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制限されることなく、可能性が広がる職場へ。

日立に転職する前の会社には、新卒で入社して7年半勤めました。同じくHRの仕事です。従業員数6,000人くらいの規模の会社で、人事、総務、人材開発なども含めて60名ほどの部署にいました。入社時から私は労務の担当だったのですが、「労務なら労務専門」という感じで労務以外の仕事に携わることはできない環境でした。そんな中でもHRとして幅広い仕事を経験したい、将来を考えてキャリアを積みたいという思いから、上長に担当業務の変更を希望していましたが、残念ながら叶わず。転職をしようと決意し、転職サイトで求人を探していたところ日立の募集を見つけました。

社会課題の解決のために、経営層を戦略的にサポートしていくHRの仕事であること、受け身ではなく積極的な提案が求められていることが伝わり、日立に転職すれば自分自身の成長につながると思い、応募しました。前職ではルーティンの業務を行う中で出てきた課題に対応することが基本で、根本的な制度の見直しなどを経験することはあまりなく、会社のため、従業員のため、そして最終的には社会のためにより良い方向へと変えていける仕事はとても魅力的でした。大きな会社への転職になりますが、これまでの経験を活かしつつ、新たな仕事にチャレンジできて、将来的にHRとして幅広いキャリアがイメージできたことも大きな魅力のひとつでした。

会社がこれからどうあるべきかを、HRとして考える。

入社後は研究所の人事担当として、組織編成から評価・育成まで幅広い業務を担当していました。2020年6月からは本社勤務となり、ジョブ型人財マネジメント推進プロジェクトに参加しています。このプロジェクトは、ジョブディスクリプションやタレントレビューの導入など、働き方を「メンバーシップ型」から「ジョブ型」へと変革するためのもの。私はプロジェクトのPMO(Project Management Office)メンバーとして、社内のプロジェクトメンバーに加え、コンサルティング会社の方との議論や他社の人事担当の方との情報交換、労働組合との議論を通じ、新たな制度設計の立案などジョブ型人財マネジメントへの転換を推進しています。

常に頭の中にあるのは、世界で社会イノベーション事業を推進する企業において、HR担当としてどのように経営に貢献するのか、多様な人財が活き活きと活躍し続けるにはどんな仕組みが必要か、ということ。ブレストして、たたき台をつくって、アドバイスを受けて、さらにブラッシュアップして、議論をし意見交換をして。関わる部門や関係者も多岐にわたる分、めざすべき姿を明確にすることや目標を共有することの必要性を感じながら取り組んでいます。

人は成長する、という前提で支えてくれる。

日立に入社して驚いたことが3つあります。ひとつは、人財育成への力の入れ方。一般的な研修はもちろん、ポジションマネジメントやHRテックなど、HR担当者向けの研修も幅広く用意されていて、上司も「どんどん行きなさい!」と背中を押してくれます。本社に異動する前に勤務していた研究所では、所長がよく「教育が最優先」とおっしゃっていたのも印象的でしたね。人財育成はもちろん、福利厚生から社風にいたるまで、成長したい人を支援する体制がとても充実していると感じます。

そしてもうひとつは、活発な社内コミュニケーションです。日立では上司と部下との1on1ミーティングが推奨されていますが、私自身も上司と1on1ミーティングを週1回程度は実施しています。その他にも研究所時代にはガーデンパーティなどの社内イベントもあり、自部署以外の方ともコミュニケーションを取れる機会に恵まれていました。そして最後は、休みの取りやすさ。有給休暇も「どんどん消化していこう」というスタンスで、前職では難しかった海外旅行にも行きやすくなりました。仕事に邁進しつつ、社内のコミュニケーションも豊富で、プライベートでも自分のやりたいことに取り組める。この環境は、HRとしても誇らしい気持ちになります。

変化に柔軟、だから挑戦できる。

これからは在宅勤務が標準となっていくなど、働く環境も大きく変わっていきます。また、「メンバーシップ型」から「ジョブ型」へと人財マネジメントの転換が進んでいく中で、一人ひとりの社員が、自身のキャリアや能力開発をより強く意識するようになるのは必然です。多様な人財が多様な働き方を選択する中で、社員にどのようなキャリアパスを示し適所適材を進めていくのか、それぞれの成果をどう評価していくのか、人財マネジメント上の課題をどう解決していくのか。HRとして考えること、やるべきことはたくさんあります。社員がそれぞれの能力を最大限に発揮し、イノベーションを生み出す組織をめざしてディスカッションを重ねる日々には、日立の事業戦略を支えているという実感があり、やりがいを感じています。

日立はとても実直で、堅実な会社です。でも変わることにすごく柔軟で、現状維持に満足せず、さまざまな未来を常に考えている会社でもあります。だからこそ私を含め、新しいことに挑戦したい人や、さらなる飛躍をめざす人には、とても向いています。プロジェクトには経験者採用入社の仲間も多く、それぞれの経験を活かして日立という大規模でグローバルな会社のHRとして幅を広げ、深めています。勉強しよう、成長しようと思えば、ここには選択肢がたくさんある。私自身も経験や知識をこれからも積み重ねていきたいと思います。

プライベートショット

海外旅行先のベトナムにて。世界遺産のアンコールワットも訪れました。他にもこれまでに、サグラダ・ファミリアやサマルカンドなど、さまざまな場所を訪れています。

人事 Y.Mのプライベートショット

(社員の所属は取材当時のものです)

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