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2003 日本女子ソフトボールリーグ1部 第5節

第5節、苦戦の末、1勝1敗
通算成績7勝4敗で、同率5位に後退

 5月24日〜25日にかけて、群馬県前橋市民球場で日本リーグ1部第5節が行わ
れた。我が日立ソフトウェアは、初日のシオノギ製薬戦では山田の先頭打者本塁打で
先制するものの再三の好機に決定打が出ず、途中で追いつかれ、最後は延長でまさか
の逆転サヨナラ負け。翌日のデンソー戦は、序盤で奪われた3点を一時はひっくり返
すが、土壇場の最終回に守備陣のミスで追いつかれる展開。延長でなんとか辛勝した
ものの、初日の敗戦が大きく響き、結果、通算成績7勝4敗で同率の5位に後退した。
 第6節は、6月7日〜8日、千葉県千葉市千葉県野球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
撮影:磯崎千嘉 撮影:磯崎千嘉

 
対 シオノギ製薬戦(5/24 日立ソフトウェア6勝4敗)
再三の好機に決定打出ず
   延長8回、手痛い逆転サヨナラ負け
チーム名
日立ソフトウェア 1 0 0 0 0 0 0 1 2
シオノギ製薬 0 0 0 0 1 0 0 2x 3
【バッテリー】★山崎(3敗)−鈴木
【本塁打】山田2号(1回) 【二塁打】西山(7回) 【盗塁】森下(8回)

 ◎初回表、山田がカウント1−1からの3球目を高々とライトに舞い上げる2
  号先頭打者アーチを放ち、いきなりの先取点。しかし、その後は相手投手の
  投球間隔の異常な長さにリズムを狂わしたか、3回までノーヒット。   
 ◎一方、先発の山崎は立ち上がりの1,2回を三人で退ける完璧な投球。3回
  と4回裏に先頭打者にヒットを許すものの、緩急を織り交ぜたピッチングで
  1点も与えない力投を続ける。                    
 ◎しかし5回裏、先頭打者に右越えの二塁打を許し、一死三塁から投手強襲の
  ヒットを喫してついに同点とされる。さらにヒットと四球で二死満塁とされ
  るが、ここはなんとか踏ん張って最小失点に食い止める。        
 ◎なんとか山崎を援護したい打線であるが、再三の好機を作るものの決定打に
  欠く消化不良の展開。まずは4回表の一死満塁で黒田がライトへ犠牲フライ
  を打ち上げるが、相手ライトの好返球により本塁タッチアウト。さらに5回
  表の無死一、二塁、6回表の一死一、二塁など、追加点チャンスは作るもの
  のなかなか得点できない。                      
 ◎結局試合はチームにとって今シーズン初のタイブレークに突入。延長8回表、
  この回の先頭打者の斎藤がライト前ヒット。続く亀田が四球を選び無死満塁
  の絶好のチャンス。続く新海は、この日3打席連続死球となる珍しい記録で
  まずは1点。さらに無死満塁と大量得点のチャンスが続くものの、続く打者
  がことごとく凡打に打ち取られ、結局1点しか奪えない。        
 ◎8回裏、山崎が1点を死守する懸命の投球で二死三塁。しかし、あと一人と
  いうところで相手三番に左中間への二塁打を許し、またもや同点とされる。
  さらに四球を与えた二死一、二塁でライト前ヒットを喫し、本塁返球も間に
  合わず、あっという間の逆転サヨナラ負け。結局、残塁11が物語るように
  再三のチャンスをものに出来ず、下位チーム相手に大きな黒星となった。 
 
撮影:磯崎千嘉 撮影:磯崎千嘉

 
対 デンソー戦(5/25 日立ソフトウェア7勝4敗)
5回裏、4連打で一気に逆転! 
 最終回に追いつかれるものの延長でサヨナラ勝利!
チーム名
デンソー 0 3 0 0 0 0 1 0 4
日立ソフトウェア 0 0 0 0 4 0 0 1x 5
【バッテリー】☆遠藤(6勝)−鈴木 【盗塁】山田(5回)

 ◎2回表、先発の遠藤が先頭打者に四球を与え、さらにヒットで一死一、三塁
  のピンチを招く。続く打者をショートゴロに打ち取り、一塁への送球の間に
  本塁をついた三塁ランナーを完全にアウトとするものの、ブロックした鈴木
  が走塁妨害をとられ、厳しい判定で1点を失う。さらに遠藤が、続く打者に
  右越えの2ランを喫して、序盤で大量3点を奪われる苦しいスタート。  
 ◎一方、打線は相手エース増淵の前に3回までパーフェクトに抑えられ、一人
  のランナーも出せない展開。4回裏、二死から亀田がチーム初ヒットをセン
  ター前に運ぶものの後が続かない。                  
 ◎しかし終盤の5回裏、新海のレフト前ヒットをきっかけに、二死から鈴木が
  センター前で繋ぎ、さらに来條がヘッドスライディングで執念の内野安打を
  もぎとって二死満塁とする。ここで山田が痛烈な一塁強襲安打を放ち二者を
  迎え入れてまずは2点。山田はすかさず盗塁を敢行し、続く西山も二死二、
  三塁からしぶとくセンター前に運び、二塁ランナーの山田が長躯ホームをつ
  いて一気に逆転に成功!                       
 ◎遠藤は2回に3点を奪われるが、その後は安定した投球を続ける。しかし、
  最終回表、先頭打者にヒットを許し、一死二塁で相手の内野ゴロを内野陣が
  見合わせるミスを犯し、この間にホームをつかれ土壇場で同点とされる。 
 ◎結局、試合は連日のタイブレークへの突入。延長8回表、タイブレークラン
  ナーを三塁に進められるものの、遠藤が気迫の投球で二者を連続三振に封じ
  味方の攻撃に託す。                         
 ◎延長8回裏、タイブレークランナーの来條を山田が確実に三塁に進め、迎え
  るバッターは西山。ここで西山の初球に相手投手の増淵がワイルドピッチ。
  際どいタイミングであったが、来條が判断良くホームをつき判定はセーフ!
  チームは自らのミスで苦しみながらも、なんとかサヨナラ勝ちを収めた。 
撮影:新留幸一 撮影:柴田兼一

文:桐越信一

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