から二死三塁とし、山田が左中間を深々と破る三塁打
  を放ってさらに1点を追加。4回表には二死走者無しから、森下が右中間に
  二塁打を放ってチャンスを作ると、山田がセンター前に弾き返して4点目を
  追加。昨日の憂さを晴らすように打ちまくる。             
 ◎一方、先発の遠藤は初回に二死から内野安打を許すが後続を断ち切り、続く
  2回は三者凡退。3回裏、先頭打者にレフト前に運ばれて無死一塁のピンチ
  を招くが、鈴木由が牽制でランナーを一塁で刺すファインプレー! 遠藤は
  続く4回裏にも先頭打者にサード強襲のヒットを許すが、次の打者を自らの
  守備で併殺に仕留め、5回を投げて3安打に抑える好投。        
 ◎打線の勢いはまだまだ止まらず、6回表、一死後、西山と代打の田中の連続
  ヒット、さらに山田が四球を選んで満塁とし、続く馬渕がライト前に落とし
  て6点目を追加。その後、代打の濱本の死球、来條のレフト前、相手投手の
  ワイルドピッチなどで9点目を挙げる。                
 ◎投げては6回裏から2年目の鈴木真が登板。鈴木真は先頭打者にいきなりの
  レフト前ヒットを許し、さらに四球と自らのワイルドピッチで二死一、三塁
  とピンチを招く。しかし、後続を落ち着いて退け、最終回は三人で片付けて
  ゲームセット。この結果、チームは開幕2連勝と好スタートを切った。  
 
撮影:中山友紀子 撮影:中山友紀子

記録&記事:奥田透,桐越信一

Top Page Jump Up
All Rights Reserved, Copyright (C) 2006, Hitachi, Ltd.
WRITTEN BY SOFTWARE DIVISION
WWW-mk@itg.hitachi.co.jp