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2004 日本女子ソフトボールリーグ1部 第1節

ソフトボールリーグ1部 開幕
新体制のもと、連勝スタート!!

 4月24日〜25日にかけて、愛知県豊田市運動公園野球場で、日本リーグ1部が
開幕した。我が日立ソフトウェアは、今シーズンから磯野総監督、斎藤監督、藤本コ
ーチの新体制でスタート。開幕戦となったデンソー戦では強力打線の健在ぶりを示し、
それに遠藤が完封で花を添える快勝発進。翌日のトヨタ自動車戦は、相手投手攻略に
てこずり終盤まで0−0の緊迫した展開。しかし6回表、新海のタイムリーと馬渕の
ランニングホームランが飛び出し一挙に3点。これを入山が守って見事に完封勝利。
今シーズン、二人しかいない投手陣の踏ん張りで、二試合とも完封での連勝スタート
となった。
 第2節は5月1日〜3日、福岡県福岡市桧原運動公園野球場で行われる

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
撮影:柴田兼一 撮影:田村由香

 
対 デンソー戦(4/24 日立ソフトウェア1勝)
森下、快打連発! 斎藤新監督、開幕戦を快勝発進!
チーム名
デンソー 0 0 0 0 0 0 0 0
日立ソフトウェア 2 0 0 0 3 0 x 5
【バッテリー】☆遠藤(1勝)−鈴木
【二塁打】森下(1,5回),来條(4回)
【盗塁】馬渕(5回)

 ◎ベンチで指揮をとるのは斎藤監督、藤本コーチという新体制での開幕戦。
  開幕投手は昨年11勝をあげた遠藤。遠藤は初回表、先頭打者を内野安打で
  出塁させるが、鈴木の牽制でランナーを刺すと後続を無難に打ち取り、まず
  まずの立ち上がりを見せる。                     
 ◎一方、攻撃は初回裏、一死から西山がヒットで出塁。二死後、新4番を託さ
  れた昨年の本塁打&打点王の馬渕が一塁線を抜き、さらに亀田が四球を選ん
  で二死満塁。ここで、今年から指名打者でのレギュラーを獲得した森下が、
  レフトオーバーのエンタイトル二塁打を放ち、早々と2点を先制する。  
 ◎先発の遠藤は初回から毎回のランナーを背負うが、芯で捕らえられた打球は
  少なく、得点圏に走者を進めたのは4回表の二死一、三塁、5回表の二死二
  塁だけ。味方守備陣の牽制での挟殺や送りバントを二塁で刺す好プレーなど
  もあり、危なげないピッチングを展開する。              
 ◎追加点の欲しい打線は初回から毎回のヒットで塁を賑わすが、エンドランの
  失敗などでなかなか得点できず。しかし5回裏、この回の先頭打者の西山が
  この日3本目のヒットを放ち出塁。その後、相手ミスで無死一、三塁とチャ
  ンスを広げ、馬渕が西山同様、この日3安打目となるライト前タイムリー! 
  さらに馬渕の盗塁の際、相手悪送球で1点追加。まだまだ攻撃の手は休めず、
  初回に続いて森下がレフト線タイムリーを放ち、ダメ押しの3点を追加する。
 ◎結局、昨年リーグトップのチーム打率(.310)を誇る打線は毎回の11安打を
  放って相手を圧倒。投げては遠藤がキレのある速球とチェンジアップを有効
  に使い散発の5安打完封劇。斎藤新監督はリーグ戦の初采配を快勝で飾った。
 
撮影:柴田兼一 撮影:柴田兼一

 
対 トヨタ自動車戦(4/25 日立ソフトウェア2勝)
新海、均衡を破るタイムリー! 
  馬渕、第1号ランニング本塁打!
チーム名
日立ソフトウェア 0 0 0 0 0 3 0 3
トヨタ自動車 0 0 0 0 0 0 0 0
【バッテリー】☆入山(1勝)−筒井
【本塁打】馬渕1号(6回) 【二塁打】新海(6回)
【盗塁】山田(3回)

 ◎開幕第2戦の先発バッテリーは入山−筒井。昨年までは見られなかった先発
  バッテリーのデビューとなったが、初回裏の立ち上がりは速球で相手打者を
  詰まらせ、きれいに三人で片付ける完璧なコンビネーションを披露。   
 ◎一方、打線は2回表、先頭打者の馬渕がレフト前ヒットで出塁し、一死二塁
  の先制機を作るが後続なし。さらに3回表には筒井のヒットで得た一死二塁
  のチャンスも、鋭い当りが相手野手の正面に飛ぶなどして得点できず。  
 ◎先発の入山は2,3回裏に二死からランナーを出すものの、制球良く次打者
  を凡打で退ける見事な投球。続く4回裏、入山は先頭打者にヒットを許し、
  さらに味方守備のエラーもあり一死二、三塁の大きなピンチを招く。しかし
  後続の打者二人を力でねじ伏せ、1点も与えない力投を続ける。     
 ◎均衡が破れたのは6回表。この回の先頭打者山田がセーフティバントを敢行
  して執念の出塁。西山が確実に二塁に送った後、開幕からノーヒットに苦し
  む昨年の首位打者の新海が、左翼線を痛烈に破るタイムリー! さらに続く
  4番馬渕が右中間フェンスの上部に当たって跳ね返る大飛球。相手外野手が
  クッションボールの処理をもたつく間に馬渕が一気にホームに生還。珍しい
  ランニングホームランとなって決定的な2点を追加する。        
 ◎投げては入山が6,7回にも走者を背負うが、得意の速球にチェンジアップ
  を混ぜる筒井の好リードもあり見事完封勝利。チームは新体制のもと、この
  開幕節を二人しかいない投手陣が踏ん張り、連続完封勝利で飾った。   
 
撮影:柴田兼一 撮影:柴田兼一

文:桐越信一

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