このトピックス記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。
2025年6月18日
株式会社日立製作所(以下、日立)は、4月13日より開催中の2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博) に、AIを用いたX線検査判定支援システム(以下、本システム)を130式納品しました。本システムは、大阪・関西万博の東西の来場者ゲートにて稼働しており、会場内の安全性向上に寄与しています。なお、本取り組みは、大阪・関西万博でスクリーニング機器を担当しているALSOKとの連携により実現しました。
本システムは、来場者ゲートですべての来場者に実施するセキュリティチェックのうち、X線検査装置を用いた手荷物検査*1において、AIが危険物などの判定を支援するものです。AIと協働することで検査員の経験や技術の差を補い、検査品質を高い水準で均一化します。
本システムを用いた手荷物検査のイメージ図
大阪・関西万博の来場者ゲートでは、来場者の持ち物に危険物が含まれていないかなどのセキュリティチェックの中で、検査員によるX線検査装置を用いた手荷物検査が実施されています。本システムを活用することで、X線検査装置により可視化された手荷物画像から、拳銃や刃物などの危険物の可能性がある物品をAIが自動判定することが可能となります。これにより、来場者ゲートでのセキュリティ強化や手荷物検査の効率化を支援し、検査待ち時間の短縮や安全性のさらなる向上に貢献します。
本システムが稼働している来場者ゲート設置箇所*2
本システムには、南紀白浜空港における、保安検査を支援するAI技術の実用化に向けた実証実験*3の成果が活用されています。本システムは、株式会社日立ソリューションズの「X線検査判定支援ソフトウェア*4」をベースにしています。
以上