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2006 日本女子ソフトボールリーグ1部 第2節

第2節、2勝1敗
通算成績4勝1敗で同率首位!

 4月28日〜30日にかけて日本リーグ1部第2節の3試合が鹿児島県霧島市国分
球場で行なわれた。開幕2連勝と波に乗る我が日立ソフトウェアは、初戦はホンダと
対戦。初回、エラー絡みで1点を先行されるが、3回に山田のタイムリーで逆転する
と終盤の6回に杉山、来條の2者連続ホームランでダメ押し。翌日の豊田自動織機戦
は2年目の鈴木真がリーグ戦初先発して好投を見せるが、2本のホームランに沈んで
チームは今季初黒星。最終日の戸田中央総合病院戦では、湿りがちだった打線が12
安打と大爆発。しかも来條が2打席連続の満塁ホームランを放つ史上初の快挙を成し
遂げ、11点を挙げて大勝した。                       
 結局、この節、2戦1敗で通算成績を4勝1敗とし、同率首位を維持している。 
 第3節は5月13日〜14日、栃木県宇都宮市宮原運動公園野球場で行われる

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
撮影:柴田兼一 撮影:新留幸一

 
対 ホンダ戦(4/28 日立ソフトウェア3勝)
山田、逆転の2点タイムリー!
 杉山、来條、ダメ押しの連続ホームラン!
チーム名
ホンダ 1 0 0 0 0 0 0 1
日立ソフトウェア 0 0 2 0 0 2 x 4
【バッテリー】☆遠藤(3勝)−鈴木由
【本塁打】杉山1号(6回),来條1号(6回)

 ◎先発の遠藤は初回表、先頭打者を内野陣のエラーで出塁させ、その後、犠打
  とバッテリーミスで一死三塁とランナーを背負う。ここで、相手3番に追い
  込みながらも三遊間を破られて失点。初回から1点を追う展開となる。  
 ◎打線はその裏、先頭の西山が四球で出塁。森下が二塁に進め、山田はストレ
  ートの四球で一死一、二塁と同点チャンス。しかし、馬渕、杉山がいずれも
  外野フライに倒れチャンスを生かせず。                
 ◎一方、遠藤は2回表の二死二塁、3回表の一死一、二塁と、ヒットを許して
  ピンチを招くが、併殺などで切り抜けて味方の反撃を待つ我慢の投球。  
 ◎3回裏、この回の先頭の溝江が四球で出塁。続く西山との間でエンドランを
  かけると、相手のフィルダースチョイスを誘い、無死一、二塁と絶好のチャ
  ンス。さらに森下が確実に走者を進めた二、三塁で、打撃好調の山田がセン
  ター前に2点タイムリー! 勝負強いバッティングで一気に逆転に成功する。
 ◎山田の逆点打が出たものの、5回までヒットは山田と杉山の2本だけ。なん
  とかしたい打線は6回裏、二死から杉山が自身リーグ戦初となるライトオー
  バーのホームラン!! 今季5番に座った杉山が貴重な追加点を叩き出す。
  さらに続く来條も、杉山の再現シーンを見ているかのように、同じところに
  放り込む2者連続のホームラン!! 終盤にやっと長打でダメを押す。  
 ◎遠藤は6回表に二死から三塁打を許すが、後続を退け、さらに最終回は2本
  のヒットで粘られるものの、最後の打者を三振に切って取り3勝目。ヒット
  は相手の7本に対して4本と下回るが、ここ一番のタイムリーと2者連続の
  ホームランがものを言い、4−1で勝利した。             
 
撮影:亀田悦子 撮影:柴田兼一

 
対 豊田自動織機戦(4/29 日立ソフトウェア3勝1敗)
鈴木真、リーグ戦初先発で好投するも
  2本のホームランに沈む
チーム名
日立ソフトウェア 0 0 0 0 1 0 0 1
豊田自動織機 0 1 0 0 0 5 x 6
【バッテリー】★鈴木真(1敗:5回1/3),佐藤(2/3)−鈴木由
【本塁打】鈴木由1号(5回) 【二塁打】来條(2回)

 ◎今シーズンは飛距離アップのバットを各チームが導入し、開幕戦からホーム
  ランが乱れ飛ぶ投手受難のシーズン。この試合も得点は全てホームランでの
  得点という大味なものとなる。                    
 ◎まずは先発投手。序盤での昨年度の上位チーム同士の対決、さらには3連戦
  の中日ということもあり、両チームともエースの登板を回避。豊田自動織機
  の先発江本に対し、我が日立ソフトウェアはリーグ戦初先発となる鈴木真。
 ◎その鈴木真は先頭打者にいきなりのセンター前ヒットを許し、さらに一死後、
  3番リベロを四球で歩かせるが、田中、スミスと続く強力クリーンナップに
  対し、低めに制球する堂々のピッチングを披露して後続を退ける。    
 ◎2回裏、鈴木真は立ち上がりの制球難の課題も克服し、簡単に一死を取るが、
  続く7番打者に甘く入ったところを狙われ、ライトフェンスぎりぎりに放り
  込まれる1発を許して失点。しかし、その後、5回まで2安打に抑える好投
  を見せ、打線の反撃を待つ。                     
 ◎その打線は江本の前に2回表の来條の右中間二塁打、4回表の馬渕のセンタ
  ー前の2安打に抑えられるが、5回表、一死から鈴木由が打った瞬間に分か
  る右中間への同点アーチ! 従来モデルのバットでも超特大の飛距離を残し、
  パワーの違いを見せつける。                     
 ◎さらに6回表、エースのスミスがリリーフに立つと、先頭の西山がライト前
  に落とし、森下が確実に二塁に進めて逆転機会を演出する。しかし、頼みの
  山田、馬渕が連続三振に倒れチャンスを生かせず。           
 ◎直後の6回裏、鈴木真は先頭打者に左中間を破られる二塁打を許し、四球、
  ヒットなどで一死満塁のピンチ。続く打者に、平行カウントから甘く入った
  高目の球を左中間に放り込まれて4失点。代わった佐藤も次の打者に連続の
  アーチを許してこの回、5点を追加される。              
 ◎鈴木真はホームラン2本を許したものの、リーグ戦初先発ながら相手の強力
  クリーンナップを抑え、5回まで2安打と好投。敗れはしたものの、成長著
  しい投球内容は今後に大いに期待が持てる収穫となった。        
 
撮影:亀田悦子 撮影:新留幸一

 
対 戸田中央総合病院戦(4/30 日立ソフトウェア4勝1敗)
来條、史上初、驚異の2打席連続グランドスラム!!
チーム名
戸田中央総合病院 0 0 0 0 0 0 0 0
日立ソフトウェア 1 1 4 0 5 0 x 11
【バッテリー】☆遠藤(4勝:5回),瀬川(1回),河野(1回)−鈴木由
【本塁打】鈴木由2号(2回),来條2号(3回:満塁),来條3号(4回:満塁)
【盗塁】山田(1回)×2,山田(3回)

 ◎湿りがちだった打線がついに爆発。まずは初回裏、二死から山田がセンター
  前ヒットで出塁。今シーズン副主将として、走攻守全てでチームを引っ張る
  山田は二盗、三盗を決めて一人で三塁に進むと、主将の馬渕がセンター前に
  落として早々と1点を先制。                     
 ◎続く2回裏、同じく副主将の鈴木由が、前日同様、従来モデルのバットでも
  パワーの違いを見せつける特大の2号ソロをレフトに運んで追加点。   
 ◎まだまだ勢いは続き、3回裏、一死から森下、山田の連続ヒットで一、三塁。
  馬渕が四球を選んで満塁とチャンスを広げると、杉山の当たりはライトライ
  ナーで三塁走者は動けないものの、続く来條が打った瞬間に分かるライトへ
  の第2号満塁アーチ!! 一挙に試合を決める4点を追加する。     
 ◎しかし打線の勢いはこれだけでは終わらなかった。5回裏、この回の先頭の
  山田から馬渕、杉山と、いずれも左打者がレフトに運ぶ3連打で無死満塁の
  チャンスを作ると、続くバッターは前の打席で満塁アーチを放っている来條。
 ◎期待の高まる中、来條はまたまたライトオーバーのホームラン!! 1試合
  2本、しかも2打席連続のみならず、シーズン2本のグランドスラムは史上
  初の快挙。さらには1試合の打点数7の記録を塗り替える8打点の荒稼ぎ。
 ◎この回さらに攻撃は続き、代打濱本の死球、敵失、ルーキー栗原の初ヒット
  でさらに無死満塁。続く西山は浅いレフトフライとなるが、三塁走者の濱本
  がディレード気味にタッチアップを成功させ、この回5点を挙げて11点目。
 ◎先発の遠藤は4回まで毎回走者を背負うが、自らの守備で二つの併殺を成功
  させるなど5回を散発の4安打に抑えて、6回からルーキー瀬川にスイッチ。
 ◎リーグ戦初登板となる瀬川は、一死後ヒットを許すが、内外角に得意の速球
  をコントロールする落ち着いたマウンドさばきで、後続を2者連続三振に切
  って取る堂々のピッチング。最終回は河野が簡単に三人で退けて完封リレー。
  投手陣は無失点、打線は12安打を放って大勝した。          
 
撮影:亀田悦子 撮影:柴田兼一

記録&記事:深沢高敏,桐越信一

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