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2004 日本女子ソフトボールリーグ1部 第2節

第2節、3戦全勝!
3試合連続逆転勝ちで開幕5連勝!

 5月1日〜4日(3日が雨天のため4日に順延)にかけて、福岡県福岡市桧原運動
公園野球場で日本リーグ1部第2節3試合が行われた。我が日立ソフトウェアは初日
のホンダ戦では序盤に1点を先行されるもののすぐに逆転し、結局13安打を放って
快勝。二日目のシオノギ製薬戦も初回に1点を失う展開となるが、直後に追いつき、
すぐに突き放す展開。結局、12安打を放ち連日の逆転勝利。最終日の太陽誘電戦は
投手戦になりタイブレークへ。延長9回表に1点を勝ち越され、その裏の攻撃も二死
となるが、4番馬渕が第2号逆転サヨナラアーチ! 土壇場での劇的な勝利で3試合
連続逆転勝ちをおさめ、開幕から無傷の5連勝を飾った。            
 第3節は5月15日〜16日、兵庫県尼崎市記念公園野球場で行われる

 雨天にもかかわらず、多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
撮影:田村由香 撮影:田村由香

 
対 ホンダ戦(5/1 日立ソフトウェア3勝)
鈴木、同点打、西山、逆転打! 怒涛の13安打で快勝!
チーム名
日立ソフトウェア 0 0 3 3 1 0 0 7
ホンダ 0 1 0 0 0 0 0 1
【バッテリー】☆遠藤(2勝)−鈴木
【二塁打】来條(3,4回),鈴木(3,4回) 【盗塁】山田(4,5回)

 ◎2回表、開幕から打撃絶好調の4番の馬渕が、ライト前ヒットで無死のラン
  ナーとして出塁。続くバッターは、プレーヤーとしてリーグ戦初出場の斎藤。
  斎藤は自らランナーを確実に進めて先制チャンスを作るが後続なし。   
 ◎一方、先発の遠藤は初回、完璧な立ち上がりを見せるが、続く2回裏、一死
  からヒットを許し、二死二塁で右中間に運ばれて早くも1点を失う。   
 ◎1点を先行された3回表、ここ数年チーム打率3割を超える強力打線が目を
  覚ます。まずは先頭打者の来條がライトオーバーの二塁打でチャンスを作り、
  黒田が三塁に進め、鈴木がレフト前へ同点のタイムリー二塁打! さらに二
  死から西山がライト前への逆転打! 続く新海もライト前ヒットで繋ぎ馬渕
  がライト前にタイムリー。ライト前3連打で一気にたたみかける怒涛の攻撃。
 ◎続く4回表、またもや先頭打者の来條がライト線二塁打で出塁。黒田が確実
  に送って前の回とまったく同じ場面を作ると、ここで鈴木がレフトオーバー
  のタイムリー二塁打。前の回の再現シーンを見るような攻撃で4点目を追加。
 ◎まだまだ攻撃は続き、一死二塁で山田がライト前タイムリー。さらに西山が
  センター前タイムリーを放ち、3連打でこの回、一挙3点を追加する。  
 ◎こうなると手のつけられない打線は、5回表にも来條の内野安打などで得た
  二死二、三塁のチャンスに山田がライト前に運んで7点目を追加。    
 ◎遠藤は序盤で1点を先行されるが、回を追うごとに球威が増してきた低目の
  ストレートとチェンジアップを武器に、3回からはまったく危なげない投球。
  打線は1点のビハインドをものともせず、怒涛の13安打を浴びせ快勝した。
 
撮影:田村由香 撮影:田村由香

 
対 シオノギ製薬戦(5/2 日立ソフトウェア4勝)
黒田、同点打、筒井、逆転打! 12安打で連日の逆転勝利!
チーム名
日立ソフトウェア 0 3 1 0 0 1 0 5
シオノギ製薬 1 0 0 0 0 0 0 1
【バッテリー】☆入山(2勝)−筒井
【二塁打】斎藤(3回) 【盗塁】筒井(2回),山田(2回)

 ◎初回裏、先発の入山が先頭打者にレフト前ヒットを許し、さらに続く打者の
  打球を自ら二塁へ悪送球し、いきなり無死一、二塁のピンチを招く。その後、
  送りバントで一死二、三塁とされ、相手4番にセンター前に運ばれて早々と
  1点を失うが、2点目を狙った二塁ランナーをセンター山田の強肩でホーム
  で刺し、この回をなんとか最小失点で切り抜ける。           
 ◎初回から1点を先行されるものの、自慢の強力打線はすぐに反撃。2回表、
  この回の先頭打者の5番斎藤がセンター前ヒットで出塁。一死から当たって
  いる来條がライト前で繋いで一、二塁とチャンスを広げると、開幕からただ
  一人ノーヒットに苦しむ黒田がセンター前に同点打! 続く筒井が三遊間を
  破る逆転打! さらに山田がライト前タイムリーを放ち、4連打で一挙3点!
 ◎なおも3回表、一死から斎藤がレフト頭上をライナーで越える二塁打で出塁。
  ここで亀田が送りバントを敢行。アウトカウントを二死としても、当たって
  いる来條に期待をかける。その来條は見事に期待に応え、レフト前に落ちる
  ダメ押しタイムリー。ベンチの思惑通り、4点目を奪って相手を突き放す。
 ◎先発の入山は3回裏、一死からヒットを許すが盗塁を狙ったランナーを筒井
  の強肩で二塁で刺し、さらに4回裏には先頭打者に二塁打を喫するが新海の
  ファインプレーなど、味方守備陣の気迫の守りに助けられ得点を許さない。
 ◎一方打撃陣は6回表、亀田、黒田のヒットで一死一、三塁とチャンスを作る。
  その後、盗塁失敗で二死三塁となるが、筒井がレフト前へ運び5点目を追加。
  結局、打線は連日の二桁安打となる12安打を浴びせて相手を圧倒。   
 ◎投げては入山が5回以降、低めに制球されたストレートを主体に相手打線を
  封じ込め、前日に続き序盤でリードされるものの逆転で快勝した。    
 
撮影:田村由香 撮影:田村由香

 
対 太陽誘電戦(5/4 日立ソフトウェア5勝)
4番馬渕、9回二死、劇的な第2号逆転サヨナラ2ラン!!!
チーム名
太陽誘電 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
日立ソフトウェア 0 0 0 0 0 0 0 0 2x 2
【バッテリー】☆遠藤(3勝)−鈴木
【本塁打】馬渕2号(9回:2ラン)

 ◎二日目の試合で負傷退場した新海に代わり、一塁にはルーキー田中、三塁に
  黒田が入る守備体系。黒田は不慣れなポジションにもかかわらず、好守備を
  見せ先発の遠藤を盛り立てる。その遠藤は、6回表まで2安打に抑える素晴
  らしい内容。7回表、二死から右翼線への三塁打を喫するが、後続を三振に
  切って取り味方の反撃を待つ。                    
 ◎しかし、打撃陣がこの日は沈黙。7回まで亀田、山田、黒田の3安打だけで
  相手エースにタイミングが合わずに内野ゴロの山を築き、得点圏にランナー
  を進めることも出来ない苦しい展開。結局、両チームとも7回までお互いに
  3安打ずつの投手戦となり、チームは今シーズン初のタイブレークに突入。
 ◎8回表、遠藤は一死二、三塁とランナーを背負うが気迫の投球で1点も与え
  ない。その裏、相手は三塁でのタッチプレーを避けるため、来條を敬遠して
  塁を埋めるが、黒田が絶妙の送りバントを成功させる。続く鈴木も敬遠策で
  一死満塁とサヨナラチャンス。しかし、ここでも打線は相手エースに押さえ
  込まれ、決定打が出ない。                      
 ◎9回表、一死三塁で相手4番にレフトへの犠牲フライを打ち上げられ、好投
  の遠藤がついに1点を失う。その後、右中間二塁打を喫するが、ここは遠藤
  が踏ん張り、最小失点で切り抜け味方の反撃に託す。          
 ◎9回裏、西山が確実にランナーを進めて一死三塁。続く亀田の当りはセンタ
  ーへの痛烈なライナー。あまりにも当りが良すぎて三塁走者の山田はタッチ
  アップ出来ず。これで二死となりもう後がない場面で迎えるバッターは4番
  の馬渕。その馬渕は初球を豪快にスイング。反対方向のレフトへ打球が上が
  った瞬間、三塁ベンチとスタンドが確信して総立ちとなる起死回生の第2号
  逆転サヨナラ2ラン!!! 相手4番打者に奪われた1点をひっくり返す、
  チームの4番の土壇場での劇的な一発。この結果、この節3試合連続の逆転
  勝ちとなり、チームは開幕5連勝を飾った。              
 
撮影:渡邉浩一 撮影:渡邉浩一

文:桐越信一

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