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崔 浩然/チェ ホヨン
日本の高い技術力に、憧れを持っていた。

日本の高い技術力に、憧れを持っていた。

日本の高い技術力に、憧れを
持っていた。

子どもの頃からプログラミングに興味があり、日本の大学で情報技術を学んで、日本でSE(システムエンジニア)として就職することを決意しました。日立のことは当時から高い技術力を持つ企業として知っていましたが、大学内で行われた説明会に参加したときに、いま、日立はシステムインテグレーション事業(SI事業)に力を入れていること、そしてグローバルな考え方を進めていることを知り興味を持ち、日立の「ジョブマッチング」を利用して入社しました。ジョブマッチングは、理系学生を対象としたもので、さまざまな事業のなかから自分がやりたい分野・職種を志望し、入社後にはその仕事に就くことが確約される仕組みです。私がやりたかった、お客さまと最前線で接するフロントエンジニアへの近道がそこにあると感じ、日立への入社を決めました。現在はコミュニケーション能力を磨きながら通信事業社のお客さまへ、日立の技術力を使った課題解決や新規事業のご提案をしています。

「日本のやり方」への不安。

「日本のやり方」への不安。

「日本のやり方」への不安。

「日本の会社に入ったら、日本のやり方に合わせなければいけないのではないか。」これは、外国籍の人なら誰でも考えることではないでしょうか。私もそう思っていて、それは本当に良いことなのだろうかと悩んだ時期がありました。しかし、入社してすぐに、そうではないと気がつきました。日立は、文化的多様性を大切に考えている企業です。私の上司は、韓国の旧正月の時期に、休暇を取って帰国することをすすめてくれました。会社の制度としても、海外で仕事をしながら語学研修を受けられるものがあります。グローバルに事業を推進する日立では、日本の社内に海外の文化が自然に存在し、社員同士が理解しあい、受け入れるということを意識して実践しているのだと感じ、とても安心しました。

多様性とは、自分のままでいること。

多様性とは、自分らしくありのままでいること。

多様性とは、自分らしく
ありのままでいること。

私は、月に1、2回ほど、韓国の文化や語学を学びたい社員を集めてお互いに知識や情報交換ができる食事会を開催しています。文化の違いで私がよく話すテーマとして、食事のマナーがあります。例えば、麺類を食べるときに音を出すのは、韓国では失礼な印象を与えますが、日本では啜って食べる習慣があるため、そのような印象はありません。また、韓国では食器を持ち上げて食べることは失礼にあたりますが、日本では逆に、食器を持ち上げずに置いたまま食べると失礼にあたります。これらのように自国の常識が外国では非常識ということはよくありますが、それを「知っている」ということはビジネスにおいても大きな武器になります。食事のマナーについても、お互いの文化的違いを理解し、尊重し合うことで誤解を防ぐことができるため、異なる文化の社員が交流し合うことには重要な意味があります。だからこそ、私たちは、自分らしくありのままの姿でいることが大切だと思います。自分の考える、自分なりのやり方で、必要以上に空気を読んだりしなくていい。それが良い形で会社に還元されていくはずです。
実は日本国内にも多様性はたくさんありますが、気づきにくい部分があると思います。外国籍の社員は、それらを意識するきっかけとしてわかりやすい存在です。私たちを最初のステップにしてあらゆる文化的多様性に気がついていくことで、互いを受け入れて生きるようになる。日立は、そういうことをめざしていける企業だと思います。

崔 浩然/チェ ホヨン

崔 浩然/チェ ホヨン

2020年入社 理工学部 情報理工学科 卒業

韓国出身。高校時代に日本語を学び、日本の大学で情報技術を習得。
社会ビジネスユニット 社会システム事業部でSEを担当。

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