Hitachi

概要

装置起動時にSerial Number、Product ID不正のPOSTエラーやメモリ設定不一致のPOSTエラー等のPOSTエラーが発生して装置が起動せず、システムユーティリティも起動できない現象の回復方法を以下に示します。

発生頻度

現象および影響範囲

装置起動時にSerial Number、Product ID不正のPOSTエラーやメモリ設定不一致のPOSTエラー等のPOSTエラーが発生して装置が起動せず、システムユーティリティも起動できない現象の回復方法を以下に示します。この現象はBMC構成ユーティリティのサーバーの再起動を促すダイヤログが表示された後に、サーバーの再起動を行わずに別の設定変更を実施した場合に発生することが報告されていますが、下記の回復方法はそれ以外の操作で発生した場合でも有効です。


図1 サーバーの再起動を促すダイヤログの表示例


図2 Serial Number、Product ID不正とメモリ設定不一致のPOSTエラーの表示例

回避策

サーバーの再起動を促すダイヤログが表示された場合、その都度サーバーの再起動を行ってください。
サーバーの再起動を促すダイヤログはネットワークオプション等を変更した場合に表示されます。

回復方法

POSTが停止してシステムユーティリティを起動できない場合は保守員へお問い合わせください。
Invalid Server Serial Number and Product IDエラーが発生したがシステムユーティリティを起動可能な場合は関連するアドバイザリを参照ください。

対策方法

System ROM(BIOS)バージョン 2.22以降へアップデートしてください。
System ROM(BIOS)バージョン 2.22はSPR3.00に収録されています。最新のSPRは次の日立Webページよりダウンロードしてください。

アップデートは、オンラインで可能です。
作業時間は1台あたりオンライン:約10分となります。

対象製品

対象装置 RV3000 A1

発生条件

現象および影響範囲を参照ください。

対象バージョン

バージョン依存はありません。

対象OS

OS依存はありません。

関連するアドバイザリ

ADV-2022-0086:Invalid Server Serial Number and Product IDエラー発生時の対処について

更新情報

2022年8月26日(更新):関連するアドバイザリを追記
2020年2月28日(更新)
2019年3月29日(更新)
2019年2月28日(更新)
2018年12月05日(公開)

本ページで記載している内容を予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

文書番号

ADV-2018-0048a