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2002 日本女子ソフトボールリーグ1部 第2節

第2節、2勝1敗
通算成績、4勝1敗で2位を並走

 4月27日〜29日にかけて、兵庫県尼崎市記念公園野球場で日本リーグ1部第2
節が行われた。我が日立ソフトウェアは、初日の戸田中央総合病院戦では初回に1点
を先行されるものの強力打線が大爆発し、13安打で12得点をたたき出して圧勝。
二日目のミキハウス戦は、先発の石川が序盤に5失点。打線も黒田のホームラン1本
だけの1安打に抑えられ完敗した。最終日のシオノギ製薬戦では、山田、斎藤のホー
ムランがそれぞれ2本飛び出し、結局、二人で全5打点を稼ぎ快勝。この結果、通算
成績を4勝1敗とし、ミキハウスとともに2位を並走している。         
 第3節は5月4日〜5日、栃木県足利市総合運動場内硬式野球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
撮影:新留幸一 撮影:柴田兼一

 
対 戸田中央総合病院戦(4/27 日立ソフトウェア3勝)
初回、5連打で一気に逆転!
 馬渕,山田のホームランなど怒涛の13安打で大勝!!
チーム名
戸田中央総合病院 1 0 0 0 0 0 0 1
日立ソフトウェア 3 0 0 4 4 1 × 12
【バッテリー】☆遠藤(2勝),入山−藤本,筒井
【本塁打】馬渕(4回),山田2号(5回) 【三塁打】山田(4回)
【二塁打】馬渕(1回),亀田(1回),黒田(1回)
【盗塁】山田(1,2回),来條(1回),都築(5回),岩元(5回),田本(6回)

 ◎初回表、制球の定まらない先発遠藤が、四球、死球、ヒットで無死満塁の大
  きなピンチを招き、一死後ライト前に落とされて1点を先行される。なおも
  一死満塁のピンチが続くが、徐々に本来のペースを取り戻して後続を切って
  取り、この回を最小失点で切り抜ける。                
 ◎1点を先行されるものの、自慢の強力打線がその裏、すぐに怒涛の反撃。 
  先頭の山田が内野ゴロで一塁にヘッドスライディングし、相手のエラーを誘
  って出塁すると、一死三塁から馬渕がレフトオーバーのタイムリーを放ち、
  あっという間に同点。さらに、齊藤のセンター前、亀田のライトオーバーの
  二塁打、黒田のセンター前2点タイムリー、来條のライト前など5連打を集
  中し、一気に逆転!                         
 ◎4回裏には新海の内野安打と相手の野選で一死一、二塁とし、山田が右中間
  を深々と破る2点タイムリー三塁打。さらに馬渕が初球を狙い打ち、レフト
  フェンスの遥か上を越える超特大の2ランホームラン! チーム打率4割を
  超える強力打線の破壊力をまざまざと見せつける。           
 ◎なおも勢いは止まらず5回裏、一死二、三塁から新海がレフト前に2点タイ
  ムリーを放てば、二死二塁で山田が俊足を生かし、レフト線へのランニング
  ホームラン! 6回裏には一死二、三塁で、黒田がレフトにきっちりと犠牲
  フライを打ち上げ、打線は13安打で12点と効率の良い攻めを展開。  
 ◎投げては、遠藤が2回以降立ち直り、きれのある速球を武器に5回まで危な
  げない投球を披露すれば、6,7回は入山が伸びのある速球で3三振を奪っ、
  て締め、チームは開幕3連勝を飾った。                
 
撮影:柴田兼一 撮影:新留幸一

 
対 ミキハウス戦(4/28 日立ソフトウェア3勝1敗)
石川、序盤で5失点 最終回、黒田の本塁打も時既に遅し
チーム名
日立ソフトウェア 0 0 0 0 0 0 2 2
ミキハウス 2 1 2 0 0 2 × 7
【バッテリー】★石川(1勝1敗),入山−藤本
【本塁打】黒田(7回) 【盗塁】田本(7回)

 ◎初回裏、先発の石川は速球が走らず、相手打者に合わされ、ヒットと四球で
  二死一、二塁のピンチを招く。続く5番打者にはレフト前ヒットを浴びるが、
  走者を三本間での挟殺プレーに持ち込み、ことなきを得たかに思われた瞬間、
  まさかの落球で二死満塁とされる。続く打者にはライト前にはじき返されて
  初回から2点を背負う苦しい展開。                  
 ◎石川は2回裏にも立ち直りのきっかけをつかめず、相手8番打者にセンター
  オーバーのホームラン。さらに3回裏にも一死一塁で相手4番にレフトオー
  バーの2ランを浴び、3イニングで5失点と大不調。          
 ◎一方、前日猛打を奮った打線は、この日は完全に沈黙。ミキハウスは3点を
  リードした3回表から、エースのメラニー・ローチを投入。それでも四死球
  などで2,4,5回表にはそれぞれ無死一塁のチャンスを作るが、野手の間
  を抜けるかに思われた打球も、相手の好守備にことごとく阻まれ、なかなか
  ヒットが出ない。                          
 ◎6回裏には、4回から石川をリリーフした入山がライトオーバーの2ランを
  喫し、ダメ押しの2点を奪われる。                  
 ◎最終回、敵失のランナーを一塁におき、打率7割を超える黒田がレフトオー
  バーの2ランをライナーで放り込んで、なんとか意地を見せたものの、結局
  ヒットはこの1本だけ。チームは1991年に1部リーグに昇格以来、初めての
  7失点で完敗した。                         
 
撮影:新留幸一 撮影:新留幸一

 
対 シオノギ製薬戦(4/30 日立ソフトウェア4勝1敗)
山田、3,4号! 斎藤、1,2号! 2人で全打点を稼ぎ快勝!
チーム名
日立ソフトウェア 3 0 0 0 0 1 1 5
シオノギ製薬 0 0 0 0 0 1 0 1
【バッテリー】☆遠藤(3勝),石川−藤本
【本塁打】山田3号(1回),4号(7回),斎藤1号(1回),2号(6回)
【二塁打】新海(6回) 【盗塁】山田(2回,5回×2),黒田(7回)

 ◎初回表、昨日の打撃不振を払拭するかのように、新人の山田がフルカウント
  から左中間へ先頭打者ホームラン! 打った瞬間、ホームランと分かる強打
  でいきなりの先制パンチを相手投手に与える。さらに続く一居が四球で出塁
  すると、黒田がキッチリ二塁に送り、迎えるバッターは開幕からいまひとつ
  調子が上がらない主砲の斎藤。しかし斎藤は、山田と同じところに放り込む
  豪快なシーズン初の2ランホームラン!! 新人と主砲の一発で初回、いき
  なりの3点をリードする。                      
 ◎先発の遠藤は初回こそ良い当たりをされるが、その後は内野ゴロの山を築き
  5回まで散発の3安打で二塁を踏ませない好投。            
 ◎なんとか追加点を欲しい打線は強烈な当たりを連発するが、相手野手の正面
  に飛ぶ不運な当たりが多く、なかなかチャンスを作れない。       
 ◎特に2回表は山田がヒットで出塁し、盗塁と内野ゴロで二死三塁のチャンス
  も後続無し。5回表はセーフティバントで出塁した山田が二盗、三盗と一人
  で三塁まで行く脅威の俊足で気を吐くが、やはり後続が倒れ追加点ならず。
 ◎しかし6回表、この回の先頭打者の斎藤が、打った瞬間それと分かるライト
  オーバーのホームランで待望の追加点!! さらに7回表には山田がこの日
  4本目のヒットとなる4号ソロをセンターに放り込み、なんと2人で5打点
  を挙げる大活躍!                          
 ◎投げては遠藤が6回裏に内野陣の失策で1点を失うものの、安定した投球で
  開幕から無傷の3連勝。チームはこの節を2勝1敗とし通算成績を4勝1敗
  として2位につけている。なお、この試合、以下のような数々のリーグタイ
  記録を山田と斎藤が達成した。                    
  個人・1試合記録 :4安打(山田) 3盗塁(山田) 2本塁打(山田,斎藤)
  チーム・1試合記録:4本塁打(山田×2,斎藤×2)          
 
撮影:新留幸一 撮影:新留幸一

文:桐越信一

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