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2001 日本女子ソフトボールリーグ1部 第7節

第7節、2勝1敗 
通算成績14勝2敗で同率首位を維持

 9月14日〜16日にかけ、兵庫県尼崎市記念公園硬式野球場で、日本リーグ1部
第7節が行われた。我が日立ソフトウェアは、初戦のミキハウス戦では3本の本塁打
で勝利を決定。翌日のトヨタ自動車戦では0−5とリードされるものの、終盤に一気
に跳ね返して大逆転勝利。最終日のシオノギ製薬戦では、初回に馬渕の先頭打者本塁
打でリードするものの、その後追加点が奪えず、手痛い逆転負けを喫した。    
 この結果、この節を2勝1敗とし、通算成績14勝2敗で同率首位を維持している。
 第8節は9月29日〜30日、愛知県安城市安城総合運動公園ソフトボール場で行
われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
撮影:黒木俊明 撮影:柴田兼一

 
対 ミキハウス戦(9/14 日立ソフトウェア13勝1敗)
馬渕、先頭打者ホームラン!
  田村、斎藤 連続ホームランで9連勝!!
チーム名
ミキハウス 0 0 0 0 0 0 1 1
日立ソフトウェア 1 0 0 0 0 2 x 3
【バッテリー】☆石川(8勝)−藤本 【盗塁】新海(6回)
【本塁打】馬渕4号(1回),田村(6回),斎藤3号(6回)

 ◎初回裏、今シーズン初めて一番に起用された馬渕が初球を狙い打ち、右中間
  へ第4号のホームラン! 積極性が功を奏し、いきなり1点を先制する。 
 ◎先発の石川は、立ち上がりから変化球で相手打線を翻弄し、4回まで散発の
  2安打に抑えるピッチングを披露。                  
 ◎追加点の欲しい打線は4回裏、二死から亀田が四球で出塁。続く新海もライ
  ト前にヒットを放ってチャンスを作るが、後続が続かず得点できず。さらに
  続く5回裏にも二死から馬渕がヒットで出塁するが、あと1点が奪えない。
 ◎しかし6回裏、この回先頭の田村が、ライト頭上を遥かに越える今シーズン
  第1号ホームランを放ち待望の追加点。さらに続く斎藤も、左中間へ見事な
  3号ホームランを放ち、3,4番の連続アーチで2点の追加点を奪う。  
 ◎石川は7回表、相手4番打者に本塁打を喫し1点を失うが、後続を打ち取り
  ゲームセット。今季8勝目を挙げ、チームも9連勝で通算成績を13勝1敗
  とし、首位をキープした。                      
   
撮影:黒木俊明 撮影:黒木俊明

 
対 トヨタ自動車戦(9/15 日立ソフトウェア14勝1敗)
馬渕、追撃5号3ラン、黒田、起死回生の同点3号!
  0−5の劣勢を終盤に跳ね返し、大逆転勝利!! 
チーム名
トヨタ自動車 2 0 0 3 0 0 0 0 5
日立ソフトウェア 0 0 0 0 4 0 1 1x 6
【バッテリー】入山,柳沢,☆入山(6勝1敗)−藤本
【盗塁】来條(5回),馬渕×2(7回)
【本塁打】馬渕5号(5回),黒田3号(7回) 【二塁打】亀田(6回)

 ◎先発の入山は初回表、一塁にランナーを置き相手4番打者に本塁打を喫し、
  いきなりの2点を失う。                       
 ◎一方、打線は相手投手の緩急をつけたピッチングに苦戦し、3回裏まで完全
  に抑えられ、ランナーを一人も出せない苦しい展開。          
 ◎4回表、入山が一死二塁からセンター前にタイムリーを浴び1点を追加され、
  さらに、二死二塁から代打2ランホームランを喫し、この回3点を失い5点
  差をつけられる。                          
 ◎大量の5点差を追う5回裏、先頭の亀田がヒットで出塁。続く新海も四球で
  出塁し無死一、二塁のチャンス。ここで続く来條がセンター前にタイムリー
  を放ち1点を返す。さらに無死二、三塁のチャンスを迎えるが、内野ゴロの
  連続でホームを奪えず、このままチャンスが消えかかるかと思われた二死後、
  馬渕が5号3ランを中越えに放り込み、あっという間に1点差に追い上げる。
 ◎一度は柳沢にマウンドを譲るものの、6回表からは入山がリエントリーして
  2イニングを無失点に抑えて向かえた7回裏、一死から黒田がライトへ起死
  回生の同点3号! 高崎戦に続くミラクルな一発でタイブレークに持ち込む。
 ◎この勢いで8回裏、亀田がこの試合3本目のヒットで出塁し、二死一、二塁
  のサヨナラのチャンス。ここで新海が二塁強襲のヒットを放ち、劇的な逆転
  サヨナラ勝ち! 脅威の重量打線が底力を発揮し、大逆転勝利を飾った。 
   
撮影:黒木俊明 撮影:黒木俊明

 
対 シオノギ製薬戦(9/16 日立ソフトウェア14勝2敗)
馬渕の先頭打者ホームラン実らず逆転負け
チーム名
日立ソフトウェア 1 0 0 0 0 0 0 1
シオノギ製薬 0 0 0 1 0 1 x 2
【バッテリー】★石川(8勝1敗),入山−藤本 【本塁打】馬渕6号(1回)

 ◎初回表、先頭打者の馬渕が、またもや初球を狙い打ち、3試合連続のチーム
  トップとなる第6号アーチをセンターに放り込み、いきなり1点を先制。 
 ◎一気にたたみかけたい打線は続く2回表、二つの四球と来條のヒットで一死
  満塁とし、立ち上がり不安定な相手エースを攻め立てるが、併殺打で追加点
  ならず絶好のチャンスをつぶす。                   
 ◎一方、先発の石川は、3回を除き毎回ランナーを背負う苦しいピッチング。
  4回裏、先頭打者にヒットを許し、ワイルドピッチなどで三塁に進塁され、
  続く投手ゴロを一塁に送球する間にホームをつかれて同点とされる。   
 ◎さらに6回裏、やはり先頭打者にヒットを許し二死三塁で入山にスイッチ。
  入山は死球、四球を与えて二死満塁とされ、さらに続く打者にフルカウント
  から痛恨の押し出し四球。                      
 ◎昨日驚異的な威力を見せた打線は、立ち直った相手エースに3回以降パーフ
  ェクトに抑えられ、チームは手痛い逆転負けを喫した。         
撮影:黒木俊明 撮影:黒木俊明

文:古園敏幸,桐越信一

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