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2003 日本女子ソフトボールリーグ1部 第6節

第6節、1勝1敗で通算8勝5敗
単独6位と低迷するが、後半戦の巻き返しに期待

 6月7日〜8日にかけて、千葉県千葉市千葉県野球場で、日本リーグ1部前半戦の
最後の節となる第6節が行われた。我が日立ソフトウェアは、初日のトヨタ自動車戦
は終始先行される苦しい展開。逆転好機にも決定打が出ず、痛恨の黒星を喫する。 
翌日の大鵬薬品戦では決定力不足にあえいでいた打線が奮起。初回に一気に3点を奪
い、投げては先発の山崎が、まったく危なげない投球で初勝利を完封で飾って快勝。
 前半戦、取りこぼしが大きく響き通算成績8勝5敗で単独6位と低迷したが、後半
戦の巻き返しに大いに期待したい。                      
 後半戦の第7節は、9月6日〜7日、石川県輪島市営球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
撮影:柴田兼一 撮影:新留幸一

 
対 トヨタ自動車戦(6/7 日立ソフトウェア7勝5敗)
逆転チャンスに決定打無く8残塁 痛恨の5敗目
チーム名
トヨタ自動車 1 0 0 0 2 0 0 3
日立ソフトウェア 0 1 0 0 0 1 0 2
【バッテリー】★遠藤(6勝1敗),山崎−鈴木 【本塁打】馬渕3号(2回)

 ◎初回表、先発の遠藤が死球とヒットのランナーを二、三塁に背負い、レフト
  前にタイムリーを喫して早々と1点を失う。さらに二塁ランナーにもホーム
  をつかれるが、馬渕の好返球により本塁タッチアウト!         
 ◎1点を先行されるものの2回裏、この回の先頭打者の馬渕が、今季第3号の
  同点アーチをライトに放り込む。なおも黒田、鈴木の連続ヒットでチャンス
  を作るが、ここ数試合、決定力不足の打線は一気に畳み掛けられない。  
 ◎初回に1点を失った遠藤であるが、その後は2回から4回まで併殺も含めて
  三人で片付ける。しかし5回表、2本のヒットなどで一死一、三塁のピンチ
  を招く。なんとか踏ん張りたい遠藤であったが、初回のタイムリーと同じく
  不利なカウントからストライクを取りにいった球を痛打され、右中間二塁打
  を喫して手痛い2点を追加される。                  
 ◎打線は6回裏、絶好の逆転チャンスを作る。一死から斎藤、馬渕が連続安打
  を放ち、新海の死球で満塁。続く黒田が押し出しの四球を選び、まずは1点。
  なおも一死満塁が続くものの、今まで満塁のケースではタイムリーが出てい
  ない打線はここでも沈黙。                      
 ◎結局、終始相手に先行される展開で好機に決定打が出ず、遠藤は今シーズン
  初黒星。チームは痛恨の5敗目を喫した。               
 
撮影:柴田兼一 撮影:柴田兼一

 
対 大鵬薬品戦(6/8 日立ソフトウェア8勝5敗)
初回、集中打で一気に3点! 
     山崎、初勝利を見事、完封で飾る!
チーム名
日立ソフトウェア 3 0 1 0 0 0 1 5
大鵬薬品 0 0 0 0 0 0 0 0
【バッテリー】☆山崎(1勝3敗)−鈴木
【本塁打】馬渕4号(3回) 【二塁打】山田(1回),黒田(6回)
【盗塁】 馬渕(1回),亀田(1回),山田(7回)

 ◎ここ数試合決定力不足に陥っていた打線が、前半の最終戦でやっと繋がりを
  見せる。初回表、先頭打者の山田がライトオーバーの二塁打で出塁すると、
  一死三塁からまずは馬渕がセンター前にタイムリー! さらに二死三塁から
  亀田もセンター前に弾き返し2点目を追加。続く新海が四球を選んだ二死一、
  二塁で黒田がレフト前に打ち返して3点目。この回、盗塁二つを絡め4安打
  で3点をもぎとる理想的の攻めで、序盤で試合の主導権を握る。     
 ◎一方、先発のルーキー山崎はこれまで強豪チーム相手に好投しながら、打線
  の援護が無く勝ち星を挙げられずにいたが、初回の3点のリードで一気に波
  に乗る。立ち上がりから6回まで2安打を許しただけで、かつ、併殺なども
  あり、毎回3人で退ける素晴らしい投球。               
 ◎打線は3回表、馬渕が4号ソロをライトに運んで中押し点。さらに最終回表、
  山田が俊足を生かした内野安打で出塁し、すかさず二盗に悠々と成功。続く
  西山の送りバントが相手のエラーを誘い、ヒット1本で簡単にダメ押し点。
 ◎山崎は最終回裏、一死からヒットを許すが7回を打者22人で片付ける効率
  良い投球。リーグ戦初勝利を地元で成し遂げるとともに、散発3安打完封の
  素晴らしい投球を披露した。                     
 ◎結局、チームは前半戦、取りこぼしが大きく響いて通算成績8勝5敗、単独
  6位に低迷したが、後半戦の巻き返しに期待したい。          
 
撮影:磯崎千嘉 撮影:新留幸一

文:桐越信一

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